【ビデオリサーチ調べ】視聴率でみるラグビーワールドカップ2023〜視聴率で日本戦4戦を振り返る〜
1. ラグビーW杯はどのように見られた?
2023年9月8日(金)から10月28日(土)(※フランス現地時間)にかけて、ラグビーワールドカップ2023(※以下ラグビーW杯)が開催されました。
2大会連続の決勝トーナメント進出とはなりませんでしたが、強豪国相手に善戦を繰り広げ、連日盛り上がりを見せました。
今回はビデオリサーチが保有する「視聴率」データにて、2023年大会の日本戦の視聴状況を振り返ります。ラグビーW杯の視聴率や、今大会の影響力についてご興味をお持ちいただくきっかけになれば幸いです。
2. 今大会はどのように見られた?
2大会連続の決勝トーナメント進出を目指した日本代表。日本はチリ、イングランド、サモア、アルゼンチンと同じプールDに属しました。
開幕戦は今大会が初出場となったチリ。試合開始早々にトライを決められ、先制点を許してしまいますが、その直後にファカタヴァが相手の僅かなスペースを縫うように華麗に駆け抜けトライ。松田力也もコンバージョンキックを決め同点に追いつくと、相手の反則で数的有利になった日本はその後もナイカブラのトライなどでリードを広げて前半終えます。後半も開始早々にファカタヴァがトライを決め、その後はリードを許すことなく計6トライ、コンバージョンキックも全て決めた日本が42-12で勝利を収めます。
続く2戦目は前回大会で準優勝のイングランド。過去には優勝経験もある強豪国に挑みます。
ペナルティーゴールでイングランドに先制点を許してしまいますが、日本は2度のペナルティーゴールで逆転に成功。そのままリードを維持したい日本でしたが、逆転した直後にトライを決められ再び追いかける展開となります。1点差まで追い詰める場面もありましたが、徐々に差を拡げられ12-34で敗北。決勝トーナメント進出に向けて手痛い1敗となりました。
3戦目はサモア。23年7月に敗北を喫した相手でもあります。試合は前半13分にラブスカフニがトライを決めると、その後も松田力也のコンバージョンキックやリーチマイケルのトライなどでリードを広げ前半を終えます。
後半に入るとキャプテンの姫野和樹のトライなどで得点を重ねますがその後は伸びず、後半終了間際にはあと1トライ&コンバージョンキックで逆転されるまでに追いつかれますが、何とか逃げ切り無事に勝利。同プールのアルゼンチンと勝ち点で並び、決勝トーナメント進出の行方は直接対決へと持ち込まれました。
1次リーグ最終戦の相手はアルゼンチン。両チームともに決勝トーナメント進出がかかった試合は、開始早々のアルゼンチンのトライで火蓋が切られました。
前半途中に追いつきますがその後も2トライを決められ、1点差を追いかける展開で前半を終えます。
追いつきたい日本ですが、追いつきそうになったら離されてしまう展開が続き、惜しくも27-39で敗戦。
2大会連続の決勝トーナメント進出とはなりませんでした。
【図表1】ラグビーワールドカップ2023 1次リーグ平均視聴率(関東地区)
初戦のチリ戦の個人視聴率は12.5%(試合前半)と前回大会同様注目が集まっていることがわかります。2戦目のイングランド戦と3戦目のサモア戦は深夜から早朝にかけての放送となりましたが、いずれの試合も3%以上となりました。
最終戦のアルゼンチン戦は14.1%と今大会の日本戦の中で最も高く、決勝トーナメント進出がかかった大一番に、盛り上がりを見せた試合となりました。
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3. ラグビーW杯はどれくらいの人が見た?
今大会の日本戦4戦のテレビ生中継における日本全国での「自宅内テレビでの地上波放送リアルタイム視聴数」を確認してみます。
【図表2】ラグビーワールドカップ2023 1次リーグ平均視聴率(関東地区)
日本戦において最も視聴人数が多かった試合は10月8日(日)のイングランド戦で、3465.2万人が視聴しています。
また、4試合いずれかを視聴した人の合計は5144.9万人でした。
WBCやバスケW杯、ラグビーW杯などのスポーツ大会に日本中が盛り上がった2023年。来年2024年にはサッカーアジアカップやパリオリンピックも控えています。国際的な大会での活躍の場が増えた日本代表にこれからも期待したいです。
4.「週間高視聴番組10」で視聴率がご覧いただけます
特設ページにて、リアルタイム視聴率/タイムシフト視聴率や視聴人数のランキングを無料公開しています。
原則毎週木曜更新です。
アーカイブもございますので、過去の視聴率もご覧いただけます。
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・サービス名:ビデオリサーチ「視聴率」
・対象地区:関東、全国32地区