【Excel関数小技】特定セルの文字数をカウントするには? ―文字数制限オーバーのセルを見つけ出す方法
データベースを数多く取り扱っているビデオリサーチでは、日々データの収集や分析・解析業務を行っています。
このシリーズでは、当社の日々の業務で使用している【エクセル関数】を使った『小技』を紹介します。
【事例】映画の感想が「15文字以内」に入力されているかをチェックしたい
例えば映画館で来場者に感想を書いてもらう紙のアンケートをとった結果をエクセルにまとめたとします。
この「映画の感想」を15文字以内にしたいと思った際に、どうやったら文字数制限が守られているか確認できるでしょうか?
1セル内の文字数を調べるには、LEN関数を使用します。
=LEN(C2)
=セルC2の文字数を数えて数値で返す
LEN関数は、「セル内の文字数を数える」ことができる関数です。 上記の例では、セルC2に記載された「おもしろかった!」が8文字であることが、LEN関数で確認できました。
「15文字以内」で入力できていない行は、プルダウンで「16文字以上」の行を選択することで確認が可能です。
IF関数を用いることで、一発で「映画の感想を15文字以内で入力できているかどうか」をチェックすることが可能です。
<応用>IF関数を組み合わせてプルダウンを使用せずに入力チェックする
=IF(LEN(C2)<=15,"〇","×")
=もしセルC2の文字数が15文字以下なら〇、合致しないなら×と記載する
IF関数は、「もし条件Xに合致するなら●、合致しないなら▲」と結果を出し分けられる関数です。
条件Xを "映画の感想が15文字以下であること"としたとき、条件に合致する場合は"〇"という文字、合致しない場合は"×"という文字を記載することで、いっぺんにチェックをかけることができました。
エクセル関数では、数字以外の単語を記載する場合、その前後に""(ダブルクォーテーション)をつけます。
〇/× 以外にもチェックの仕方にはいろいろな表現方法があると思いますが、たとえば
・OK/NG
・1/2
で表現したい場合は以下のようになります。
いかがでしたか?
関数には無限の組み合わせや使い方があり、今回紹介した例はその一例にすぎません。
本連載は今後も不定期で更新予定です。日々の業務の効率化にお役立ていただけましたら幸いです。