今日は何の日?12月22日は「視聴率の日」22年のテレビ視聴率ランキング完全まとめ!
【この記事はこんな方にオススメ!】
✅2022年、どんなテレビ番組が話題になったか振り返りたい方
✅「視聴率の日」にご興味をお持ちいただいた方
✅テレビが好き!という方
ビデオリサーチは、2022年12月にテレビ視聴率レポート第一号を発行した12月22日を「視聴率の日」として制定し、一般社団法人 日本記念日協会の認定を得ました。
「視聴率の日」を通じ、1年間を振り返る日として皆様にさまざまな情報をお届けしたいと思います。
1. 12月22日が「視聴率の日」の由来は?〜調査レポート第一号発刊の日〜
当社は、1962年9月20日に中立性・公正性を担保できる第三者機関のテレビ視聴率調査会社として誕生しました。東京23区を対象として調査を開始し、日本企業初のテレビ視聴率調査レポート第一号(調査期間12月3日〜12月9日)を1962年12月22日に発行しました。
テレビ視聴率は、テレビ広告取引の共通指標、番組の制作・編成の参考情報としての活用に加えて、世の中の動向をあらわすデータとしての役割があります。
その調査は、モニターの方々のご協力のもと、統計理論に基づいた公平・公正な測定、収集、集計のうえ、提供しています。調査の手法や測定データは、時代とともに多様化・進化を遂げ、現在はリアルタイムの視聴率だけでなく、タイムシフト視聴率や視聴人数のデータなど多岐にわたります。
「視聴率の日」を通じて、生活者のみなさまに、今年1年がどんな年だったかを振り返っていただくとともに、視聴率およびビデオリサーチの事業が公平・公正なものであることを確認する機会にもしていきたいと考えています。
2. 2022年、最もテレビが見られたのはいつ?
ここからはランキングをご紹介していきます。
2022年に最もテレビが見られたのは、11月27日(日)の20時台(時間は図に記載)でした。
この日のこの時間帯にはテレビ朝日系列「FIFAワールドカップ2022・日本対コスタリカ戦」、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などが放送されており、
総個人視聴率※1は50.1%でした!
※1調査対象となる世帯の4歳以上の個人全体の中で、どのくらいの人がリアルタイムで視聴していたのかを示す割合でPUTとも表現されます。
日本中が熱狂したサッカーW杯。残念ながら同試合はコスタリカに敗れてしまいましたが、次戦:スペイン戦での歴史的勝利など日本サッカー界の歴史に名を残す素晴らしい試合の連続に熱狂したのも記憶に新しいですね。
【こぼれ話その1】FIFAワールドカップカタール2022の視聴率、何戦がどのくらいだった?
FIFAワールドカップ カタール2022での個人視聴率※2ランキング、1位は前述のコスタリカ戦、そして2位がドイツ戦、3位がクロアチア戦でした。
※2 4歳以上の個人全体の視聴率です。
3. 2022年リアルタイム視聴率ランキング<全ジャンル>
ここからは様々な角度でのランキングを一挙公開!まずは「リアルタイム視聴率」ランキングTOP10です。
「リアルタイム視聴率」は、放送と同時にリアルタイムで視聴している割合、いわゆる「視聴率」です。
TOP10のうち8つがスポーツ中継でした。
FIFAワールドカップカタール2022が1位、3位、5位にランクイン。
冬季北京オリンピック・カーリング女子の決勝戦(日本対イギリス)が6位と8位、準決勝(日本対スイス)が10位にランクインしました。
正月恒例の第98回箱根駅伝は7位と9位に入っています。
4. 2022年リアルタイム視聴率ランキング<ドラマ・バラエティ>
リアルタイム視聴率ランキング、続いてはジャンル別でのTOP3のご紹介です。
ドラマの1位はNHK総合「カムカムエヴリバディ」で11.2%。主演の上白石萌音は23年1月より放送の同じくNHK総合「探偵ロマンス」にて、「カムカムエヴリバディ」の制作チームと再び"共演"しています。
2位は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、3位はTBS系列日曜劇場の「DCU」「マイファミリー」でした。
バラエティの1位はジャにのちゃんねるの4人(二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨)が司会を務めた「24時間テレビ45 PART10」。8月28日日曜19時からの24時間テレビ最後のパートで2022年のチャリティーマラソンランナーのEXITの兼近大樹が100kmを完走しました。
2位は「芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル」、3位は「24時間テレビ45 PART9」でした。
5. 2022年タイムシフト視聴率ランキング<全ジャンル>
つづいて「タイムシフト視聴率」ランキングです。
「タイムシフト視聴率」は、リアルタイム視聴の有無にかかわらず、放送開始から7日内(168時間内)でのタイムシフト視聴の割合で算出しています。
タイムシフト視聴では、ドラマやアニメが多くランクイン。
1位の「鬼滅の刃・遊郭編」は最終回が9.9%。アニメでは7位に「アーニャピーナッツが好き」などの流行語も生んだ「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」が入りました。
ドラマのトップは2位の菅田将暉主演、月9「ミステリと言う勿れ」。
3位は綾瀬はるか主演「元彼の遺言状」でした。
6. 2022年ターゲット×ジャンル別視聴率ランキング<ティーン層×アニメ>
ここからは、性年代ターゲット別でのランキングをジャンルを絞って見ていきます。
まずは男女13~19歳(ティーン層)から。ジャンルは「アニメ」です。リアルタイム視聴率で集計しました。
1位は「鬼滅の刃・遊郭編」の最終回で6.5%。
2位は「サザエさん」、3位は「呪術廻戦・京都姉妹校交流会編一挙放送SP」でした。比較的最近始まったアニメである「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」とともに、1969年から続く「サザエさん」も存在感を示す結果となりました。
7. 2022年ターゲット×ジャンル別視聴率ランキング<女性20~34歳×ドラマ>
つづいて女性20~34歳(F1層)。ジャンルは「ドラマ」です。リアルタイム視聴率で集計しました。
1位は川口春奈主演「silent」で7.6%。共演したSnow Man目黒蓮との手話や、切ないストーリーが社会現象を巻き起こしました。
2位は菅田将暉主演の月9「ミステリと言う勿れ」、3位は西島秀俊主演「真犯人フラグ・真相編」でした。
8. 2022年ターゲット×ジャンル別視聴率ランキング<男性20~34歳×バラエティ>
最後は男性20~34歳(M1層)。ジャンルは「バラエティ」です。リアルタイム視聴率で集計しました。
1位は「M-1グランプリ2022」で11.7%。決勝では7人の審査員のうち6人がウエストランドに投票し、2022年の勝者が決定しました。
2位は「M-1グランプリ2022」の後の時間に放送された「くりぃむナンタラ」、3位は「世界の果てまでイッテQ!」でした。
【こぼれ話その2】視聴率測定の過去をちょっとだけご紹介!〜ビデオリサーチ調べ60年の歴史〜
初期の計測機は、受像機から漏れる信号を受信して幅15mmの紙テープに1分間隔でパンチするという仕組みでした。
そして、1週間に1回、そのテープを回収担当者が回収。デジタルで送信する今とは、まったく異なる仕組みです。
メディアやテクノロジーの進化といった時代背景とともに当社の事業の歴史を紹介する特設サイトもご用意していますので、ぜひご覧ください。
【特設サイトはこちら】https://www.videor.co.jp/60history/
おわりに
2023年はどのような話題が生まれ、普段の生活に楽しみや感動を与えてくれるのでしょうか。
今後もビデオリサーチでは、「視聴率の日」を通じ1年間の世の中の動きを振り返る日として皆様にさまざまな情報をお届けしてまいります。ご期待ください!
*本記事の内容を番組や記事などメディア等で取り上げていただく際は、事前に株式会社ビデオリサーチ コーポレートコミュニケーショングループまでご連絡ください。
<転載に関するお問合せ>
https://www.videor.co.jp/company/reprint.html
【本記事で紹介したサービス】
・サービス名:ビデオリサーチ「テレビ視聴率」
・調査時期:2022年1月1日~12月31日
・対象地区:関東