気分は上昇!サッカーも盛り上がっています!〜ひと研究所「きぶん調査」の結果(6月)より〜
「きぶん調査」とは、「幸せ」「満足している」「憂鬱だ」「不安だ」といった生活者の"今の気分"を捉える調査で、ひと研究所が2013年7月から毎月月末に実施しています。その時々の話題になっている物事や人についても質問しており、生活者の今の気分を世の中の事象と重ねて分析することができます。
ポジティブな気分では、「幸せ」が41.5%と上昇、「満足」が34.6%と微増、「希望」が20.9%で下降となりました。また、ネガティブな気分は、「憂鬱」は29.7%、「不安」が34.8%、「モヤモヤ」が32.5%といずれも下降しています。総じて、気分はポジティブな方向に動いた傾向がみえます。
梅雨時期で気分はネガティブになりそうですが、5月が暑く不快であったことに比べて、やや落ち着いたこともあってか、気分はむしろ上昇傾向となりました。また、サッカーのFIFAワールドカップ ロシア大会が開催され、社会的な盛り上がりとなっている点も気分に影響を与えているかもしれません。
※「きぶん指標」は、それぞれの気分ワードへのあてはまり具合を0~100%(10%刻み)で回答してもらい、60%以上と回答している人の割合。
今月の気になる○○
きぶん調査では、毎月の気になる物事や、気になっている人などを自由回答でも質問しています。その回答の中から、ひと研究所の研究員が気になったものをピックアップしてご紹介します。今月はこちら。
サッカーワールドカップ
6月は、なんといってもサッカーのワールドカップ ロシア大会が話題に上がりました。各選手のプレーや、決勝トーナメント進出ができるかどうかなど、様々な点で生活者の関心を集めており、具体的には、大迫勇也選手の名前が多く挙がっていました。大会が始まるまでは、必ずしも「気になるもの」としては挙がってきていませんでしたが、いざ始まるとサムライブルーの活躍もあり、多くの人が注目したことがよくわかる結果といえます。
■調査概要
生活感情指標調査(ひと研究所「きぶん調査」)6月調査
エリア :日本全国
対象 :男女15歳~74歳(登録ウェブモニター)
手法 :インターネット調査
調査時期:2018年6月22日(金)~6月24日(日)
回答者数:1150
執筆者
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2009年ビデオリサーチ入社。主に広告会社や広告主の調査企画・分析に従事する傍ら、若者研究や幸福研究などに携わり、2017年よりひと研究所 研究員として研究発信・セミナー登壇などを行う。2024年より現職。現在は生活行動とメディア利用の関係を中心に研究中。専門社会調査士。
※このプロフィールは、最新のものとは異なる場合があります。
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