【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】ギャラクシー賞受賞!「とにかくやってみよう」アイデア豊かなラジオ番組に〜BSS山陰放送『森谷佳奈のはきださNIGHT!』ディレクター 大村陽一さん〜
ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO 第54回
BSS山陰放送のラジオ番組『森谷佳奈のはきださNIGHT!』(毎週月曜 20時〜22時 生放送)。
リスナーから寄せられる「はきだし」メールの面白さと森谷佳奈アナウンサーのあけすけなトークが噂と人気を呼び、森谷さんの入社2年目の春(2016年)にスタートして以来、山陰エリアのみならず全国各地にリスナーを増やしました。
そしてついに今年、第59回ギャラクシー賞(放送批評懇談会)ラジオ部門 DJパーソナリティ賞を受賞。
今回は企画の立ち上げ時から『はきださNIGHT!』を見守り続けてきたディレクターの大村陽一さんに話を伺いました。
◯メール10通からのスタート
『森谷佳奈のはきださNIGHT!』は企画立ち上げ当時、局長から「何か新しいことを立ち上げよう」という話になり、森谷さんとベテランの大村さんが抜擢されたそうです。
やきそば その頃の森谷さんの印象はいかがでしたか?
大村さん 入社1年目の時はとても人見知りが激しかったです。会話にうまく入っていけなかったほどで「本当にアナウンサーとしてやっていけるんだろうか?」という印象。ラジオの番組で電話コーナーをすることを提案したら「初めての人と話す自信がありません...」と言ってしまうほどでした。最近放送を聴き始めた方には信じられないかもしれませんね(笑)。
この番組以外でも構成力や編集力を育てるために一緒に仕事をしてきたのですが、SBS静岡放送で活躍している鬼頭里枝さんの「自然にその人となりを引き出すインタビュー」を手本にしているようです。
やきそば 「人に歴史あり」ですね。
大村さん 初回放送の時は「果たして無事に1時間(開始当初の放送時間)終わるんだろうか」とヒヤヒヤしていました。トーク中にBGMをかけるのも今とは目的が違っていました。立ち上げ当初はメールが10通くらいしかきていなかったので、話すことがなくなったらとりあえずBGM(オンエア曲)で埋めよう(アーティストの皆さんスミマセン)という考えでかけていました。
番組が終わると「どうすればいいか」毎回話し合っていました。だから始まって間もなく『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)の「新番組選手権」のリスナー投票でグランプリを獲得したのは非常に大きかったです。
やきそば 放送が始まって3週目ほどでしたよね。
『爆笑問題の日曜サンデー』では、森谷さん扮する"きゃなりー先生"がリスナーからの悩みにアドバイスを送る「教えて、保健室の先生」の模様を中心に放送の一部が紹介されました。すると「ラジオなのにこのコーナーだけわざわざ白衣に着替えて放送している(笑)」「そもそも内容がグダグダ(笑)」といったことを爆笑問題のふたりとリスナーの皆さんが面白がり、そのこともグランプリを獲得した要因となりました。 森谷さんは放送開始当初は内容がうまくいっていないと落ち込んでいましたが、ギャラクシー賞の贈賞式のスピーチで「爆笑問題さんが私の『失敗した』という放送を取り上げてくれたんです。そこで、ラジオは失敗しても笑いに変えられるメディアなんだと思うようになりました」と話しました。
大村さん 「ちょっとスランプなんです」という森谷に対して爆笑問題の太田さんが「バカヤロー!スランプなんかないんだよ!もともとできてないんだから!」と言ったんです。きっと森谷には響く言葉だったと思いますし、その言葉を投げかけてもらったことに本当に感謝しています。
やきそば 背中を押される一言ですよね。森谷さんは番組が始まった当初から「なんとかして番組を盛り上げたい」という気持ちが非常に強かったように感じます。先ほど、人見知りという話が出ましたが、パーソナリティーが森谷さんひとりだったことは非常に大きかったのではないかと察します。
大村さん それは間違いないと思います。森谷は相手がいると顔色をうかがったり、気を使って受け身になってしまったりしてしまうところがありました。『はきださNIGHT!』は誰かに遠慮することなく森谷自身で舵を切れることが良い方向に作用しました。
ただ、番組開始当初はその"番組スタイル"のため同業他社のアナウンサー、リスナーさんから批判されることもあり、自分がやりたい事への批判を気にしすぎてしまって、軌道に乗りにくかった部分はありました。しかし、批判ではなく、番組を受け入れて盛り上げてくれる味方のリスナーがたくさんいることが分かってからは、ずいぶんと前向きになりました。
森谷は「ギャクシー賞に選ばれたのはリスナーの皆さんのおかげです」と言っていますが、決してお世辞ではなく、本心から言っています。
やきそば それこそ、メッセージが増えたことも追い風になりましたよね。
大村さん まさにそうです。一方、番組の中では話せない話題や、番組中に紹介したくてもできないメッセージが多くなり、なんとか紹介することができないかと思い、『森谷佳奈のはきださNIGHT!復習編』(放送後にYouTubeで生配信を行う。以下『復習編』)を始めました。
「なぜ、いつも同じ人ばかり紹介するのか」という声をいただくこともありますが、メールを採用するにあたって、ラジオネームで選んでいるわけではなく、その番組の場面に合った面白いメッセージを送ってくる人が一定数いらっしゃるということです。
メッセージの採用については、永遠のテーマなのですが、この番組に関しては、ディレクターとして、すべてのメッセージを紹介するのが目的ではなく、いただいたメッセージで番組を盛り上げることが第一です。そこはご理解をいただきたいと思っています。
やきそば そのあたりの話は、『復習編』で森谷さんと大村さんが時々フォローをされていますよね。
大村さん 『復習編』は僕も喋っていますが(大村さんは声のみの登場)、それは「この番組はラジオ大好き世代のリスナーさんを理解できる、同世代の男性ディレクターも作っているぞ」ということを"におわせている"わけです。森谷ひとりだったり、若いスタッフだけだと違う世代に対してフォローしにくいと思うんです。そういう意味で僕はいろいろなことに対しての"防波堤"の役割を担っているわけです。
やきそば 僕も学生時代によくハガキを出していたので、ほかの人に嫉妬する気持ちは痛いほど分かります。でも、読まれる人とそうではない人には間違いなく違いがあるんですよね。
構成力の問題とか、文章の長さとか、表現の工夫とか。同じ出来事であっても言い回しを変えることで面白さが随分変わってきますから。それほどハガキに書く文章を考えるのは大変でした。学生時代に何度も推敲していた時のことを思い出したら胃が痛くなってきました(笑)。
▲ある日の放送直前の様子
◯アイデアの芽を摘まないこと
番組のコンセプトである「誰かに聞いてほしい想いを発散!! SNSであなたとつながる新感覚ラジオ」は森谷さんのアイデアでした。社内からは「『吐き出す』をテーマにするのはいかがなものか」といった反対意見もあったそうです。
やきそば やっぱり、いざ番組を立ち上げるとなると大変ですね。
大村さん ただ、当時の局長は前向きな意見でした。若い社員のアイデアを上司が頭ごなしに否定してしまうことはよくありますが、この時は、当時の局長がそんな否定的な意見をすべてブロックしてくれました。とにかくやってみよう、ということで企画会議が進んでいきました。そして森谷のアイデアを貫いた結果、今のスタイルになりました。
やきそば もしも別の企画になっていたら軌道に乗らなかったかもしれませんね。
大村さん 若い人が考えることに不完全な部分があるのは仕方がありません。でも、まずは「いいね!」と肯定して、どのようにすれば基本的なコンセプトを潰さないように面白い形に持っていけるかを考え、若い人のアイデアを大切にする。
上司はそれを過去の経験で否定するのではなく、100%の肯定でもいいんです。そのアイデアを生かすための方法を考え、何をすべきかヒントを与えてあげることが重要だと思うんです。そうすることで「どのようにすれば"もっと"面白くなるか」を自ら進んで考えるようになります。
若い社員は上司に否定されると遠慮して萎縮してしまいます。とにかく若い世代はトレンドに敏感ですから、そこから生まれる彼らのアイデアの芽を摘まないことが大切です。それに森谷は入社当初から良いアイデアを持っていると感じていました。
やきそば 私が推測するところでは、森谷さんがラジオっ子ではなくてラジオに対する先入観がなかったことも、自由な発想で始められたポイントなのではないかと思うんです。森谷さんは番組が始まった頃からラジコでいろいろな番組を聴いて、どんな番組があるのか、勉強していたそうで...。
大村さん 森谷ががむしゃらにやったことが功を奏したのかもしれません。「こういう番組があったら面白いのでは」という森谷自身の発想で、自分のスタイルで始められたこともよかったと思います。
やきそば 森谷さんが持っている発想力は大事ですよね。
大村さん 先輩方が代々やってきたやり方や考え方も大事ですが、若い人の新しい発想を反映しないと現代と合わないかもしれないし、若い世代の人たちは魅力を感じないと思うんです。私自身も、もういい年なんですけど、TikTokなどは毎日必ず見ますし、感覚は常に20代でありたいと思っています。森谷にはオッサンって呼ばれますけどね(笑)。
若いアナウンサーにはその人ならではの面白い部分もあります。森谷の場合はアナウンサーらしからぬ話題をあけすけに話します。また体裁を繕うこともしません。普通のアナウンサーであれば嫌がるようなことも、そこを突き抜けて展開できているのは大きいです。プライベートの切り売りでもあるわけですから。普通のアナウンサーだったら、隠しますよね(笑)。
◯目的は放送の向こうに
やきそば 『はきださNIGHT!』はここ数年、若いリスナーが増えてきましたよね。しかも人数が増えるにつれてノリの良い人が増えてきたのを感じます。
大村さん 『はきださNIGHT!』は作り手が一方通行で発信するのではなく、リスナーの皆さんと一緒に作ることを考えています。SNSに届いたリアクションを即座に紹介するのもその一環です。
あとは民放ですから面白いだけでは番組は続けられません。番組とスポンサーとリスナーとの関係も大事にしています。番組では「スポンサーの店に行ったら『はきださNIGHT!』を聴いて来ました、と伝えてください」とか「何かを購入したら、ぜひメールやSNSで報告してください」と呼びかけています。
実際にお店に足を運んで「『はきださNIGHT!』を聴いて来ました」と告げる人や、何かを購入したことをSNSで報告してくださる方が多いとお店に喜んでもらえます。
やきそば きちんと伝えて盛り上げていくことは大事ですよね。いろいろな人が喜ぶきっかけになりますし。
大村さん 私たちは番組を放送することが目的ではなく、目的はさらに向こう側にあります。リアクションを起こしてもらうにはどうすればいいか、というところまで考えます。『はきださNight!』は投げたボールをきちんと受け止めて投げ返してくれるリスナーさんが多いので、本当にありがたいです。
※2022年6月現在、『はきださNIGHT!』には地元、鳥取・島根のスポンサー以外に東京のイタリアンレストランもスポンサーについています。店長が『はきださNIGHT!』をラジコで聴いて番組の大ファンになったということもあり、放送エリアを飛び越えてスポンサーがつくというレアなケースになっています。6月にはお店で公開収録が行われました。さらに他の地域からも「スポンサーになりたい」という問い合わせがあるそうです。
◯セッションのような番組作り
大村さんは現在『はきださNIGHT!』に"ディレクター"として関わっていますが、番組開始当初は「ミキサー」を担当していました。 実は大村さんは技術の専門職として1991年に山陰放送に入社。『はきださNIGHT!』は"技術"の大村さんと森谷佳奈アナウンサーの二人三脚で始まりました。
ちなみに、大村さんはラジオ送信技術の発展に貢献したことが讃えられて、2019年日本民間放送連盟賞 技術部門で受賞されています。
やきそば 『はきださNIGHT!』は生放送中に料理をする「今夜のあて」のコーナーでASMRを使って臨場感溢れる調理音や咀嚼音をリスナーに楽しんでもらったり、同じような速さのBGMをかけてテンポの良さを醸し出したりと音にこだわっていますが、BGMはどのようにして決めていますか?
大村さん 番組が始まった当初から森谷に任せています。ほかの番組だとディレクターが選ぶことが多いと思いますが、僕の色が出てしまうのを防ぐためです。「自分が流したい曲で、喋る時に困らないテンポの曲」を選んでもらっています。テンポの良い曲にすることでどんな話題でもメロディーにサラッと含ませることができ、違和感がありません。
ただ、テンポの速い曲ばかりだと息が詰まってしまうので、コーナーによってテンポの異なるBGMをかけてメリハリをつけたり、1曲だけディレクター選曲をあえて入れるようにしています。
▲「今夜のあて」ではASMRで臨場感たっぷりと。
この日はみたらし団子を作ったものの、肝心の白玉がうまく作れず大苦戦。
エンディングまでみたらし団子に振り回され「みたらしフェス」として語り継がれている。放送後に作り直して美味しく食べた(2020年10月26日放送)。
やきそば ところで大村さんは技術職で入社されましたが、音声に興味をもったきっかけはなんですか?
大村さん いろいろとありますが、小学1年の時にラジオを作ったことが大きいです。あとは音楽に興味をもっていて、小学生の頃からクラシックやジャズを聴いていたこと。今考えると小学生がレイ・ブライアントやレッド・ガーランド、菅野邦彦さんを聴いているなんて、周りから見るとちょっと、いやかなり変わっていますよね。中学生の頃には、すべてのオーディオ装置を手作りしていました。
やきそば 大村さんご自身が学生時代に夢中になった番組はありますか?
大村さん FM大阪で1980年代に放送されていた『デーヤンの音楽横丁』です。音楽評論家の出谷啓氏(デーヤン)と吉川智明アナウンサー(よっさん)によるクラシック番組です。ふたりで名盤を聴きながら楽しい話を展開していく構成で、僕の番組作りの原点です。当時録音したカセットテープは今でも何百本も持っています!
やきそば 大村さんが音楽好きでピアノが弾けることと、森谷さんもピアノを弾いていて高校時代は一度ではありつつも「ハニーピーチ」というユニットを組んで文化祭で披露したことがあるということ。お互いに音楽を嗜んでいたことが『はきださNIGHT!』に生かされている気がします。
大村さん そうですね。放送中、音楽をかけている時に「あと何小節でAメロに入ります」とか「何小節で間奏です」といった先の流れを予測したやりとりができるのはまさにお互いに楽器をやっていたからです。音楽的な会話ができると非常に指示を出しやすいです。
やきそば 音楽のセッションみたいで素敵ですね!
◯ラジオの前の人と会話をすること
やきそば 大村さんから見て「こういう喋り手がもっと出てきてほしい」と思う人はどんな人ですか?
大村さん 番組にもよりますが、例えばニュースを読む"アナウンサー"ではなく、伝える、会話するという雰囲気でラジオの前の人ときちんと会話ができる人。原稿を読むというのは一方通行のような気がするんです。でも、理想の人はなかなか現れないんです。今はSNSがあるから、リアルタイムな会話を意識して番組を進行できるパーソナリティーを望んでいます。
やきそば では大村さんからご覧になって、森谷さんが入社以来変わった部分はありますか?
大村さん 多少の変化はあったとしても、森谷自身は基本的に変わっていません。仕事に懸命に取り組む姿は入社当時と変わらないし、余分なものを少しずつ削ぎ落として労力をほかのところにまわしているのを感じます。それが番組の新たな力になっています。ただ、番組へのスタンスは変えていない。ここが番組が長続きするポイントなのではないかと思っています。
やきそば 私が把握しているだけでも各地のパーソナリティーやスタッフのなかに『はきださNIGHT!』を聴いている人は多いです。ラジオの仕事に就きたくてラジオ業界に入った若手の皆さんにお会いすると、葛藤は抱えつつも、とても元気に働いている方が多いです。そんな若い人たちに向けてメッセージをお願いします。
大村さん 裏方の立場から言えば、喋り手がやりたい事を実現できるように頑張ってほしいです。また、本番中にパーソナリティーを一人ぼっちにしないこと。常に発する言葉を聞き、表情を見てガラス越しではありますが、寄り添うことは必要だと思います。リアルタイム性を追求すればするほど、瞬時の判断、指示は重要ですから。この番組でも森谷は私の表情を素早く読み取って判断してくれていると思います。
また、いろいろなジャンルの番組を聴いて振り幅の大きさを知ることも重要。すると「自分はこういうことができるかもしれない」と新しいアイデアが出てくるのではないでしょうか。
やきそば 勉強になります。本日はありがとうございました!
※BSSラジオ『森谷佳奈のはきださNIGHT!』(毎週月曜 20時〜22時)2016年4月スタート。番組の魅力が話題になるにつれて、ほかの番組ともコラボをするように。
2017年の9月には静岡・SBSラジオ『(鬼頭里枝の)テキトーナイト!!』と初のコラボ『テキトーにはきださNight!』を放送。沖縄・RBCiラジオ『ラジオBar 南国の夜』ほか、コラボを果たしている。(その時の模様は「I love RADIO」Vol.23(2019年11月)に掲載。)
▲番組初のコラボ。SBSラジオ『テキトーにはきださNight!』(2017年9月9日)。
『テキトーナイト!!』の鬼頭里枝さんと。
▲SBSラジオ『ラジオナイトサミット』では各地のラジオパーソナリティーとラジオ談義。
▲沖縄・RBCiラジオ『ラジオBar 南国の夜』とのコラボ放送。公開収録も行った(2019年8月)。
▲山陰放送のお膝元、鳥取県米子市で行った公開収録には全国各地からリスナーが集まった
(2019年9月)。
また、山崎怜奈(乃木坂46)、尾崎世界観(クリープハイプ)、吉田山田、樽美酒研二(ゴールデンボンバー)、橋口洋平(wacci)、伊東歌詞太郎、ななせ、近藤夏子(飛び入り出演)、ゴホウビ、kiina(出演当時はNa2k!)、門脇大樹、アイノテなど、多数の著名人もゲスト出演をしている(リモート出演含む)。なかでも山崎怜奈、尾崎世界観は番組のファンを公言。
一方、森谷アナは吉田山田のラジオの大ファンで番組に出演したことも。樽美酒研二はスタジオに出演し「こんなに自分に合っている番組はない!」と興奮していた。
ここからは、大村さんが技術職ということもあり、ラジオの技術にまつわる話が分かる番組をご案内します。
ROKラジオ沖縄『ROK技術倶楽部』(日曜 24時〜24時30分)は同局の技術管理部員の若手3人(勤務の都合により週によって出演人数が変わる)が、"ラジオ放送の裏側"から見ている景色をとことんマニアックに語ります。
もともと、3人が楽しげに会話するのを聞いていた社長・前川英之氏が「ラジオをやってみないか」と発案したのがきっかけで開始。番組の企画上、基本的にラジオ(受信機)で聴いてほしいという思いから、ラジコのエリアフリーでは聴くことができてもタイムフリーで聴くことはできません。
岩手のIBCラジオ『おしゃべり技術くん』(木曜 12時45分〜13時)はラジオ、テレビの技術について紹介。こちらもラジオCMの話、深夜の地震速報を早く伝えられる理由、IBCにある曲とない曲の違い、放送で使った曲のJASRACへの申請、ニューススタジオの在席アラームに関する話、スマートフォンを使ってきれいに音声を収録する方法などなど、かゆいところに手が届くテーマとなっています。出演は長谷川拳杜アナウンサーとIBC関係者。
ラジオ関西では『おしえて!サウンドエンジニア ~ギジュツLOVE~』(日曜 9時45分〜9時50分)を放送。出演はラジオ関西技術センターの辻正明、サウンドエンジニアの樫本芙美佳、ディレクターの赤澤聡。あっという間に終わってしまいますが内容は濃いです。
<了>