スマートフォンで動画を見る時は寝転がって?!わかものレポート2017より
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「ビデオリサーチわかものラボ」では、若者(18歳~24歳)を中心に、様々な調査・研究をしています。
今回は、その研究結果の中からスマートフォンで動画を見る時についての興味深いデータを紹介したいと思います。
●動画を見る場面
インターネット動画は、通信容量の心配の無い無線LANのある環境で見られることが多く、調査データでも自宅内で視聴されている割合が高くなります。具体的には、「自宅の自分の部屋でくつろぎながら」「自宅のリビングでくつろぎながら」「ベッドや布団で、就寝前に」が特に目立ちます。
《若者の動画を視聴する場面》
●スマートフォンで見ることが多い
動画を見る際に、「パソコン」と「スマートフォン・タブレット」とどちらを使うことが多いかを質問すると、6割が「スマートフォン・タブレット」と回答し、「パソコン」は3割未満です。特に女性は7割が「スマートフォン」となっていますので、よりその傾向は顕著です。若者と動画を考える場合は、まずスマートフォンでの視聴を念頭に置いた方が良いということになります。
《動画を視聴するときのデバイスとしてどちらが多いか》
●動画を見る時の体勢
では、スマートフォンで動画を見る際に、若者はどのような体勢でしょうか。「家の中でスマートフォンで動画を視聴する際、どのような体勢で視聴することが多いですか?(1つ回答)」と質問すると、7割が「ベッドや床に寝転がりながら」が多い、と回答しています。
つまり、家でくつろぎながら+スマートフォン、となると、当然リラックスできる体勢=寝転がりながら動画を見る、となるわけです。今後、寝転がりながら若者はどのような動画をどのような気持ちで見ているのかさらに研究を進めることで、若者のためのコンテンツ開発にも有用な示唆が得られると考えられます。
《スマートフォンで動画を見るときの体勢で多いもの(1つ回答)》
●まとめ ~ 若者の動画視聴のポイント ~
場 面 :自宅でくつろいでいるときが中心
デバイス:スマートフォンを使用
体 勢 :寝っ転がって見る
上記の結果は、皆さんが考える「動画を見ている若者イメージ」と合っていましたでしょうか?
引き続き、わかものラボでは研究を通じて若者の実態に迫っていきたいと思います。
【調査概要】
若者調査2017
調査対象者:18~24歳の男女
サンプル数:男性 469名、女性 517名
調査エリア:日本全国
調査方法 :インターネット調査
調査時期 :2017年9月23日(土)~24日(日)
執筆者
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2009年ビデオリサーチ入社。主に広告会社や広告主の調査企画・分析に従事する傍ら、若者研究や幸福研究などに携わり、2017年よりひと研究所 研究員として研究発信・セミナー登壇などを行う。2024年より現職。現在は生活行動とメディア利用の関係を中心に研究中。専門社会調査士。
※このプロフィールは、最新のものとは異なる場合があります。
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