【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】ラジオ放送作家を目指し、吸収と挑戦を続ける大学生~『日本全国ラジオ旅』白田まもるさん~
ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO 第76回
今回はラジオ番組の放送作家を目指す大学生、白田まもるさんに注目しました。
●白田まもる(愛称「しろまる」)・プロフィール
大分在住。大学1年生(2024年5月現在)。『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM 月曜~木曜 22時~23時55分、金曜22時~22時55分)や『IMAREAL』(AIR-G'(FM北海道) 金曜 18時~22時)を聴いたことがきっかけでラジオにハマる。
高校2年生の時にOBSラジオの学生向けの番組『土イチ de much-on!』(土曜 13時〜15時 パーソナリティ:小田崇之・ギャル大臣)に出会い、今春まで高校生スタッフのひとりとして番組を支えた。
▲OBSラジオ『土イチ de much-on!』小田崇之アナウンサー、ギャル大臣
▲高校生スタッフ「much-on!ラボ」の皆さんと一緒に
あっと言わせた研究レポート
しろまるさんを知ったきっかけはAIR-G'(FM北海道)の番組『IMAREAL』のパーソナリティの森本優さんに「大分の高校生が番組に出てくれて、その話がとても良かったので、ラジコのタイムフリーで聴いてみてください」と紹介されたことでした。
しろまるさんは高校の修学旅行で北海道を訪れた時に、ホテルの部屋でたまたま聴いたのが『IMAREAL』で、その楽しさに衝撃を受けたそうです。
しろまるさんは大分に帰ってから感想のメールを送りました。その時はラジコプレミアムに入っていなかったため大分では『IMAREAL』は聴けませんでしたが、『IMAREAL』のスタッフから「番組に出てみませんか?」というお誘いがあり、電話で出演しました。
やきそば しろまるさんを『IMAREAL』で知ってから、『土イチ de much-on!』で高校生スタッフとして研究レポート(放送後記)を綴っていることが分かって、早速読みました。
研究レポートには番組に関わっているからこそ書ける逸話がたっぷりと描かれていて、それがとても面白かったです。
「この人はタダモノじゃないぞ」という香りがしまして(笑)、それで渋谷のラジオ『やきそばかおるのラジオコンシェルジュ』(金曜 21時30分~22時)に何度かリモートでご出演していただいたというわけです。
あの一連の研究レポートは説得力がありました。
しろまるさん ありがとうございます。あの時は高校生ながらにラジオ局にスタッフとして行けること自体が嬉しかったので、その思いを一気に書きました。今見返すと文章がグチャグチャなんですけど(笑)。でもそれを"師匠"※1 が見つけて「すごい内容だ」と言ってくださったので毎回書くことにしました。
やきそば しろまるさんが書いたからこそ、詳しい話を聞きたくてラジオ出演やインタビューのコンタクトをとったという流れになりましたからね。
しろまるさん 少し先の未来に繋がっていたことになります。「あの頃の自分、よくやった!」と思います。
やきそば ラジオ関係者やリスナー以外からも反響があったのでは?
しろまるさん 学校のクラスメイトが読んでくれたそうで、ある日、掃除の時間に「あの文章が好きで、読むのを楽しみにしてる」って言われました。
その子はラジオを聴いている印象がなかったので驚きました。自分の文章を通して『much-on!』を楽しんでくれていたのが本当に嬉しかったし、自分の思いを形にするのは大事だと改めて感じました。
※1 しろまるさんが尊敬している大分放送の元社員。
▲インスタグラムに掲載している研究レポート
ゆるい内容にならないように
やきそば 研究レポートは、インスタグラムに載せているものはおよそ2000字。noteに載せている「完全版」※2 はその倍はありますが、文章はどのように書いていましたか?
しろまるさん まずは印象に残った点を一気に書いてから全体を整えていきました。
やきそば 完全にプロがやっているのと同じような手法ですね。
しろまるさん それから中弛みしている部分をバッサリとカットしていきました。
やきそば 完成にはどのくらいの時間をかけていましたか?
しろまるさん その時によって多少変わりますが、だいたい3時間ほどです。
やきそば 速いですね!
しろまるさん でも、めちゃくちゃ時間がかかる時もあるんですよ。ゆるい内容になってしまうこともあるので。
やきそば しろまるさんの研究レポートを読んでいると、書いてある内容を発端にいろいろな人と話をしたくなるんです。それは横になっていた気持ちを揺さぶってくる感覚です。
※2 研究レポートの完全版は白田まもるさんのnoteで公開されています。
https://note.com/sromu21_mamoru/
▲noteに掲載している完全版
大切にしている3つの視点
やきそば しろまるさんはきちんと意図をもって書いていて、「研究レポートを書くうえで心がけていること」を研究レポートに明記していましたよね。
※参考(研究レポートより引用)
個人的に、ラジオの放送後記というものは「別視点からの放送の景色を楽しめるもの」だと思っています。
「視点」というのは放送の景色を見る視点のことで、それは大きく3つあると思います。
1つはパーソナリティの視点。パーソナリティから見た放送や裏で動くスタッフの様子などの景色は、放送中にパーソナリティの口から出てきます。そこからリスナーもパーソナリティの視点を共有することが可能です。
1つはリスナーの視点。メールやゲスト、そして何より聴いている自分自身からなのできちんとつかむことができます。
そしてもう1つはスタッフの視点。これだけは放送上では絶対にリスナーが共有できないんです。理由はシンプルに、スタッフが放送上で声を出すことは無いからです。
そんなスタッフの視点を楽しむことができる数少ないものの一つが放送後記です。
ラジオリスナー時代の私は、放送後記やスタッフ個人のSNSアカウントの投稿から、放送だけでは絶対に共有できない「スタッフの視点」を楽しむのがめちゃくちゃ好きでした。(今もですが)
きっとそういうラジオリスナーは多いと思います。
だからこそ、ラジオの裏方さんが表に取り上げられるとなると、その裏方さんの番組を普段聴いているリスナーも聴いていないリスナーも、強く興味を示してしまうのではないのかな......と考えます。
(中略)私が、研究レポートとして毎週放送後記を出すのであれば、やはりラジオリスナーが欲しがる「スタッフの視点」をお届けできるものを出していきたい。(引用ここまで)
やきそば 「なんとなく...」の気持ちでやらないのは大事で、しろまるさんはきちんと考えてから取り組んでいますよね。
しろまるさん 『SCHOOL OF LOCK!』の職員(スタッフ)の放送後記を読んで楽しんでいたので、「その頃の自分と同じように放送後記まで楽しんでもらいたい!」と、自分でも考えるようにしました。
読書が生きている
やきそば ずっと疑問に思っていたのですが、しろまるさんの表現力はどこからきているのでしょう?
最近は書店に行くと「言語化」に関する本が並んでいて、思っていることを言語化することの大切さと難しさを実感している人が多い証だと思うのですが、しろまるさんは昔から本を読むのが好きだったとか?
しろまるさん 好きです。なかでも小説や実用書を読むのが好きです。小学生の頃は1年で300冊は読んでいました。学校の図書室の貸し出し冊数ではダントツで1位でした。
やきそば さすが! なかでも印象に残っている作品は?
しろまるさん はやみねかおる先生の『名探偵夢水清志郎事件ノート』と『怪盗クイーン』シリーズ、それと柳田理科雄先生の『空想科学読本』シリーズはよく読んでいました。
ほかのジャンルも読んでいたので、その頃に出会った言葉が今になって活きているのかもしれません。あとは高校時代に読んだ本でいえば、いとうせいこうさんの『想像ラジオ』※3 はとても影響を受けました。
演劇部の部室に置いてあった本で、後輩に「ラジオが舞台の演劇脚本を書くならいいんじゃないですか」と勧められて読んだところ、セリフに使われている表現が素晴らしかったです。
※3 2015年 河出書房新社より発売。
海沿いの町で、なぜか高い杉の木のてっぺんに引っかかっているというDJ(ディスク・ジョッキー)アークがパーソナリティをつとめる番組「想像ラジオ」。
彼は「想像」という電波を使って、「あなたの想像力の中」だけで聞こえるラジオ放送を続けている。
リスナーから次々に届くメールを読み上げ、饒舌におしゃべりを続けるアークだったが、彼にはどうしても聞きたい、ひとつの〈声〉があった――。(河出書房新社サイトより)
『IMAREAL』のすごみ
やきそば しろまるさんは初めて『IMAREAL』を聴いた時の衝撃が大きかったそうですが、改めて『IMAREAL』の魅力を教えてください。
しろまるさん パーソナリティのもっちょりさん(森本優さん)は学校訪問を積極的に行っていて、学生の皆さんに会って直接話を聞いているところが良いんです。学生を応援する熱量がすごいです。
"学生主体の番組"であることを打ち出していて、現役の学生はもちろんのこと、卒業生や先生まで巻き込んでいます。あとでもっちょりさんも『SCHOOL OF LOCK!』の生徒(リスナー)だったと知って「やっぱりそうだったんだ!」と納得しました。
やきそば 『IMAREAL』は18時のオープニングからロケットスタートを切ったまま、22時までずっと高めのテンションで突き抜けますよね。
しろまるさん 4時間ずっと集中力を切らさずにマイクの前でしゃべるなんて、ものすごいことです。
やきそば もっちょりさんは常に問題意識をもっていて、「若者のラジオ離れ」とはいうものの、それはちょっと違っていて「ラジオの楽しさを知らないだけ」とおっしゃっています。学生の皆さんにラジオやラジコの話をすれば、興味をもってくれて毎週聴いてくれる人もいるそうです。だから学校訪問を続けているそうです。
しろまるさん いいですね! 自分の目的をしっかりともっていて、そこに力強く進んでいくもっちょりさんの姿が本当に大好きです。
▲『IMAREAL』(AIR-G'(FM北海道))森本優さん(もっちょり)
ギャルとZ世代のポッドキャスト番組
しろまるさんは『土イチ de much-on!』のパーソナリティで、大分を中心に活躍しているギャルマインド講師のギャル大臣とポッドキャスト番組『ギャル大臣の있잖아!( #イッチャナ)』(木曜21時更新)を作って配信しています。「イッチャナ」は韓国語で「あのね、ちょっと聞いてよ」という意味。
コンセプトは「大分の平成ギャルとZ世代がそれぞれの目線で気になる社会問題や己の悩みと向き合い議論していく番組」です。
やきそば 私のまわりの人も聴いている人が多いです。ギャル大臣の第一印象はいかがでしたか?
しろまるさん 描いていた「ギャル」の印象そのまんまでした。しかも破天荒というか。一番初めの放送で、一緒にパーソナリティを務めている小田崇之アナウンサーにメイクしてましたから(笑)。しかも頭の回転が速くて、いろいろな業種で活躍しているすごい人なんです。
やきそば 距離が縮まったきっかけは何ですか?
しろまるさん 昨年の夏頃にラジオに関することで悩んでいたことがあったんです。
自分の実力のなさに幻滅して気分が信じられないぐらい落ち込んで、「このままではまずい」「誰かに話を聞いてもらおう」と思って大臣さんにDMしました。
大臣さんは「じゃあお昼を食べながらでも」と言ってくださって。1時間後には合流して、いろんな飲食店を連れ回されながら大臣さんとたくさんのことを話しました。まだそんなにお話したことはなかったけど、何事にも縛られない言葉をかけていただいて救われました。
それがきっかけで、かなりの頻度で2人で遊びに行っていろいろなお話をするようになりました。
やきそば しろまるさんがDMしていなかったら、『イッチャナ!』も生まれていなかったかもしれませんね。大臣さんはしっかりした意見をもっているのが良いですね。
しろまるさん そうなんです。それでいてほどよく隙があるところがいいんです。
やきそば 人間味が溢れているということですね。改めてパーソナリティ向きですよね。
しろまるさん 番組に関わるようになって、ラジオは不完全な部分を求められるのを感じました。倫理に反することでなければ、ミスをしても笑い話に変えられます。
きちんと考えてくれる人と組むこと
しろまるさんは『イッチャナ!』を立ち上げるにあたり、企画書を作成してギャル大臣さんに提出したそうです。
やきそば ギャル大臣さんに見せるためだけに企画書を作ったんですか?
しろまるさん そうなんです。「私は本気でこの番組を始めるつもりだぞ!」という意思表示のためです。それと、番組自体に芯がなくてフワフワした感じで終わるともったいないと思って、大臣さんの人生経験を活かせる内容にしたいと思いました。
やきそば しろまるさんが大臣のことをよく考えているのと、番組作りの大切さを分かっていて真剣に向き合っているからですよね。
しろまるさん そう言っていただけるとありがたいです。私にとっては大臣さんとお話ができることが嬉しいんです。
やきそば 編集方針はありますか?
しろまるさん 万が一、誰かを傷つける発言があったらカットすること。あとは大臣さんのイメージが悪くならないようにすることを心がけています。
編集が終わると聴いてもらってフィードバックしてもらいます。私が書いた研究レポートなら私が書いて公開するだけですが、『イッチャナ!』は大臣さんとフィードバックしあってブラッシュアップできるのがとても良いんです。
やきそば きちんと考えてくれる人と組むのは大事ですよね。何も考えずに「いいね」とだけ言ってくる人と組んでも、いいものを作るのは難しいし。
しろまるさん ラジオの関係者の方には「そこまで頑張らなくても...」という人と「もっと頑張らないと」と叱咤激励をしてくれる人がいます。両方の意見があることが救いです。
収録は構成を考えてから
やきそば 『イッチャナ!』を収録するうえで心がけていることは?
しろまるさん 大臣が納得するコンテンツにすることと、未来に繋がるような発言をすること。
さらに"私の心の中の九官鳥さん"(後述)に怒られないような編集の技術を身につけることです。
例えばですけど、ノイズカットやつなぎがどうしてもうまくいかなくて「これぐらいもういいか~誰も分からないでしょ~」と思って放置しようとした瞬間に、私の心の中に九官鳥さんが出てきて「雑やな! このクオリティで人に聴かせられると思ってんの?」と詰めてくるんです(笑)。
昨年の冬にFM愛媛に行って、九官鳥さんの限界まできれいに作りこむ編集の様子を見てきたからだと思いますが。
そのおかげで、「今の自分がもっている技術を全部使って妥協なく作ろう!」と心がけられているので、編集初心者が作る番組にしては若干違和感なく聴けるものになっているのではないかなと思います。
技術レベルとしてはまだまだですけれども。
やきそば 話のテーマ選びはどうしていますか?
しろまるさん お互いが話したいテーマを事前にラインのノート機能に書き出しておいて、当日そのなかからどれがいいか2人で決めて、出し合って骨組みを考えてから収録を始めます。
やきそば 見切り発車にしないところがいいですね。
しろまるさん まだ探り探りではありますが、考えながらやっています。
やきそば 統計によるとポッドキャストは聴いた人が面白くないと思うと、5分以内でほかの番組に移ってしまうらしいです。だからトップギアから始めるのが大事なんですよね。
しろまるさん そうらしいです。ただ、『イッチャナ!』も収録時点ではダラダラと話していることがあって、イマイチだと思ったらバッサリとカットすることはあります。
番組の質を落とさないこと
しろまるさんは、FM愛媛の番組『和田ラヂヲの、聴くラヂヲ3』(土曜 21時〜21時30分)や『一平くんのゲコゲコ相談室DX』(月曜 20時〜20時30分)など、多数の番組を手掛けるプロデューサーの九官鳥さんの番組も好きで、取材を兼ねて見学をしたことがあります。
※九官鳥さんは『やきそばかおるの I love RADIO』にも登場。
やきそば 九官鳥さんにお会いしてみていかがでしたか?
しろまるさん とにかく自分の感覚を頼りにして「作るなら絶対に良い番組を作ろう」と動いているのが本当にかっこいいなと思いました。
自ら出演している音楽番組『LIVE KIDS BOX』(水曜 21時30分〜22時)は、九官鳥さんが番組の質を落とさないようにするために、自分が本当に良いと思ったミュージシャンや楽曲以外は紹介しないことにしているそうで、それはとても大事なことだと思いました。
やきそば 確かに!
しろまるさん あとは編集作業の時にこだわりが半端なかったです。九官鳥さんは妥協することがないんです。
聴きやすい放送にするために、なんでもないようなノイズも細かく消去していました。編集についていろいろと教えていただいたことがたくさんあって、ポッドキャストの番組作りに活かしています。あとは生放送の番組の時のメールさばきの速さにも圧倒されました。
ラジコに思うこと
やきそば しろまるさんもラジコでいろいろな番組を聴いていますが、ラジコについて思うところはありますか?
しろまるさん 以前、私が「X」でラジコについてポストしてバズったことがあるんです。
やきそば ありましたね!
しろまるさん 「私も分かる!」という共感のコメントをたくさんいただきました。
やきそば ここ数年でポッドキャストでアーカイブを配信する番組が一気に増えましたよね。海外でも無料で聴けるのでポッドキャストで聴く人も多いです。
しろまるさん あとは個人的に、ラジコで使用しているサムネイルの問題もあると思います。
YouTubeなどのインターネットコンテンツに慣れた人は、まずサムネイルを見てこのコンテンツを見るか否かを精査するため、サムネイルのデザインに気を遣ったらもっと「ためしに1分だけでも聴いてみよう」という最初のアクションは増やせると思うんです。
FM FUKUOKAの『CHARGE』(木曜 20時30分〜21時55分)のサムネイルがカッコいいんです。無駄な要素を省きつつも「なんだこれ?」と思わせる引きがあるデザインだと思います。
「日本全国ラジオ旅」
やきそば FM FUKUOKAといえば、しろまるさんは4月からnoteで全国のラジオ局を訪ねる「放送作家を目指す大学生『白田まもる』の日本全国ラジオ旅」を始めて、その1ヶ所めがFM FUKUOKAでしたよね。
西川さとりアナウンサー(『ZERO MORNING』『ピザクック presents 悠未先生のロングホームルーム』ほか担当)と愛智望美アナウンサー(『あにぺろ』『Ultra Radio Connection DIG!!!!!!!! FUKUOKA』火曜 『ナカニワスタジオ』水曜 ほか担当)とお話ししてみていかがでしたか?
しろまるさん とても熱意をもってラジオ制作に関わっているお二人のお話や、それぞれの番組制作の秘訣などが聞けて、とても勉強になりました。本当に貴重な場を設けていただけたと思います。
満足いくまでお二人に質問もできましたし、出てくる話がとにかく濃くて「やはり、ラジオ関係者と実際にお会いしてラジオ制作の話を聞くのはとても学びになる! もっといろんな局に行って話が聞きたい!」と実感できたので「日本全国ラジオ旅」の一番初めにFM FUKUOKAに行くことができて本当によかったです!
やきそば しろまるさんはラジオのことを吸収しつつ、ラジオに関する世間の固定概念を覆してくれたら...と思っております!
しろまるさんは「ラジオ旅」の第2弾としてRKKラジオ『福ミミらじお』(月~金曜 12時〜13時40分)も見学しました。しろまるさんのラジオ旅は続きます。
最後は最近スタートした、学生向けの番組のなかから2本を紹介します。
LuckyFM 茨城放送では今春に『Teen's FM』(日曜 9時30分〜10時)がスタート。パーソナリティは菊地真衣、煙山ゆう両アナウンサー。
なかでも注目は放送委員改革の企画。茨城県内の公立中学校の放送委員をアナウンサーがプロデュースして、ただ音楽を流す、原稿を読むだけの"受動的"な放送から、情報を『伝える』校内放送へと変えていくというドキュメンタリー企画。
校内放送をもっと楽しんでもらうべく、放送部員がアイデアを出し合い、放送が蘇っていく様子は聴いていて爽快。アーカイブはポッドキャストでも配信されています。
FM FUKUOKA『ナカニワスタジオ』(水曜 20時30分〜21時55分)は2023年春にスタート。
パーソナリティの愛智望美アナウンサーは『I love RADIO』第65回でインタビューさせていただきました。福岡の中高校生と一緒に作る番組として、学校訪問を行っています。
部活動に勤しんでいる学生を訪ねたり、学校のイベントなどを取材するほか、開催した音楽コラボイベントではミュージシャンを目指す学生とコラボしたことも。新たに梅田あんりアナウンサーも加わり、放送時間も85分に拡大しました。
<了>