【23年9月開始】マッチングアプリのテレビCM出稿動向まとめ～テレビCMトレンド動向レポート～

【この記事はこんな方にオススメ！】
✅マッチングアプリ業界の広告出稿動向に興味がある方
✅テレビCM業界のトレンドが知りたい方
✅テレビCMなどの広告が同業他社間でどのような違いがみられるのか知りたい方

１．はじめに

「ペアーズ（Pairs）」や「タップル（tapple）」、「with」「Omiai」などのマッチングアプリは、これまでもSNSや動画サイトなどで広告を多く見かけるジャンルの1つでしたが、先月（23年9月）はマッチングアプリのテレビCMを見かけた方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ビデオリサーチ「全国テレビCMデータ」をもとに23年9月におけるマッチングアプリの出稿状況をお届けします。

※本記事で言う「マッチングアプリ」とは、インターネット型結婚相手紹介サービス業を指します。

２．1週間ごとの出稿量推移

23年9月にマッチングアプリ関連のテレビCMで出稿が多く確認できたのは「A社」「B社」の2社・2銘柄でした。
【図1】では、2銘柄の週次の出稿量推移をグラフ化しています。

銘柄別にみると、出稿量は月の前半より後半のほうが多めになる傾向が確認できました。
また、2銘柄で比較すると、いずれの週もA社よりB社のほうが出稿量が多いことが分かります。

３．1週間ごとのSOV（Share Of Voice）推移

次に、SOV（広告における競合社との露出シェア）について見てみます。
【図2】は、【図1】を100%縦比に置き換えたものです。
おおよそA社：B社＝４：６で推移し、シルバーウィーク期間中である9/18~9/24は特にB社のシェアが高まっていることが分かります。

昔から帰省タイミングは結婚相談所やお見合いの申し込みが増える時期にあたるため、広告の出稿も増えるといわれていますが、マッチングアプリ業界ではどのようにとらえられているのか気になりますね。

４．エリア別出稿量比較

最後に【図3】では、地区ごとの出稿量を並べてみました（※1）。

A社は全国規模で一定以上の出稿を行っているのに対し、B社は東阪名九札の5地区のみでの出稿となっており、選定エリアに差が見られます。

B社に関しては東阪名の3地区での出稿が特に多く、いずれも6,000秒前後での出稿が確認できました。

５．企業のテレビCM出稿量や出稿金額を調べるには・・・

いかがでしたか。本記事ではマッチングアプリを運営する2社・2銘柄を取り上げましたが、ビデオリサーチでは任意の企業や銘柄の広告出稿量を調べるサービス「広告出稿量レポート」もご提供しております。
ご興味お持ちいただいた方は、以下よりサービス案内資料をダウンロードいただくか、お問合せ下さい。

【本記事で紹介したサービス】
・サービス名：ビデオリサーチ「全国テレビCMデータ」
・調査時期：2023年8月28日〜2023年10月1日
・対象地区：【図1】【図2】関東 【図3】全国32地区

※1：全国テレビCMデータは、関東・関西・名古屋の3地区いずれかでオンエアされた素材を対象に採録しています。

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