「リファラ/ノーリファラとは?」今さら聞けない!基本の『キ』
日々急速な進化を遂げるデジタルマーケティング業界。
皆さんも、毎日のように各社から発信されるニュースで最新情報をキャッチアップしたり、実務上デジタルマーケティングに関わることも多いかと思います。
このコーナーでは、皆さんがニュースや業務で触れるデジタルマーケティングに関する多くのサービスで頻繁に目にする・・・けれども、"基本"であるがゆえ、詳しく説明されることが少ない「単語」や「仕組み」について、初心者にもわかりやすく説明していきます。
今回のテーマは、「リファラ」「ノーリファラ」です。
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リファラ="参照元"
たとえば、りさ子さんという女性が当社・ビデオリサーチのHPに以下①〜③の流れでアクセスしたとします。
このとき、ビデオリサーチのHP側からの視点でりさ子さんの行動を捉えてみると、
「りさ子さんは②:Googleの検索結果ページから当社のHPにアクセスしてきた」
=「りさ子さんは、②:Googleの検索結果ページを"参照元"として、当社のHPにアクセスしてきた」
といえます。
この"参照元"が、リファラと呼ばれています。
英語に戻すと「refer」=参照する、「〜er」=○○をする人やモノを示します。
※企業やテキストによっては、「流入元」「リンク元」などと呼ばれることもあります。本記事では、以降「参照元」と記載します。
参照元(リファラ)が分かると、どんないいことがある?
参照元(リファラ)が分かると、自社のサイトやページにアクセスしてくれた人が、どういう経路をきっかけにそこへたどり着いたかが分かるということになります。具体的には、たとえば以下のようなことができるようになります。
アクセス者数の増加/減少要因の把握
たとえば・・・
☆アクセス者数が急に「増えた」 のがなぜか知りたい
→参照元(リファラ)を確認したところ、「有名ブロガーA」が「自社商品B」の商品ページにつながるリンクを貼った記事を投稿していたことが理由と判明
↓↓↓
ブログ記事の内容が"よい感想"であれば、「商品B」の販促の参考にできる/"わるい感想"であれば、「商品B」の品質改善の参考にできる
参照元(リファラ)にあわせたページ・コンテンツ作り
たとえば・・・
☆自社の販売商品である「スーツX」のページになぜアクセスしてくれたか知りたい
→参照元(リファラ)を確認したところ、「雑誌P」とタイアップして作ったウェブマガジンの特集ページを参照してアクセスしてきてくれる人が多いことが判明
↓↓↓
「スーツX」と「雑誌P」の読者層は相性がいいので、今後も継続したタイアップの取り組みをする・・・といった判断につなげられる
参照元(リファラ)が分からないときもある
参照元(リファラ)は、以下のような場合、取得することができません。
リファラが取れていないことを、「ノーリファラ」と呼びます。(「ノー」はそのまま英語で「NO」=無)
【ノーリファラになるケース例】
■ブラウザの「お気に入り」に登録していた場合
■アドレスバーなどに直接URLを入力した場合
■メルマガなどから、URLを直接クリックした場合
■アプリ経由でそのサイトに来た場合
■QRコードを読み取って、そのサイトに来た場合
参照元(リファラ)は、「そのアクセスがどこから来たものなのか」を知るための情報なので、サイトにアクセスする"前"のページが存在しないと分かりません。
たとえばQRコードを読み取った場合、サイトにアクセスする"前"のページが存在しない・・・
だから参照元(リファラ)が分からない、といったように考えれば覚えやすいですね。
スマートフォンの普及に伴いアプリの利用量が急速に増えているのは皆さんもご存知の通りです。
となると、参照元(リファラ)の取得率は今後も減少傾向になっていくことが想定されます。
いかがでしたか?参照元(リファラ)は、サイトのアクセス解析をする際に欠かせない情報です。
とはいえ、リファラが取得できないケースもあります。
そんなときは、他の方法で参照元を取得する・・・ということも検討できます。
他の方法での参照元取得方法は、以下記事をご覧ください。