「今日は何の日?」7月2日は、たわしの日。

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生活者データ
#ACR/ex #ライフスタイル #行動実態
「今日は何の日?」7月2日は、たわしの日。

緊急事態宣言が解除されたものの、在宅勤務を継続されている方が多いのではないのでしょうか。
ここ最近は自宅で料理や掃除をする時間が増え、台所用品や掃除用品へのニーズも増加しているようです。そんな中、気になる記念日を見つけましたのでご紹介させていただきます。

7月2日は、たわしの日。

日本記念日協会により認定され、「亀の子束子(たわし)」が特許権を取得した日に由来しているようです。 今回は、この日にちなんで、生活者の"掃除"に関する意識をデータで見ていきたいと思います。

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掃除好きは男性のほうが多い?

生活者は掃除についてどのように感じているのでしょうか?
図1は「掃除をすることが好き」と答えた人の割合です。 女性よりも男性のほうが掃除好きな人が多いことが分かります。 年代別に見てみると、10~20代は男女にほとんど差が見られないのに対し、30~50代は男女差が大きいようです。 これはなぜでしょう? そのヒントになるようなデータが、「清潔意識」や「家事育児を担う時間」にありました。

【図1】掃除をすることが好きな人の割合

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データソース:ACR/ex2019 4-6月,全国7地区(N=10814)




掃除が好きかどうかは、清潔意識や家事育児の時間量とは反比例?

図2を見ると、日々の清潔維持への心掛けは女性の方が高いことが分かります。 また、一日の家事育児の時間も、男女に大きな差がありました。(図3)。 回答者別に見てみると、掃除が嫌いだが清潔を心がけている人が最も家事育児の時間が長いことも分かりました。家事育児の時間量と清潔維持への心掛けは比例する一方で、時間量の多さが掃除を好きでなくしている、とも言えそうです。 このことを図1のデータと考え合わせると、10~20代は男女ともに自分の部屋などテリトリーが狭い範囲のみの掃除で済むことが多い一方、多くの30~50代の女性にとっての掃除は、対応しなければならない範囲が家中に広がるために時間もかかり、清潔を維持する責任や義務も感じざるを得ず、掃除が好きでなくなってしまう、といった構図が考えられます。


【図2】家の中をいつも清潔に心がけている

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データソース:ACR/ex2019 4-6月,全国7地区(N=10814)


【図3】土日の家事育児平均時間

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データソース:ACR/ex2019 4-6月,全国7地区(N=10814)

今回、掃除が好きかどうかの意識は、清潔維持への心掛けや家事育児の時間量と関係があることが分かりました。


コロナ禍で掃除・家事時間の増加に負担を感じ、掃除が嫌いになってしまってはいないでしょうか。 せっかくの機会なので、便利な道具を使うなど工夫しながら、家族で協力し合い、少しでも楽しく掃除が出来たらいいですよね。昨今は様々な用途に応じたお掃除グッズが登場し「たわし」と一言で言っても非常にバラエティに富んでいるので、ぜひ自分に合ったお掃除グッズを探してみてください。 そして企業の皆さま、便利で楽しいお掃除ツールやグッズ、サービスなどの開発をぜひお願いいたします!

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