5月とは思えない気候で気分は下降の兆しも?〜ひと研究所「きぶん調査」の結果(5月)より〜
「きぶん調査」とは、「幸せ」「満足している」「憂鬱だ」「不安だ」といった生活者の"今の気分"を捉える調査で、ひと研究所が2013年7月から毎月月末に実施しています。その時々の話題になっている物事や人についても質問しており、生活者の今の気分を世の中の事象と重ねて分析することができます。
ポジティブな気分では、「幸せ」が38.3%で若干下降の一方、「満足」が34.4%、「希望」が22.2%といずれも先月からやや上昇しています。また、ネガティブな気分は、「憂鬱」32.3%、「不安」37.3%、「モヤモヤ」35.3%といずれも上昇しています。
例年夏の暑い時期に向けて段々と気分は下降していくのですが、今年は5月で既に夏のような暑い日もあり、既に気分に下降の兆しが見られています。特に「幸せ」は夏場が低くなりますので、いち早くその動きを見せているのかもしれません。
※「きぶん指標」は、それぞれの気分ワードへのあてはまり具合を0~100%(10%刻み)で回答してもらい、60%以上と回答している人の割合。
今月の気になる○○
きぶん調査では、毎月の気になる物事や、気になっている人などを自由回答でも質問しています。その回答の中から、ひと研究所の研究員が気になったものをピックアップしてご紹介します。今月はこちら。
西城秀樹
5月は、西城秀樹さんの訃報が大きな話題となりました。筆者は30代前半で西城秀樹さんのアイドル全盛期の世代ではありませんが、それでも超有名な歌手として小学生の時にはもう名前を知っていました。葬儀・告別式の様子のテレビ中継などを見ると、広い世代に親しまれ人気があったことをとても感じました。ご冥福をお祈り申し上げます。
■調査概要
生活感情指標調査(ひと研究所「きぶん調査」)5月調査
エリア :日本全国
対象 :男女15歳~74歳(登録ウェブモニター)
手法 :インターネット調査
調査時期:2018年5月25日(金)~5月28日(月)
回答者数:1150
執筆者
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2009年ビデオリサーチ入社。主に広告会社や広告主の調査企画・分析に従事する傍ら、若者研究や幸福研究などに携わり、2017年よりひと研究所 研究員として研究発信・セミナー登壇などを行う。2024年より現職。現在は生活行動とメディア利用の関係を中心に研究中。専門社会調査士。
※このプロフィールは、最新のものとは異なる場合があります。
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