生活者データで過去の出稿のブランドリフトサーベイ ACR/exで表現するブランドリフト
#ACR/ex #CM #PDCA #クロスメディア #テレビ #デジタル #ブランドリフト #マーケティング #メディアプランニング #メディアミックス #メディア利用動向 #予算配分 #動画広告 #広告 #広告予算配分ソリューション
- この記事はこんな方にオススメ!
-
- 広告効果の可視化にお悩みの方
- 過去に実施した広告出稿の効果を知りたい方
- 広告効果をターゲット別に可視化したい方
広告効果は今も昔も気になるものです。インターネット調査の普及により、その可視化は手軽で身近になりました。今では「ブランドリフトサーベイ」として様ざまな形で実施されるようになっています。
みなさんは、「今回の出稿でブランドリフトサーベイをやっておけばよかった」や、「去年の効果が良かったことを数値化していれば、今回の出稿も検討しやすかったのに」というような後悔の念を抱いたことはないでしょうか?
そんな思いにお応えするものとして、当社の生活者データ「ACR/ex」を用いた広告効果を可視化するブランドリフトサーベイのアプローチを、実際の事例をもとに紹介します。なお、この取り組みについて本記事内では、「ACR-BLS(エーシーアール・ブランドリフトサーベイ)」と表記します。
1.ACR-BLS実事例
では、さっそく実際の事例、図表1をご覧ください。これらの結果は、いずれも過去に出稿された広告の効果をACR-BLSで可視化したものです。
一部効果がみられないブランドや指標もありますが、生活者一般である個人全体においては大きな動きがないブランド指標も、広告出稿があったメディア・コンテンツのユーザーでは動きがみられるものがありました。個人全体とメディアユーザーのリフトを比較することで、広告効果を確認できます。
【図表1】各ブランドカテゴリにおけるACR-BLS結果実事例
※リフト%は事後÷事前スコアで算出したもの、全体に比べて高いものは赤太字で表記しています。
ここから、これらの結果はどのように分析したものなのか、説明していきます。
2.出稿のあの時、に戻ることができるACR-BLS
ACR/exは、生活者のメディア接触・利用実態を捉えつつ、個別ブランドの認知・利用・欲求について、主要7地区で年1回、東京50km圏で年2回、継続して定点調査をしています。
定点調査のため、時系列比較が可能です。この特性を使って、広告出稿があったメディアの接触者・利用者(図表1では「メディアユーザー」と表記)における、個別ブランドの認知・利用・欲求に関する各項目を出稿前後で比較することができます。このように時系列データを活用することで、ブランドリフトの実態を可視化できるのです。
【図表2】東京50km圏で5月~8月に出稿があった場合のACR-BLSブランド指標イメージ
定点調査間の1年あるいは半年の期間に出稿がある場合、その出稿先のメディア・コンテンツの接触者・利用者ではブランド調査でプラスの効果が表れることが期待できます。
ACR/exでは、5,500超の個別ブランドについて、ブランドの認知・詳細認知・欲求・利用の各指標で分析できます。これら以外にもブランドの実態を示す指標を搭載しています。これらのブランド実態指標を、出稿した様ざまなメディア・コンテンツのユーザーで前後比較するわけです。
3.ACR-BLSの活用メリット
図表1でみたようなブランドリフトの可視化には、ACR/exの定点調査データが活用できます。一般的なインターネット調査のブランドリフトサーベイと異なり、事前準備なしに過去の結果を取り出せる点が最大のメリットです。ACR-BLSを活用するメリットと留意点を図表3にまとめました。
今まで可視化したくてもできなかった過去の出稿による効果は、ACR-BLSで可視化することができます。今後の出稿プラン検討や競合他社出稿の効果推測など、様ざまなシーンでご利用いただけます。ご興味を持たれましたら、ぜひお問い合わせください。みなさまの業務にお役立ていただければ幸いです。
【本記事で紹介したサービス】
・サービス名:ビデオリサーチ「ACR/ex」
・調査時期:2022年、2023年、2024年 4月-6月
・ターゲット:男女12-69才