【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】"個のメディア"ラジオから広がる新しい繋がり〜RKKラジオ『塚原まきこの福ミミらじお』パーソナリティー塚原まきこさん他

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【ラジオレコメンダー

ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO 第49回


熊本を中心に活躍している塚原まきこさん。 RKKラジオ『塚原まきこの福ミミらじお』(月曜〜金曜 12時20分〜13時40分)の企画で1年前からけん玉を始めました。さらに、けん玉にハマったことがきっかけで2021年の大晦日に『第72回NHK紅白歌合戦』(以下、『紅白』)に出演しました。三山ひろしさんと一緒にけん玉のギネス記録に挑戦する「けん玉ヒーローズ2021」の一員としての参加でした。 事前に告知していなかったため、『紅白』を観て気付いたリスナーはまさかの出来事に大盛り上がり。塚原さんは12月29日から31日の放送をお休みしましたが、塚原さんが番組を休むことは非常に珍しいこと。そこで勘の鋭いリスナーのなかには「ひょっとすると『紅白』でけん玉を披露するのでは」と予想した人もいたようです。

やきそば それにしても驚きました!

塚原さん 私、番組で夏休みや冬休みをとったことがないんです。12月28日の放送のエンディングで「3日間お休みをいただきます」と言ったところ、リスナーの皆さんがあまりの珍しさにザワザワしていました。上司からも「普段は休まないのに、急に休むなんてどうしたの?」と聞かれたほどです。

けん玉の関係者の方に「『けん玉ヒーローズ』の一員として出演しませんか?」と連絡をいただいたのは『紅白』の1ヶ月前でした。番組を休んでいいものかどうか迷いましたが、ギネスホルダーになれるかもしれない滅多にない機会なので出演することにしました。

やきそば そもそも、塚原さんがけん玉にハマったきっかけは?

塚原さん 2020年12月24日の放送が『福ミミらじお』の2933(フクミミ)回目の放送ということで、その時に何かを披露しようと思い、けん玉に挑戦することにしました。アシスタントと技術スタッフと一緒に練習をして、記念回の放送のあとにYouTube配信で3人で披露しました。それがきっかけでけん玉にハマりました。だから、その時はまさかその1年後に自分が『紅白』に出てるとは全く想像していなかったです!
塚原さんはけん玉を楽しむ姿をSNSで発信していました。そのことがけん玉の関係者の目に留まり、声がかかったということです。

やきそば なんでもやってみるものですね!

塚原さん 「けん玉を普及している方に連絡をさせていただいています」ということで連絡をいただきました。私が個人で発信していたことが、まさかけん玉界の方に伝わっていたことが驚きでした。人生、何が起こるか分かりませんね!

『紅白』では126人がけん玉に挑戦しまして、初めて皆さんにお会いした時、自己紹介で私がラジオパーソナリティーであることを告げると「私もラジオが好きなんです」とたくさんの方が話しかけてくれました。メンバーのなかには、『紅白』でけん玉を披露したことを後日伊集院光さんの番組に投稿した方や、私の番組を聴き始めた方もいらっしゃいます。

けん玉とラジオを通じていろいろな方と繋がりができて非常に濃い3日間でした。

新しいことを取り入れて、みんなで楽しむ

塚原さんは新しいものが大好きです。スタジオの様子を生配信することは今では珍しいことではなくなりましたが、『福ミミらじお』は他の番組に先駆けて2010年にUstream配信をスタート。現在はYouTubeで配信を行っています。

やきそば 2010年といえばツイッターもあまり知られていなかった頃ですね。

塚原さん 私のまわりに新しいものが好きな人たちがいて、Ustreamでラジオを配信したら面白いんじゃないかという話が持ち上がりまして、私がネットが好きだから「まこちゃんの番組でやってみない?」と勧められたことがきっかけでした。当時のUstreamは全て英語表記だったんですよ。Ustreamはまだあまり知られていないこともあって、よく「おすすめ番組」に挙がっていました。

Ustreamでラジオを配信していることを面白がってくれて、あの時に番組のことを知って今も聴いてくださっている方も多いです。熊本県外や海外の方も多いです。最初は視聴者が100人にも届かなくて...。「100人を超えた!」と言って喜んでいた頃が懐かしいです(笑)。

やきそば ラジオに新しいものを取り入れて、みんなで楽しむことは大事ですね。

塚原さん ラジオはチャレンジしやすいですよね。ツイッターとラジオとか、インスタグラムとラジオとか、ラジオはいろいろなものと相性が良いから可能性がすごくあると思います。

学生時代にラジオを聴いて以来少し離れていたけど、久しぶりにラジオを聴いたら楽しかった、と言う人もいます。平日の昼間に必ず放送しているため、集まれる場が残っていることに喜びを感じている方もいらっしゃいますよ。

ラジオの仕事が増えたのは"必然"

塚原さんご自身は学生時代からラジオと音楽が大好きで、坂本龍一の『サウンドストリート』(NHK-FM)や『高橋幸宏のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)などを聴いていたそうです。

塚原さん あの頃、音楽の情報源はレコード屋さんかラジオでした。私は高校時代にバンドを組みまして、ヤマハのポプコン(ポピュラーソングコンテスト)など、いろいろなコンテストにも出ました。バンドで食べていきたいとも思いましたが、すごい方たちがたくさんいすぎて「音楽で食べていくのは難しいかな」と思いました。

私は街でスカウトされたことがきっかけでテレビ番組のアシスタントを務めることになり、その後、ラジオの仕事の比率が大きくなっていきました。音楽やラジオが好きな私にとって、ラジオの仕事が増えたことは必然だったのかもしれません。

生放送は楽しい!

塚原さんは『福ミミらじお』のほかに『空よ!』(日曜 21時〜22時)、『続・貫一★お宮のマイスイートロード』(月曜 19時〜19時30分)、『にわか法律相談所』(土曜 17時50分〜18時)、『Radioマンガ研究室』(土曜 21時30分〜22時 ※まこりーぬ名義で出演)以上RKKラジオ、『つかさの湯 presents Splash Hour』(火曜 15時〜15時25分)FMKエフエム・クマモトのパーソナリティーも務めています。

やきそば 『空よ!』は文字通り、空をテーマにした生放送の番組なので、塚原さんは土曜日以外は毎日生放送に出演していることになりますね!

塚原さん 生放送はとても楽しいですよ。『空よ!』は天気の話をするため、生放送のほうがいいんです。それに、きちんと聴いてくださるリスナーさんがありがたいです。皆さんの反応があってこそ楽しめるところがあります。

やきそば 『空よ!』は1月2日から放送していましたが、それも収録ではなくて生放送でしたね。そもそも塚原さんは放送を休みたくないと思っているそうですが、週に6日だとなかなか大変な気がします...。

塚原さん 『福ミミらじお』はディレクター業も兼ねているので、いざ休もうとすると引き継ぎが大変なんです。それに健康体なので体調不良で休んだこともありません。よく「体調管理はどのようにしていますか?」と聞かれますが、特に何もしていません。ほぼ毎日生放送があるという、程良い緊張感がいいのかもしれません。ラジオの仕事があるから毎日が楽しくてしょうがないんです。

話したいことがたくさんあるんです

アグレッシブな塚原さん。コロナ禍に入る前は積極的に旅行をしていました。

塚原さん 基本的にじっとしてるほうではないので"弾丸旅行"をしていました。今までに最も遠くに行ったのは台湾、韓国。ただ、何が起こるか分からない怖さはあります。

数年前に四国に行った時は台風が近づいていて、進路によっては翌日は瀬戸大橋を渡れず、放送のある日曜に帰れなくなる可能性が出てきたため、泣く泣く日帰りしたことがあります。ただ、何があってもラジオで話すネタになるから良いですね。

やきそば さすが、ラジオを軸に生活していらっしゃいますね。

塚原さん そもそも、話したいことがたくさんあるんです。ラジオパーソナリティーになりたくてマイクの前に座っているというよりは、話したいことがたくさんあるからラジオで話しているという意味合いが強いです。ラジオで話したことがきっかけでリスナーの皆さんと繋がることができたり、けん玉を通じて『紅白』に出演することに繋がったりしました。

やはり"好き"というのはすごいパワーなんですよ。ラジオは一対一の"個のメディア"といわれますが、"個"が水の波紋が広がるようにいろいろな人を巻き込んで、引き込んでいくのがいいですよね。

やきそば ツイッターも、誰も見てないだろうと思って書き込んだら、実は意外な人が見ていて反応があることもありますよね。

塚原さん 昨年『Radioマンガ研究室』で今日マチ子さんの特集をしたところ、ご本人から連絡をいただきまして「もしよかったら番組に何かコメントを届けましょうか」と仰ってくださいました。そういうこともあるのでラジオやSNSの発信力はすごいと思いました。

やきそば ラジオもSNSも楽しいことに使ったほうがいいですよね。

塚原さん 心無いコメントもあって、時折、悩ましい時もありますけどね。それと、ラジオはたくさんのメッセージをいただくため、放送中にどうしても紹介できなくて惜しい思いをすることもあります。コンスタントにメッセージを送ってくださる方をはじめ、聴いてくれている皆さんに感謝しています。番組が続けられることもありがたいです。

昨年は「音声メディア元年」と言われまして音声配信アプリやポッドキャストで楽しめる番組がたくさん登場しましたが、続けられることが大事です。継続はパワーです!


後半は気軽に参加できるリクエスト番組、及び、リクエストを受け付けている番組をピックアップしました。

北海道のSTVラジオ『リクエストプラザ』(月曜〜金曜 8時〜10時)は放送開始41年を誇る同局の看板番組のひとつ。「歌のある風景」のコーナーを含めると18曲前後がかかります。オンエアされた曲のリストは番組のサイトにて公開。現在のパーソナリティーは奈良まなみ(月曜・火曜)、中嶋あゆみ(水曜〜金曜)。

秋田のABSラジオでは『歌謡曲ふれあい電話リクエスト』(月曜 19時〜21時)を放送。パーソナリティーは藤原美幸、"秋田県 住みます芸人"きり亭たん方(たんぽう)。「おばんです(=こんばんは)」の挨拶をはじめ、秋田の方言が飛び交います。きり亭たん方の歌やなぞかけ、小噺があるほか、電話出演したリスナーには番組から素敵なプレゼントもあります。
藤原さんは10歳から民謡を始めて「第39回郷土民謡民舞全国大会」で優勝し、内閣総理大臣賞を受賞。秋田県内にある民謡全国大会を全て制覇しました。宮城県で開催されている「ARABAKI ROCK FEST.」(6万人近く動員 ※2020年、2021年は未開催)には民謡歌手としてただひとり参加しています。

岩手のIBCラジオ『リクエストマンデー』(月曜 20時〜22時)は甲斐谷望アナウンサーが幅広いジャンルの要望にこたえます。余談ですが、甲斐谷さんは「NHK杯全国高校放送コンテスト」朗読部門で準優勝に輝きました。

山形のYBCラジオでは『ミュージックブランチ』(月曜〜金曜 9時〜10時55分)にてリクエストを募集中。10時台には音楽チャート、ワールドミュージック、クラシック音楽など、日替わりで届けるコーナーも。

LuckyFM茨城放送『Sundayミュージックオンリクエスト』(日曜 18時30分〜19時55分)は太田絵里子が、テンポ良く愉快な切り返しで日曜の夜の入り口を楽しくします。

文化放送『ミスDJリクエストパレード360』(日曜 12時〜14時)は千倉真理が世代・ジャンルを問わず全方位の音楽をオンエア。千倉さんは大学1年生当時(1981年)、文化放送『ミスDJリクエストパレード』のコンテストで523人のなかから優勝。同番組のパーソナリティーとして1984年3月まで出演。
2016年10月、およそ30年の時を経て『ミスDJリクエストパレード』が復活しました。快活な声なので聴いていると元気が出ます。TBCラジオでも放送中。

文化放送『A&Gリクエストアワー 阿澄佳奈のキミまち!』(土曜 19時〜21時)はアニソン・ゲームソング・声優アーティストの楽曲をテーマにしたリクエスト番組。アシスタントは青木佑磨、小日向ゆか。
内包番組も面白く、「木野日菜まるまるの木」「パーパー あいなぷぅのたたかわないヒロインが好き」もおすすめです。ちなみに、あいなぷぅさんはもともと声優志望で、専門学校に通っていたことがあるそうです。

ニッポン放送『オールナイトニッポンMUSIC10』(月曜〜木曜 22時〜24時)では、森山良子(月曜)、鈴木杏樹(火曜)、名取裕子・森高千里・岸谷香(水曜・週替わり)、渡辺満里奈(木曜)らがパーソナリティーを務めます。
番組が開始した当初は大人のリスナーが多いと思われていましたが、蓋をあけてみると10代のリスナーもたくさん参加しています。出演者の横の繋がりも良く、スタッフとの息も合っていて和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます。

またニッポン放送では、特番が放送される度に大好評だった『鶴光の噂のゴールデンリクエスト』(火曜〜木曜 17時30分〜20時30分)がナイターオフに登場。
笑福亭鶴光&田中美和子(お美和子様 ※火曜・水曜)が、夕方にちょっとお疲れ気味のあなたの気持ちを一気にアゲます。なんでも下ネタに聞こえてしまう鶴光と、光の速さでツッコミを入れるお美和子様の名コンビ!

TOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(月曜〜木曜 13時〜14時55分)ではあなたの生まれる前の曲をリクエストしてもらう「BBS(BEFORE BIRTH SONG)リクエスト」を放送しています。
現代はサブスクリプションの音楽サービスを使えば昔の音楽もたくさん楽しめる時代。若い世代の人も昭和の音楽にハマっている人が増えています。そんな今だからこそ...の世代を超えて楽しめる企画です。

千葉のbayfmでは小林克也がDJを務める『7時からドットコム』(土曜 19時〜19時53分)を放送。リクエストは、通常その週に届いたメールから選ぶものですが、この番組は3ヶ月間に届いたもののなかからオンエア。いつ、どのタイミングで放送されるか分からない面白さがあります。音楽にまつわるエピソードも聴き応えあり。

FBCラジオ(福井放送)では『ザ・リクエストやざ!』(土曜 13時〜15時)を放送。
歌謡曲・演歌・邦楽・洋楽問わず受け付けています。パーソナリティーの加藤直也扮する、うんちく堂店主の"加藤直也之助"が、さまざまなジャンルのうんちくを話す「うんちく堂」や、同局のラジオ番組の話題を提供する「ラジオいろいろ玉手箱」のコーナーも。
ちなみに「やざ」は方言で、「です」「ですよ」といった意味。

KBS京都ラジオ『山崎弘士のGOGOリクエスト』(土曜 12時〜16時)は山崎弘士が明るく軽快なトークで土曜の午後の気分を盛り上げます。

ラジオ関西『青春ラジメニア』(土曜 20時〜21時30分)は、"ひねくれ岩ちゃん"こと岩崎和夫と"ラジメニ小町・かおりん"こと南かおりの名コンビが、新旧のアニソン・特撮ソング・ゲームミュージック・映画音楽をたっぷりお届けするオールリクエストプログラム。
1989年4月にスタートした長寿番組ですが...岩崎さんは2022年3月いっぱいで番組を卒業することを発表されました。通称「ラジメニアン」と呼ばれるリスナーから届くハガキの枚数は毎週約800枚。岩崎さんは毎週一枚ずつ目を通しているそうです。
ちなみに、番組では投稿時のルールが設けられており、「リクエストは一人一曲。ハガキかFAXで」「FAXの締め切りは木曜日18時まで」といった約束のほかに「ペンネームは20音以内で」というものもあります。

同じくラジオ関西では、1960年から放送されている『歌声は風にのって』(月曜〜金曜 16時〜16時30分)を放送。神姫バスグループほかの提供で、どこかに出かけたくなるような雰囲気のテーマ曲が特徴的です。リクエストは広いジャンルのものがかかります。

FM802ではほとんどの番組でリクエストを募っています。
ユニークなのは、リスナーが起きた時に「#起きたら802」を付けてツイートする習慣があること。もともと、FM802のDJの提案で始まった企画で、「起きたらとにかく『#起きたら802』を付けてツイートしてください」と呼びかけています。添える内容は自由。「おはよう」でも「朝ごはん食べてます」でもなんでもいいため、ハッシュタグを追っているとリスナーの生活の動きがみえます。また番組中にDJが紹介することもあるため、リスナーにとってもラジオに参加している楽しさが芽生えます。

FM802の朝の顔、大抜卓人の『on-air with TACTY IN THE MORNING』(月曜〜木曜 6時〜11時)や、優しい声で金曜の朝の背中を押す内田絢子の『BRIGHT MORNING』(金曜 6時〜12時)、さらにもっと早起きな方は『LNEM』(月曜〜水曜 27〜30時)などで参加してみてください。

FM COCOLOの朝の番組『CIAO 765』(月曜〜木曜 6時〜11時)もおすすめです。ゆったりとした朝に聴きたい曲が多くかかる番組。DJは音楽も映画も詳しく、ゲストからの信頼も厚い野村雅夫。

鳥取・島根で放送されているBSSラジオ『音楽の風車』(月曜〜金曜 11時〜12時55分、土曜 11時〜12時25分、日曜 11時〜12時30分)は同局の開局(昭和29年)以来続く長寿番組。テーマ曲「赤いマフラー」も開局当時から使用されています。最近話題となっている曲から懐かしい歌謡曲・演歌まで幅広いジャンルがかかるのが特徴。いわば昭和・平成・令和の「紅白歌合戦」といった趣です。

四国放送ラジオ『バンリク』(月曜〜金曜 21時〜23時)は同局のアナウンサーが日替わりで担当。
月曜は音楽が大好きで達筆な豊成春子。火曜は理系でアニメ、ホラー映画鑑賞、海外旅行が大好きな島川未有。水曜はハイキック、円周率104桁暗唱、ちょっとした耳コピが特技だという大坪奈津子、木曜はお城めぐり、けん玉、STU48、米津玄師、back numberが大好きな野口七海。金曜は週替わりパーソナリティー。RNCラジオ、RKCラジオでも放送中。

愛媛の南海放送ラジオ『俺の懐メロリクエスト』(土曜 20時30分〜21時)は、あなただけの5曲の懐メロリクエストと想い出話をオンエアする贅沢な番組。自分史を綴るようにその時のエピソード(できるだけ短く、イメージしやすいように)と想い出の曲をリンクさせるのがポイント...かもしれません。
パーソナリティー(南海放送では「プレゼンター」と呼ぶ)は愛媛のさまざまなメディアで活躍している藤田晴彦。タイトルに「俺の」と付いていますが、もちろん性別関係なく紹介しています。一緒に昭和にタイムスリップ!

同じく南海放送ラジオ『ヒコヒコジョッキー「ラジオマンの憂鬱」』(日曜 10時〜12時)のパーソナリティーは同局の元アナウンサーで南海放送の会長、田中和彦。コンセプトは"49歳以下お断りラジオ"。
「テレビ視聴率やマーケティングの世界でよく口にされる『コア・ターゲット』すなわち13歳~49歳の年齢層にどう評価されるかで、放送の価値が上下するというのが現在では主流の考え方です。それならこのラジオ番組はコアから外れた50歳以上だけのために、話題、音楽、リスナーを限定してやってみよう...」という思いでスタートしました。
実際は49歳以下の人も3割を占めているとか。ラジオが大好きで音楽に精通している田中会長。聴けば音楽に関する知識も増えます。たまにラジオに対するアツい思いを語ることも。

福岡のRKBラジオ『電リクじゃんけん』(土曜 ※8時頃から電話受付スタート<12時まで>)はリスナーとパーソナリティー(富永倫子・山口たかし)がじゃんけんをして、リスナーが勝てばリクエスト曲が聴けて3000円が当たります。1時間に1曲ほどしかかからないことも...。チャレンジして損のない番組。

ROKラジオ沖縄で1986年4月に放送を開始した『暁で〜びる』(月曜〜土曜 5時〜6時50分 ※土曜は6時45分まで)は沖縄民謡のリクエスト番組。盛和子、吉田安敬の親子コンビで番組を進行。トークは全てウチナーグチ(沖縄方言)。方言が分からなくても、ふたりが笑い合っているのを聴くだけで気持ちが和らぐから不思議です。
人気ぶりは"お化け番組"と言ってもいいほどで、スポンサーの数は15社を超えます。スポンサーを全て読み上げるのに1分45秒以上かかります。

ROKラジオ沖縄の『山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)』(木曜 19時30分〜21時55分)はアコーディオン奏者、山原麗華の番組。山原さんはとにかくよく笑う、明るいパーソナリティーとして大人気。もともと介護職に就いており、沖縄県内の高齢者施設をまわり、アコーディオンの生演奏と歌でたくさんの人を笑顔にしています。赤い服が大好きで、インスタグラムでのインパクトも大。
同局のワイド番組『華華天国』(月曜〜金曜 14時30分〜16時40分)の金曜パーソナリティーも務めています。

同じくROKラジオ沖縄『あきらキラキラ金曜日』(金曜 20時〜21時55分)ではラジオ沖縄の前社長、現相談役の森田明がリクエストにこたえます。南海放送の田中和彦氏は元アナウンサーなのでトークはピカイチですが、森田氏はマイクの前に座ること自体が初めて! しかし、そんな森田氏だからこそ醸し出すことができる王道のリクエスト番組です。リスナーの生活が垣間見られるエピソードにほっこり。

沖縄のRBCiラジオでは『民謡で今日拝なびら』(月曜〜金曜 16時〜16時57分)を放送。昭和38年スタート。2022年で60年目に入ります。古謡・俗謡・新民謡を中心に、時には今風のオキナワンミュージックも放送。
年間約3000枚のハガキを紹介しており、この間多くの唄者がこの番組を通じてビッグになり、新しい「島うた」が何百曲も生まれています。スタジオの様子はYouTubeでも配信しています。曜日によって番組の雰囲気が違うところにも注目。

エフエム沖縄『ハッピーアイランド』(月曜〜金曜 11時30分〜13時55分)は1985年にスタート。
沖縄で絶大な人気を誇るお昼のリクエスト&情報番組。パーソナリティーは多喜ひろみ(月曜・火曜)、伊藝梓(水曜〜金曜)。音楽あり、沖縄の情報あり、リスナーの生活感が垣間見られるお便りあり。ゆったりとした雰囲気ながら、中身が詰まっています。

そのほか、学生向けの番組で、生放送でリクエストを受け付けている番組は

  • AIR-G'(FM北海道)『IMAREAL』(金曜 18時〜22時 ※パーソナリティー 森本優)
  • FM NORTH WAVE『RADIO GROOVE』(月曜〜木曜 19時〜21時 ※DJ 加藤ジュン<ジュン部長>)
  • 愛知のZIP-FM『Mirror Park』(月曜〜木曜 21時〜23時 ※ナビゲーター 小林拓一郎)
  • FM802『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-』(月曜〜木曜 21時〜23時48分 ※DJ 落合健太郎)
  • 『ROCK KIDS 802-FRIDAY&SATURDAY-』(金曜 21時〜23時48分、土曜 22時〜25時 ※DJ 高樹リサ)
  • 広島FM『大窪シゲキの9ジラジ』(月曜〜木曜 20時〜22時)
  • FM愛媛『カモ☆れでぃ★Night!』(月曜〜木曜 20時〜21時50分 <火曜~木曜は21時30分まで> ※パーソナリティー 中岡りょういち、古谷那瑠美、花野)

などなどあります。

ワイド番組のなかでリクエストを受け付けている番組も多数あります。ぜひ、気軽に参加してみてください。

<了>

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