今年も冬はポジティブな気分!〜ひと研究所「きぶん調査」の結果(12月)より〜
「きぶん調査」とは、「幸せ」「満足している」「憂鬱だ」「不安だ」といった生活者の"今の気分"を捉える調査で、ひと研究所が2013年7月から毎月月末に実施しています。その時々の話題になっている物事や人についても質問しており、生活者の今の気分を世の中の事象と重ねて分析することができます。
12月のきぶん指標
ポジティブな気分では、「幸せ」が43.9%。「満足」が37.0%、「希望」が25.4%でいずれも先月から上昇しました。また、ネガティブな気分は、いずれも11月と比較して下降しています。
以前の記事「年末年始は気分が高揚?~ひと研究所「きぶん調査」の経年変化を見る①~」で触れたとおり、冬にポジティブな気分が高まるという傾向は、どうやら今年も引き続き見られそうです。調査がちょうど年末の時期で、世間も冬休み・お正月モードに入っていたことも、気分にポジティブな影響を与えていたと考えられます。
※「きぶん指標」は、それぞれの気分ワードへのあてはまり具合を0~100%(10%刻み)で回答してもらい、60%以上と回答している人の割合。
今月の気になる○○
きぶん調査では、最近ハマっているもの、気になっている人などを自由回答でも質問しています。その回答の中から、ひと研究所の研究員が気になったものをピックアップしてご紹介します。今月はこちら。
竹内涼真
先月の高橋一生さんと同様に俳優が12月も話題になっていました。それが竹内涼真さんです。2017年には話題作にも数々出演し、10月から放送されていた出演ドラマも好評で、年末には映画賞の話題などもあり、気になる人として挙がってきました。2017年は最後の2ヶ月連続で若手俳優が目立っていたのは、目立ったニュースになった人や新商品が多く気になるものとして挙げられやすい傾向がある中、特徴的な結果であったとも言えると思います。
調査概要
生活感情指標調査(ひと研究所「きぶん調査」)12月調査
エリア :日本全国
対象 :男女15歳~74歳(登録ウェブモニター)
手法 :インターネット調査
調査時期:2017年12月29日(金)~12月31日(日)
回答者数:1150
執筆者
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2009年ビデオリサーチ入社。主に広告会社や広告主の調査企画・分析に従事する傍ら、若者研究や幸福研究などに携わり、2017年よりひと研究所 研究員として研究発信・セミナー登壇などを行う。2024年より現職。現在は生活行動とメディア利用の関係を中心に研究中。専門社会調査士。
※このプロフィールは、最新のものとは異なる場合があります。
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