ホワイトデーにプレゼントを贈る人はどんな人?デモグラや人物像を調べてみた

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生活者データ
#ACR/ex #ライフスタイル
ホワイトデーにプレゼントを贈る人はどんな人?デモグラや人物像を調べてみた
この記事はこんな方にオススメ!
  • 自社の商品/サービスを利用している人や興味を持っている人のプロフィールを知りたい方
  • 自社の商品/サービスのターゲット層がよく利用するWEBサイトなどの媒体を知りたい方
  • マーケティング戦略を考えるために、手軽に使えるデータをお求めの方

もうすぐホワイトデーですね。バレンタインデーのお返しとして、または日頃の感謝を込めて3月14日に向けて何か贈り物を準備されている人もいるのではないでしょうか。
今回は、ビデオリサーチが保有する日本最大級の生活者データベース「ACR/ex」の調査データから "ホワイトデーに贈り物をする人はどんな人なのか?"を調べました。

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ホワイトデーにプレゼントを贈る人のデモグラは?

最初に、最近1年間でホワイトデーに贈り物をした人の割合(図1)を関東50㎞圏のデータで確認します。
全体(個人全体、男女12~69歳)でみると、2割以上の人が贈り物をしたという結果ですが、バレンタインデーの3割超には及びません。ただ、男性だけでみると、3割以上がホワイトデーに贈りものをしており、女性(1割程度)を大きく上回っているのがわかります。ホワイトデーはバレンタインデーのお返しという印象が強いですが、女性の6割近くがバレンタインデーに贈り物をしていることを鑑みると、ホワイトデーは男性が中心、バレンタインデーは女性が中心で贈るものという"贈り物意識"がデータからうかがえます。

最近1年間に贈り物をした経験(ホワイトデー/バレンタインデー)

男性が中心となって贈り物をしているホワイトデーですが、年代別でも確認します(図2)。
男性30代を筆頭に、50代、40代の3人に1人以上が「贈った」と答えています。これらの年代は一般的に家族やパートナーの存在、仕事や社会とのつながりが強い年代であることから、"日頃の感謝としてお返しをする"という機会が多いのではないかと推測されます。

最近1年間に贈り物をした経験(ホワイトデー/性年代別)

ホワイトデーにプレゼントを贈る人の人物像は?よく見るTV番組やWEBサイトは?

さて、ホワイトデーの市場拡大、ターゲットの掘り起こしなどのマーケティング戦略を考える際に、コアターゲットとなりうる男性かつホワイトデーに贈り物をした人、いわゆる男性贈呈者の意識や嗜好を把握することは重要です。
男性贈呈者がどのような人物像かをさらに探るべく、今回は日常的な意識や購買時の意識について、一般的な「男性」とのスコア差分に着目し、その特徴をみていきます(図3)。

―男性贈呈者の意識面での特徴

男性贈呈者の意識をみると、相対的に「プライベートは家族や友達といたい」「今の生活レベルに満足している」「ワーク・ライフ・バランスのとれた生活をしたい」など日常の過ごし方へのこだわりや、「旅行やイベントを企画するのが好き」「自分に自信がある」などポジティブな気質がみられます。
また、購買行動における意識では、「好きになったブランドは長い間好き」という項目や、「ネット上の口コミを参考にして購入」「基本的性能がしっかりしている商品を選ぶ」「買い物や商品の情報を人に教える」「他人の買い物の相談にのる」などの情報を重視する項目で、男性贈呈者のスコア差分が大きくなっています。

日常意識/購買意識

以上から、
男性贈呈者は、一般的な男性に比べ
☑ワーク・ライフ・バランスを重視し、プライベートは家族・友達と過ごしたいなど、"公私とも大事にしている"
☑好きになったブランドは長い間好き、商品の性能を重視するなど、"実用性が大事"
☑旅行やイベントを企画するのが好きな、"イベントを重視し楽しむ"
☑口コミを参考にしたり、買い物・商品情報を人に教えたり相談にのるなど、"情報の受発信が活発"

といった人物像が見えてきます。
公私ともに日常を大切にしながら、商品購入の際には情報をもとに動くタイプの人が多く、
実用的で自分が「これは良い!」とオススメできるものを贈っている姿が想像できます。

―男性贈呈者の嗜好の特徴

続いて、ターゲットに対するメディア戦略に活用できる情報として、好きなTV番組ジャンルや、最近1週間に利用したサービス・コンテンツに対する嗜好性の観点から男性贈呈者をとらえてみました(図4)。

好きなTV番組ジャンルでは、お笑い番組や娯楽バラエティー、邦画やアニメ映画のほか、サッカー日本代表戦でスコア差分が大きくなっています。
また、最近1週間に利用したサービス・コンテンツをみると、Yahoo!ニュースや日本経済新聞電子版、LINE NEWSなどのニュースサイトや、楽天市場、amazonプライム・ビデオが高い傾向がみられました。

好きなTV番組ジャンル/サービス・コンテンツの1週間以内利用 

以上から、
男性贈呈者は、一般的な男性に比べ
☑TV番組ではお笑いやバラエティーなど、"笑って楽しめる番組が好き"
☑邦画やアニメ映画が好きでamazonプライム・ビデオなどの動画サイトもよく使うなど、"映像コンテンツを視聴するのが好き"
☑サッカーなど、"スポーツ中継も好き"
☑一方で、ニュースサイトや新聞電子版を利用するなど、"世の中で起きていることへアンテナを立てる"

といった人物像が見えてきました。

ほんの一端ですが、ホワイトデーに贈りものを贈る人や、ホワイトデー関連の情報に興味関心が高そうな人とのコミュニケーションを考える時、これらのデータをヒントに、アニメ・バラエティーなどのコンテンツやニュースサイトに情報を取り上げてもらう、スポーツの中継番組に広告を流すなどが近道となるかもしれません。

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【TOPIC】チョコ好きはホワイトデーにプレゼントを贈る?

ホワイトデーは男性による"バレンタインデーのお返し"という印象がある中、そのプレゼントの中身はというと、チョコレートを連想する人も多いのではないでしょうか。
ここではチョコレートとの関わり方によって贈り物をしたかどうかに違いがあるかという気になるデータを紹介します。

チョコレートを最近1週間に食べた頻度別で贈り物をした人の割合をみたのが(図5)です。ここでは、チョコレートを食べる頻度が、男性の場合はホワイトデーに贈り物をした経験/女性の場合は、バレンタインデーに贈り物をした経験に影響するのかをみたものです。

ホワイトデー(左図)をみると、男性においてチョコレートを食べる頻度が高い人ほど、ホワイトデーに贈り物をした人の割合が高い傾向にあります。
これは女性におけるバレンタインデー(右図)も同じで、チョコレートを食べた頻度が高いほど贈り物をした人の割合が高い傾向となっています。
贈り物の内容がチョコレートかまでは今回のデータからは断定できませんが、チョコレート好きな人ほど、こういったイベントや記念日にプレゼントを贈る傾向が強いということが見て取れました。

最近1年間に贈り物をした経験

おわりに

今回は、ホワイトデーに贈りものをする人のデモグラフィックデータや意識データを利用して、ターゲットのプロフィール活用や分析事例を紹介しました。

ビデオリサーチの大規模生活者データ「ACR/ex」では、「特定の商品の利用者」「旅行が趣味の人」など特定のターゲットのプロフィールを行動・意識の面から深堀りすることが可能です。
自社商品・サービスのマーケティング戦略を検討するときや、自社商品利用者の詳細分析を行うときなど、さまざまな場面でご活用いただけます。

ご興味お持ちいただいた方は以下より案内資料をダウンロードいただくか、お問合せください。

【本記事で紹介したサービス】
・サービス名:ビデオリサーチ「ACR/ex
・調査時期:2023年4-6月調査回
・対象地区:東京50km圏
・ターゲット:男女12~69才

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