全国規模でCM出稿量が把握可能に!〜アプリのCMを調べてみた〜
当社の「テレビCM速報」は、従来関東・関西・名古屋・北部九州・札幌の5地区においてオンエア翌日に放送されたCM情報(放送局・放送日時・CM秒数・GRP)を広告主・銘柄・素材別にご提供するサービスとして、自社、あるいは競合社の出稿状況やキャンペーン効果の把握にご利用いただいてまいりました。
2018年4月より、これまでの5地区から日本で初めて全国規模(ビデオリサーチ視聴率サービスエリアの27地区対応)に拡大しました。これにより、全国27地区のテレビCM出稿状況を分析することが可能になります。
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〜このようなご要望にお応えします〜
●キャンペーン期間中、全国規模でデイリーの出稿時点管理を行い、自社のテレビCMの出稿計画を見直したい
●各地区における競合のCM出稿量、キャンペーン動向を早急に把握し、自社の施策に役立てたい
<事例:アプリCMの地区別展開>
下記は、2018年4月1ヵ月における、3種類のゲームアプリの地区別テレビCM出稿量(秒数)です【図1】。
「アプリA」は既存のCM速報対象地区である東阪名九札の5地区での出稿、「アプリB」は視聴率調査エリア全27地区での展開となっています。「アプリC」の出稿は少々特殊で、東阪名九札に加え静岡・長野・金沢・岩手・沖縄の計10地区での出稿でした。(図内青色グラフ)。ただ「アプリC」については、3月分の出稿にも目を移したところ、4月には出稿がない地区である仙台・広島・福島・新潟・岡山香川・熊本の6地区に出稿がありました。(図内水色グラフ)「アプリC」は月ごとに出稿地区を切り替えての展開を行っていることがわかります。このように今まで把握しづらかった東阪名九札の5地区以降についても、それぞれのアプリの地区別の出稿状況を横並びで比較・確認することが可能です。さらに、視聴率52週調査地区では、GRPでのSOV(シェアオブボイス)を確認することも可能です【図2】。
図1にて27地区での全国的な出稿が確認できたアプリBと、類似のゲームアプリでかつ同様に27地区に出稿しているアプリDの2種類を並べて確認していきます。既存のCM速報対象地区である東阪名九札の5地区では、アプリBのシェアをアプリDが全地区で上回っていますが、仙台以降の地区では6地区中4地区でアプリBのシェアがアプリDを上回りました。
このように「テレビCM速報」を全国の各地区で展開することにより、自社CMのみならず、今まで把握しづらかった競合他社のCM出稿状況を「全国レベルで」「タイムリーに」把握できます。この情報をもとに「競合企業のエリア別動向を素早く捕捉して対策を打つ」「SOV(シェアオブボイス)や自社CMの投下量と商品の販売状況を見てCM出稿計画を見直す」などキャンペーン効果を迅速に把握することで、次なる戦略を早く検討することが可能となります。
当社は本データを専用集計ASP「VR−ADVision Prompt」を通じて、これらのデータを皆様にご提供してまいります。また「VR LINC」と接続する各種ダッシュボードやBIツールを通じての提供も可能です。例えば、アプリのテレビCMであればダウンロード数との相関性を把握するなど、さまざまなマーケティングデータとテレビCMの関係性をわかりやすいビジュアルで可視化し、シームレスな分析にお役立ていただけます。
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