オンラインサイトで効率的にターゲットのCVを増やすには? 〜実店舗施策をECサイトでも実現する方法〜
【1】重要なのは「ターゲットの設定」と「効果検証」「PDCAの継続」
近年、日常生活におけるデジタルシフトが進みECサイトの利用が定着してきている中、新型コロナウイルスの影響により、さらにECサイトの利用が加速しています。こうした需要は今後も継続していくと予想され、ECサイトにおける集客も企業にとって力を入れるべきポイントのひとつとなっています。ECサイトにおけるマーケティングチャネルにはオウンドメディアやペイドメディアなどがありますが、どのメディアにおいても共通して重要なのは「情報を届けたいターゲットの設定」と「実施した施策の効果検証」です。また、効果検証をして終わりではなく、その結果をコンテンツの改修や次回キャンペーンに活かすなど、現状に満足せず常に最善を目指して「PDCAを回し続けること」が大事です。
しかしながら、DMPを用いたオンラインデータの活用をメインとした今の時代では、昔から実店舗において施策活用されていたオフライン情報による独自の顧客ターゲットやセグメントで、同じようにオンライン上の施策を実施するのは難しいのではないでしょうか。
そのようなお悩みを解決するべくビデオリサーチでは、オフラインデータによるターゲットや詳細条件による独自セグメントもオンライン上で再現し、自社DMPに投入できる「なんでもセグメント」サービスを提供しています。
本記事では、「なんでもセグメント」サービスを活用してオンライン上に再現したターゲットの活用事例について紹介します。
【2】「なんでもセグメント」サービスの事例紹介〜実店舗施策をサイト上でも実現できる?!
アパレルブランドを複数展開しているある企業では、ファッション系の情報を発信するコンテンツサイトを運営しています。掲載コンテンツから関連する商品のブランドサイトに送客することもでき、各ブランドのECサイトでの売上を伸ばす目的もありました。最近、展開しているブランドAの売上があまりよくないため、コンテンツサイト経由でECサイト上の売上を伸ばせないかと考えた担当者ですが、どのようにブランドAユーザーのサイトアクセス数を増やすかが課題となっていました。この企業が展開する各ブランドでは、これまで実店舗での施策に活用するために来店顧客を6つのセグメントに分類・管理していました。そのため、そのセグメントを活用してサイト上でも施策を打ちたいと考えていました。しかし、オンライン上で取得できる情報だけではコンテンツサイトのアクセスユーザーをセグメント分類するには足りず、ターゲットユーザーに合わせた施策の実施もできない状況でした。
そこで、困った担当者はビデオリサーチの「なんでもセグメント」サービスを用いて、サイトアクセスユーザーに対してこれまで使い慣れた6セグメントの情報を付与し、実店舗での顧客管理と同様にサイトのアクセスユーザーを管理できるようになりました。
「なんでもセグメント」によりDMP内に再現したセグメントを使って現状のサイトユーザーの構成を可視化してみると、下記の図のようなユーザー構成になっていることが確認できました。
あるファッション系コンテンツサイトのアクセスユーザー構成割合
さらにセグメントごとのサイト上での動きを分析してみると、モード系ユーザーにおいてブランドAのECサイトへのアクセス率が高いことが明らかになりました。このモード系ユーザーをサイトに多く誘導してくることで、ブランドAのECサイトへの送客も増やすことができ、最終的にそれがブランドAの売上増加にもつなげられるのではと考えた担当者は、「モード系ユーザーが興味を引くようなコンテンツを増やす」「そのコンテンツをサイトのトップに持ってくる」「サイトの広告をモード系ユーザーに向けてターゲティング配信する」などモード系ユーザー向けのキャンペーンを展開。1ヵ月のキャンペーンの後、改めてアクセスユーザーの構成をみると、1ヵ月前に比べてモード系ユーザーの割合が182%上昇という効果を確認することができました。
全体のユーザー構成でみるとまだまだ少ないモード系ユーザーですが、サイト内外で情報を届けたいターゲットに合わせた施策を実施することで、そのユーザーの誘引に繋がることが証明できているのではないでしょうか。また、これはあくまでも1ヵ月間の施策実施による結果であり、今回のこの結果をもとに次回のキャンペーン内容を検討し施策を実行し続けていく、つまりPDCAを回し続けていくことが重要です。
キャンペーン実施によるアクセスユーザー構成割合の変化
【3】ターゲティングの活用でCVを増やす方法とは
このように、「なんでもセグメント」サービスによって欲しいセグメントや自社の独自ターゲットをDMP上に取り込み活用することで、これまで多くの実店舗で実施されていたような
①現状顧客の把握、ターゲットの設定
②キャンペーン施策への活用
③施策の効果検証
をオンライン上でも一貫して行うことができます。これにより、ターゲットを軸としたマーケティングのPDCAを円滑に回していくことが実現可能になります。
今回はファッションコンテンツ系サイトの事例を紹介しましたが、ブランドECサイトでも同様に、これまで実店舗施策に活用してきたセグメントをDMP内にも再現することで、「各店舗で実施しているような顧客の分類・管理」「メインターゲットに合わせたキャンペーン展開やコンテンツの差し替え」「DM送付や広告配信などの各種施策の実施」を可能にします。このような施策を実施することで、例えば、特定ターゲットのEC上での購買を増やすといったコンバージョンに繋げることもできるのではないでしょうか。
コロナの影響により実店舗よりオンラインでの顧客接点が増えてきている状況の中で、オンラインでの各種施策に課題を感じている企業の皆さま、「なんでもセグメント」サービスに興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にビデオリサーチにお声掛けください。
【4】<キャンペーン>
「なんでもセグメント」サービスのお得なトライアルを実施しております。
トライアルの詳細はサービス概要ページにて紹介していますので、ご興味のある方はぜひ確認ください。
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