スポーツコンテンツに関する調査結果ランキング2021、発表! 〜ファンの"熱量"を可視化する「動画視聴消費額ランキング」〜
※サービス名称の変更に伴い、記事中の「コンテンツカルテ」を「コンテンツポテンシャルレポート」に更新いたしました。最終更新日:2023年6月6日
皆さんは普段、どのくらい「スポーツ観戦」をしていますか?
コロナの影響で2020年〜2021年にかけて多くのスポーツイベントやリーグ戦が中止・延期となり、試合会場へ足を運んで熱狂するシーンも減ってしまいましたが、そんな中でも皆さんにスポーツの魅力を届けてくれたのが競技中継のライブ放送や配信ではないでしょうか。
デジタル技術の普及により、映画やドラマ、アニメ・キャラクター動画と同じようにスポーツ中継も、様々な放送・配信サービスから楽しめるようになった昨今、どんなスポーツが、どのくらいの人に、どのくらいの深さ(熱量)で見られているのでしょうか?
当社では各種エンターテインメント領域におけるコンテンツ価値を示すべく、新サービス「コンテンツポテンシャルレポートβ版」の社内プロジェクトを設置し、開発を進めています。 今回は同プロジェクトにて実施した「スポーツコンテンツに関する調査(※1)」より、スポーツコンテンツの価値を示す一つの指標として、生活者が「動画視聴にかける消費金額」という観点で、競技毎の価値(パワー)を可視化することを試みた事例をご紹介します。
【コンテンツポテンシャルレポートとは?】本プロジェクトの詳細はこちら
【調査結果①】動画視聴消費額トップは「野球」!8位には東京オリンピックメダリスト揃いの「卓球」がランクイン
1位に輝いたのは、東京オリンピックで37年ぶりの金メダル獲得、またメジャーリーグではロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手が満票でア・リーグMVPを獲得したのも記憶に新しい「野球」です。日本だけでなく、アメリカで活躍する選手も多い野球は、コンテンツとしてのパワーも他を圧倒し、動画視聴消費額は2位の「サッカー」を上回り堂々のトップとなりました。
2位は野球同様、日本だけでなく海外クラブでもプレーする選手が多く、試合中継も多数行われる「サッカー」、3位は年齢問わずプレーを楽しむことができ、幅広い年代から愛されるスポーツともいえる「ゴルフ」がランクインしています。
4位の「テニス」は、日本人選手だけでなく、世界で活躍する選手の話題も多かった1年でした。そして5位は「モータースポーツ」。コロナの影響で屋外アクティビティに注目が集まっており、自らの趣味として取り入れる人も増えている同スポーツは観戦面でもプラスの効果があったのかもしれません。
1月7日に国内新リーグの「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビーリーグワン)」が開幕した「ラグビー」が6位、東京オリンピックでは史上初となる銀メダルを獲得し、絶対王者アメリカに果敢に挑んだ姿が感動を呼んだ「バスケットボール」が7位、同大会において水谷、伊藤ペアが混合ダブルスで競技史上初の金メダルを獲得するなど大活躍を見せた「卓球」が8位に入りました。
また、9位には「ボクシング」、10位には「バドミントン」もランクインしており、21年に開催された各種ビッグイベントでの活躍を経て、今後さらなるランクアップが起きるかどうか、注目していきたいところです。(図1)
【図1】スポーツコンテンツ動画視聴消費額ランキングTOP10
【調査結果②】ファンの"熱量"が高いスポーツは「アイスホッケー」「フットサル」。スポーツコンテンツを「深さ」と「広さ」で分析
動画視聴消費額は各スポーツの「競技中継 視聴人口」と「一人当たりの平均視聴消費額」を掛け合わせて算出しています。その2つの要素を分解して示したのが図2です。(※2)
「野球」や「サッカー」「テニス」は市場の大きさとも捉えられる視聴人口が他に比べ格段に多いことがランキング上位につながっていることが分かります。一方、「アイスホッケー」や「フットサル」「ダンス」「スケートボード」などは視聴人口は多くないものの、一人当たりの年間動画視聴消費額が非常に高く、これらのコンテンツとしての価値を高く評価し、視聴している"熱量"が高い生活者が一定数以上存在していることが確認できます。
【図2】「競技中継視聴人口」×「一人当たりの平均視聴消費額」散布図
いかがだったでしょうか?今回は「競技」×「視聴」という領域に絞ってご紹介しましたが、スポーツコンテンツは「中継視聴」だけでなく、「現地観戦」や「体験するスポーツ」という楽しみ方や、さらにはスポーツコンテンツを活用した玩具やゲーム、コミック、アニメ、グッズの消費など、様々な広がりを見せています。また、競技やリーグ・大会によって、ファン層の特徴も異なってくるでしょう。
本記事でのフォーカスポイントとなるスポーツコンテンツの「競技」×「視聴」の位置づけ
エンターテインメント領域におけるコンテンツ価値を示す「コンテンツポテンシャルレポート」
「コンテンツポテンシャルレポートβ版」開発プロジェクトでは、コンテンツビジネス、ひいてはエンターテインメントの世界における各種コンテンツやIP(知的財産)の価値を、第三者機関として中立的な立場から客観的な数値で捉えていきます。そして、そのデータを可視化することで、コンテンツ価値の最大化やタイアップセールス支援など、コンテンツ業界の発展に寄与することを目指しています。
本記事ではスポーツに関するデータをご紹介いたしました。
今後、第二弾として「アニメ」に関してご紹介する予定です。
スポーツに限らず、アニメや映画、キャラクター動画などの他コンテンツに関連する業務に従事されている方からのご意見・ご要望も絶賛募集中です。
同プロジェクトにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【図3】コンテンツポテンシャルレポートβ版 コンセプトイメージ
【コンテンツポテンシャルレポートとは?】
エンターテインメントの世界における各種コンテンツやIP(知的財産)の価値を可視化したい・・・そんな思いから生まれたビデオリサーチの社内プロジェクトです。詳細情報はこちらから!
【期間限定!無料レポート進呈いたします】
本調査で調査した全スポーツコンテンツの「競技中継視聴人口」「一人当たりの動画視聴消費額」一覧や性年代別ランキングをまとめたレポート「スポーツコンテンツ動画視聴消費額レポート」を22年2月14日(月)までの期間限定で無料進呈いたします。
本記事ではご紹介しきれなかったスポーツについてもご紹介しておりますので、ご興味をお持ちの方はぜひお気軽にご連絡ください。
※無料レポート進呈の受付は終了いたしました。
<レポート内容> ※一部抜粋
・スポーツコンテンツ動画視聴消費額TOP30
・性年代別ランキング など
<こんな方におすすめ>
●コンテンツホルダー様
・競技やリーグ団体に所属し、競技の普及や発展に取り組んでいる方
・スポーツチーム運営に関わり収益最大化をミッションとしている方
●広告会社様やスポーツエージェンシー様
・スポーツコンテンツのIPを活用したビジネスを取り組んでいる方
●スポンサー様
・競技やリーグ、チーム等とコラボレーションして自社ブランドの新規獲得やロイヤルティ向上につなげたい方
●メディア・プラットフォーマー様
・自社のメディア・プラットフォームを成長させるために、どんな競技・リーグに投資すべきか考えたい方
...etc
お問い合わせはこちら |
※1:「スポーツコンテンツに関する調査」調査概要
・調査実施日 2021年7月・8月・9月実施(上記は7月時点のスコア)
・調査対象者 15〜69歳男女 ・調査対象エリア 全国
・調査サンプル数 16,612ss(全国の縮図になるようにウェイトバック集計)
・調査手法 インターネット調査 *本ランキングにおけるスポーツコンテンツ動画視聴消費額の定義=視聴者人口が一定数以上存在する36競技において、生活者がテレビやネット等での競技中継視聴のために費やした金額
※2:図2は視聴者人口及び動画視聴消費額が一定以上あるスポーツを抜粋し、散布図にしたもの