【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】リスナーさんと厚い信頼関係を築くパーソナリティ~K-MIX 『 K-MIX MOVE ON』川﨑玲奈さん~
ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO 第71回
今回は静岡県浜松市に本社を置くFMラジオ局、K-MIXのアナウンサー、川﨑玲奈さんの魅力に注目しました。
川﨑さんは東京都出身。2019年に入社しました。入社式の当日の夜から同局の人気番組『K-mix FOOO NIGHT ピンソバ』にレギュラー入りして、バカボン鬼塚氏のパートナーとなりました。
その後、裏表なく話す川﨑さんのキャラクターが注目され、現在は4本の番組(週に3日の生放送と2本の収録番組)と2本の番組のナレーションを担当。多忙な日々を送っています。
(担当番組)※2024年1月現在
『K-MIX MOVE ON』(月曜・火曜担当 15時08分〜18時55分)
『K-MIX FRIDAY CABIN』(金曜 11時30分〜14時)
『川﨑玲奈の踊るラジオシャドウ』(土曜 25時〜26時)
『天玲美音・川﨑玲奈の、今夜も気分は麗しく』(土曜 20時30分〜20時55分)
※ナレーション担当番組
『ビートルズおじさん』(土曜 28時30分〜29時)
『K-MIX Blue Moment』(日曜 19時〜19時55分)
ラジオに一気にハマった大学時代
川﨑さんは音楽とミュージカルとお笑いが大好きです。ラジオも好きで星野源、向井慧(パンサー)、霜降り明星をはじめとして多数の番組を聴いています。
やきそば 川﨑さんはもともと星野源さんが好きでラジオを聴くようになったそうですが、芸人さんの番組もよく聴いてらっしゃいますよね。
川﨑さん 大学3年生の時に『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送 火曜 25時〜27時)を放送している枠で『バカリズムのオールナイトニッポン』が放送されたことがあって、とても面白かったんです。
そこで芸人さんのラジオにすっかりハマって『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送 金曜 25時〜27時)やパンサーの向井さんの番組「チュウモリ『#むかいの喋り方』」(CBCラジオ 火曜 22時〜24時)などを聴くようになりました。
やきそば そうなんですね。
川﨑さん 向井さんはテレビではスマートな方に見えてもラジオでは自分の駄目な部分をさらけ出していて、物事に対するうがった視点が面白かったり、その考え方に凄く共感できることが多いです。
霜降り明星の番組は『オールナイトニッポン0(ZERO)』の時代から聴いていて、普段から面白いだけではなく、コンビのどちらかにピンチが起きた時にも何がなんでも「笑い」に変えて爪痕を残そうとする、バラエティ根性を尊敬しています。
怖いもの知らずで始まったアナウンサー生活
やきそば 2019年に入社した日の夜から『K-mix FOOO NIGHT ピンソバ』※ をバカボン鬼塚さんと担当するようになりましたが、いかがでしたか?
川﨑さん 今になって思えばあの頃は怖いもの知らずでした(笑)。まだ何も知らなかったからこそ気負わず楽しくやれていたところはあると思います。私は大学生の時に放送研究会に入っていたわけでも、話す仕事をしていたわけでもありません。
入社3年くらいしてから『ピンソバ』の担当になっていたら、いろいろな責任を感じて萎縮していたかもしれません。バカボンさんには「嘘をつかないようにして、面白い時には笑って、楽しんでやってくれればリスナーもついてくるよ」と仰っていただき、無我夢中でマイクの前に座っていました。
やきそば 『ピンソバ』といえば川﨑さんは前任の高橋茉奈さんに続いて2代目のパートナーだったこともあって、はじめはいろいろと比べられてしまったのでは...。
川﨑さん 茉奈さんには茉奈さんの魅力があって、それを違う人間の私がなぞっても期待以上のものが出せないと思ったので、まずはひとりのパーソナリティーとして自分のキャラクターを皆さんに知ってもらうことにしました。
1年目は余裕がないながらも、自分の素を大切にしながらリスナーさんとコミュニケーションをとっていくようにしました。2年目から楽しくできるようになっていった一方、自分の番組なんだという責任感も強くなっていったと思います。
▲『K-mix FOOO NIGHT ピンソバ』バカボン鬼塚さんと
※2017年4月3日〜2021年3月31日放送。月曜から木曜の19時から22時に放送されていた生ワイド番組。バカボン鬼塚の初代パートナーは当時同局のアナウンサーだった高橋茉奈。川﨑アナは2019年4月1日より担当した。また、K-MIXは2013年から2023年3月まで"K-mix"と表記していた。
やきそば 入社当時、まわりからのアドバイスで心に残っていることは何ですか?
川﨑さん 上司からは「"アナウンサー"というよりは"パーソナリティー"になってください」と言われました。ニュースを伝える時はアナウンサーとして原稿を読むだけでいいかもしれないけれど、ほかの番組ではパーソナルな部分をのせるのが、K-MIXの喋り手の仕事だということでした。
やきそば アナウンサーになって今年(2024年)の4月で丸5年になりますが、友達から「変わった」と言われたところはありますか?
川﨑さん 学生時代に所属していたサークルの仲間からは「前はとりとめもなく喋ることが多かったけど、簡潔に物事を伝えるようになったね」と言われたことがあります(笑)。
やきそば それはかなりの変化ですね(笑)。
ひとり喋りでも個性を発揮
『ピンソバ』が終了したあとは、同じくバカボン鬼塚さんとのコンビで午後ワイド『K-mix Wiz.』を担当しました。
2023年春からは夕方に移り、芦沢ムネトさんと『K-MIX MOVE ON』の月曜と火曜を担当しています。ひとりで喋る番組としては2020年春から深夜番組『川﨑玲奈の踊るラジオシャドウ』がスタートしました。
やきそば 『踊るラジオシャドウ』で川﨑さんの話を聴いていると、陰の部分が見えたり、ほかのパーソナリティーは思っていても言わなさそうなことを言っていることがあって"特別な番組"を聴いている気持ちになります。
川﨑さん ありがたいことに、とても幅広い層の方々に聴いていただいています。もちろん日に日にリスナーが増えている実感はあるのですが、特に昨年の春あたりからは急に県内外からのメールの数が増えました。
やきそば ほかの番組には届かないような内容のメッセージも届きますよね。
川﨑さん そうなんです。番組コンセプトも「シャドウ=影の中でお喋りするように」というものにしていて、人に話すとひかれるような話も『踊るラジオシャドウ』だったら受け止められる番組にできたらと思っているので、まさにほかの人には打ち明けられないようなメールを送っていただけるのは嬉しいです。
やきそば しかも、毎回、スタッフ不在でひとりで収録をしているだけあって、こっそりと喋っている雰囲気がありますね。
川﨑さん 自分が思っていることを言える場があること自体がありがたいです。
ただ、深夜の番組なのに午前中から収録しているので、深夜に流れてもフィットするような声が出るように、スタジオの空気作りから気にかけています。やきそば 『踊るラジオシャドウ』はポッドキャストでも配信(一部カット)されているから、海外の方も楽しめますよね。
川﨑さん 私の姉がシンガポールに住んでいるんですけど、その影響で海外のラジオ番組について興味を持つことも増えました。
調べてみるとニュースや音楽に特化した番組は多くても、大喜利のようなネタ企画は少ないそうで...。その点『踊るラジオシャドウ』はシュールな世界観なので、日本のラジオ番組の良さかなと思って、新鮮に思ってもらえたら嬉しいです(笑)。
金曜の昼に新しい風
さらに2023年春からは金曜 11時30分から2時間半のワイド番組『K-MIX FRIDAY CABIN』をひとりで担当するようになりました。
やきそば 『K-MIX FRIDAY CABIN』は、生ワイドとしては初めてのひとり喋りですよね。金曜の昼の番組としては、川﨑さんの個性が色濃く出ている点が面白いです。
川﨑さん 番組を立ち上げるにあたり「どんな雰囲気にすると面白くなるか」「金曜のお昼なので、週末の入り口として遊び心にあふれるように」などと、ディレクターがいろいろとアイデアを練ってくれました。
とはいえ、私がひとりで喋るとなると深夜の番組『踊るラジオシャドウ』でやや陰な部分を見せている印象が強いため、私が明るい時間帯にひとりで喋ることに違和感があった方もいらっしゃると思います(笑)。
やきそば 飛行機や機内放送をイメージした演出が随所にあって、独特ですね。
ひとりの人間として意見を言えるパーソナリティーに
やきそば 川﨑さんご自身の理想のパーソナリティー像はありますか?
川﨑さん ひとりの人間として、きちんと自分の意見を言える人でありたいと思います。同じことを喋っても男性のパーソナリティーと女性のパーソナリティーとでは、違った受け止められ方をすることがあるんです。
男性の場合は強い表現で言っても大丈夫なのに、女性が言うと「品がない」と言われてしまうことがあります。それが私にとってはネックになっています。自分なりの表現や切り口で、聴いている方の気持ちを害さないよう、それでいて踏み込んだ話ができるパーソナリティーでありたいです。
やきそば 全国にさまざまなパーソナリティーがいますが、ほかのパーソナリティーは気になるほうですか?
川﨑さん 気になることはあります。ただ、聴いていると全ての人が自分よりもうまく聴こえるんです。「なぜ、あんなにきちんと話せるんだろう」と思いながら聴いています。
やきそば さすが、ストイックな部分がありますね。そのほか、日々いろいろな方と接していて気になることはありますか?
川﨑さん 年上の方が「昔と比べると今は駄目」といった類のことを頭ごなしに言っていることに違和感があります。
例えば音楽ひとつをとっても、昔に比べると今の音楽は"薄い"と言われることがあります。昔の楽曲に良さがあるように、今の楽曲には今の良さがあります。
「今の若い人たちも実はいろんなことに興味を持っていて、真剣にものづくりをしている」といったことは言っていきたいです。
やきそば 確かにそうですね。新しいものを頭ごなしに否定してしまう人はいます。
川﨑さん 社会人になったばかりの頃はまわりから「どうせ、昔のことは知らないでしょう」といった感じで言われることがあって、悔しい思いをしたこともありました。
その点、ラジオを楽しんでいる方は懐が広い方が多い気がします。私の父親以上の年齢の皆さんが、私の話す言葉に耳を傾けていただいて、参加してくださっていること自体が貴重なことだと思っています。
年齢差があるからこその面白さ
▲『K-MIX MOVE ON』芦沢ムネトさんと
やきそば 年の差といえば、現在『K-MIX MOVE ON』で共演している芦沢ムネトさんとは17歳差。
その前に『K-mix FOOO NIGHT ピンソバ』『K-mix Wiz.』で共演していたバカボンさんとは33歳差です。年の差コンビは世代間のギャップを楽しめれば盛り上がるのを感じます。
川﨑さん 芦沢さんは世代が近いので"お兄さん"という感覚です。バカボンさんはまさに私の親と同世代です。子どもの頃から年上の人と話すのは好きだったんです。
バカボンさんとは33歳離れていますが、ひとりの人間としてきちんと接してくださいます。年齢が離れているからこそ楽しいです。
やきそば それはありますよね。
川﨑さん 私の知らないことを教えていただけるのは本当に楽しいです。世代が違うからこそ、その分、私自身も最近の流行を把握したり、20代女子としてのリアルな価値観をしっかり持っておこうと思うようになりました。
生放送の番組のメールはスピード感が大事
やきそば せっかくなので、メールを送る際のアドバイスをぜひお願いします。
川﨑さん 『K-MIX MOVE ON』や『K-MIX FRIDAY CABIN』のような生放送の番組では、メールを送る速さとタイミングが重要です。
盛り上がった話題に対してせっかく送っていただいても、別の話題に移ったあとだと紹介するのが難しくて「もう少し早く届いていたら...」ともったいなく思います。喋り手としても、読みたいのに読むタイミングを失ってしまい悔しく思うこともよくあります。
やきそば 「読まれたい」と思っているリスナーにとっては生放送中も忙しいですね。
川﨑さん そうなってしまいますよね。あと、これは申し上げておきたいのですが、紹介するメールはあくまでも内容で選んでいます。
「常連リスナーばかり読んでいる」と思われがちですが、リスナーで選んでいるわけではありません。
やきそば 私もラジオにハガキやメールを送っていた側なので、よく読まれる人に嫉妬してしまう気持ちも分かります。メールを紹介する際に心がけていることはありますか?
川﨑さん ふざけたり、笑えるメールを送ってくる方にも、その人なりの人生があることを忘れないことです。明るいメールを送ってくる人も、日常は大変な日々を送ってらっしゃるかもしれません。そんなことも想像するようにしています。
やきそば 川﨑さんは生放送の番組と収録の番組を担当されていて、それぞれの良さをどのようなところに感じますか?
川﨑さん 生放送は自分の言葉がそのまま放送される怖さはありますが、遊び甲斐があります。リスナーの皆さんと一緒に面白く成立させていく上で団結感が生まれるところが好きです。
収録番組はとことん突き詰めて作ることができます。時には録り直して言い回しなどを変えることもあって、質の良い"作品"にしていきます。
リスナーに支えられて
やきそば ところで、今回はK-MIXのアナウンサーの後輩のなかで最も若い、牧村一穂アナウンサーから質問をいただきました。
川﨑さん そうなんですか! なんですかねぇ〜?
やきそば ひとつめは「勤務年数を重ねたからこその悩みはありますか?」
川﨑さん 責任の重さです。入社した頃はそこまで切羽詰まる感じはなかったのですが、いろいろなことが分かってくると責任を感じるようになってきます。
場数を重ねるほど緊張しすぎて普段は噛まないような箇所で噛んだり、思うように話せなくなることもあります。
やきそば 逆にステップアップしている感覚もありますよね?
川﨑さん 番組を応援してくださるリスナーさんの反応などをみているとそう思います。実はたくさんの方に聴かれている番組だとしても、私を信頼してくださる方は実はそんなに多くないのではと思うこともあります。
それが年数を重ねていくうちに、私がピンチの時にも見守ってくださっている方々がいらっしゃることを感じるようになりました。
やきそば 『踊るラジオシャドウ』ほか、さまざまな番組を通して川﨑さんの素の部分がどんどん認知されてきたからかもしれませんね。
川﨑さん 1年目や2年目はリスナーの皆さんに認知してもらいたいという気持ちが強かったのですが、今やその境地は越えまして、自分がやりたいことを丁寧にしつつ、リスナーの皆さんに寄り添うようになりました。その甲斐あってか、5年目の今になってやっと本当にリスナーさんとの厚い信頼関係が築けてきたなと思います。
やきそば 牧村さんからのふたつめの質問です。「後輩(鈴木愛実・牧村一穂)と三人でやってみたいことはありますか?」
川﨑さん 三人ともキャラクターが全く違うので、それが活きるような企画もいいですね。例えばひとつのテーマについて話すとすると、三者三様のこたえになって面白いと思います。
川﨑さんに鈴木さんと牧村さんの特徴を伺ったところ、「鈴木さんは関西出身なのにイントネーションがしっかりと共通語になっていて努力家。愛嬌もとても良いです」「牧村さんはつかみどころのない"宇宙人"。ノビノビしていてそれでいて打たれ強いです。いろいろなことに積極的なところもすごいです」とのことでした。
やきそば 川﨑さんご自身がやりたいことはなんですか?
川﨑さん 音楽とバラエティを絡めた、音楽知識がなくても先入観なく楽しめる番組を作りたいです。
今実際に『川﨑玲奈の踊るラジオシャドウ』の中で「邦題しホーダイ!」というコーナーをやっているのですが、"有名な洋楽に新たに邦題を付けよう!"という旨の企画で、リスナーの皆さんにはお題となる洋楽を聴いてそのメロディから得たインスピレーションで新たに日本語のタイトルを考えてもらっています。
例えばエルトン・ジョンの♪Your Songに対して「そして僕は地方に暮らす」とか、ビリー・アイリッシュの♪Bad Guyに対して「こんな時間に宅配便」とか、これまでにもリスナーさんが秀逸な邦題を付けてくださっているんですけども、 そういう風に、例えばZ世代の人が80年代の曲を知らなかったり、昭和世代の方が今の流行りの曲を知らなくても、バラエティ要素を挟むことで同じ土俵で音楽を楽しめたらいいなと思います。
耳を澄ませて楽しむラジオという媒体だからこそ成り立つ、音楽へのアプローチをしていきたいです。
川﨑さんは元タカラジェンヌの天玲美音さんと『天玲美音・川﨑玲奈の、今夜も気分は麗しく』も担当しています。雰囲気の異なるふたりがワイワイとお喋りしています。
さまざまな顔をもつ川﨑さん。「弊社は、やりたいことに挑戦できる会社です」というK-MIXで活躍する川﨑さんの今後が楽しみです。
最後は2024年1月にスタートした番組のなかから3本を紹介します。
J-WAVEではヒップホップクイーンAwichとお笑い界のクイーンゆりやんレトリィバァ による番組『QUEEN RADIO』(土曜 24時〜25時)がスタート。
活躍するフィールドは違えど、実は大親友だというふたり。リスナーから届く相談にこたえたり、送ってもらったリリックをもとにラップを披露するコーナーも展開。かなりフリーな内容になりそうです。
愛知の東海ラジオでは『聴く将棋』(土曜 6時30分〜6時45分)がスタート。月がわりでひとりのプロ棋士に迫ります。聞き手は大澤広樹アナウンサー。
1月のゲストは杉本昌隆八段でした。昨年は「観る将」という言葉が話題になりました。自分が対局を行うよりも、観戦やイベント参加で将棋を楽しむというものです。どちらの棋士が有利かをAIによって可視化できるようになり、将棋に対する関心が高まるなか、『聴く将棋』は棋士のパーソナルな部分にぐっと迫ります。
杉本八段の登場回では、棋士の正月の過ごし方から藤井聡太王将にまつわるエピソードまで語りました。
FM愛媛はギャグ漫画家の和田ラヂヲ先生の人気番組がサードシーズンに突入。
『ニンジニアネットワーク 和田ラヂヲの、聴くラヂヲ3』(土曜 21時〜21時30分)がスタートしました。面白さ、想像した時のくだらなさはそのままに放送中。
和田先生自身も「内容がガラッと変わったのかどうかは、自分でも分からない」と仰っていましたが、おすすめの番組であることは間違いないです。
クスクス笑えるネタを紹介する「爆笑アラカルト」をはじめ、ネタに対して和田先生がボソッと放つツッコミがたまりません。番組の新しいキャラクターに「おきく3(おきくさん)」も登場。海外の人も楽しめるポッドキャストも配信中です。
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