【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】学生が主役のラジオをプロデュース!その企画に込める想いとは~LuckyFM茨城放送『Teen'sFM』菊地真衣さん・煙山ゆうさん~

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【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】学生が主役のラジオをプロデュース!その企画に込める想いとは~LuckyFM茨城放送『Teen'sFM』菊地真衣さん・煙山ゆうさん~

ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO  第79回


今回はLuckyFM茨城放送で今年の春に始まった『Teen'sFM』(日曜 9時30分〜10時)に注目しました。「10代の若者の情報収集・発言ツールにラジオという選択肢を」がキャッチコピーです。

パーソナリティは同局の人気番組『菊地真衣のこんなんで、いいのかYO!?』『HAPPYパンチ!』(金曜)『4Me』を担当する菊地真衣アナウンサー(同局 編成事業部 アナウンス室長)と『Music Pick up after Millennium(2000)』『CONNECT』(月曜)『LuckyFesの楽しみ方』を担当している、入社2年目の煙山ゆうアナウンサー。

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▲菊地真衣アナウンサー(左)、煙山ゆうアナウンサー

菊地アナウンサーはプロデューサーとして『Teen'sFM』の統括を行っているほか、学校との取材調整、選曲、編集といったディレクター業も担当しています。インタビューは入社1年目の小菅玲菜アナウンサーも担当します。

『Teen'sFM』は隔週で放送する「放送委員改革」と「最近のWakamonは!」(学生にインタビューする企画)のコーナーをメインにしています。

なかでも「放送委員改革」は、茨城県内の公立中学校を訪れ、放送委員が流す番組をアナウンサーがプロデュース。「ただ音楽を流す、原稿を読むだけの"受動的"な放送から、"伝える"放送へと変えていく...」その様子を追うドキュメンタリー企画です。

校内放送をもっと楽しんでもらうべく、放送部員がアイデアを出し合い、楽しい企画が飛び交う様子は聴いていて爽快です。アーカイブはポッドキャストでも配信されています。

中学生に絞った理由

やきそば 聞いたところによると、もともと朝9時から放送しているワイド番組『HAPPYパンチ!』のひとつのコーナーとして企画されたそうですね。

菊地アナ そうなんです。『HAPPYパンチ!』のなかで、私が実際に中学校に行って放送委員を改革するコーナーをやりたいと会議で提案したんです。すると10代向けの番組を新たに立ち上げたらいいんじゃないかという話になりました。

やきそば そうなんですか! 高校ではなく、中学の放送委員に注目したのはなぜですか?

菊地アナ 私の経験と関係があります。私は小学生の時に放送委員になって、お昼の校内放送を通して友達から「声が綺麗だね」と言われたことがきっかけでしゃべることが楽しくなって、アナウンサーに憧れるようになったんです。

高校の放送部は、どちらかというと自発的にアナウンスを極めていきたい人が多いから、私たちが入る余地がないと思うんです。

それぞれ放送部としての伝統やスタイルもあると思いますし。その点中学生なら具体的な夢を描いている人はまだそれほど多くないと思うので、この企画を通してしゃべる楽しさを知ってラジオに興味を持ってもらったり、将来はアナウンサーを目指してくれたら嬉しいという思いを込めています。

やきそば 特に中学生は高校生よりは余白がたくさんある感じがいいですね。

菊地アナ そうなんです。私の経験なのですが、少し心残りがあって。小学校の放送委員の時はかなり自由で、音楽を流すほか、しゃべる時間もありました。逆に中学の時はどれくらいふざけていいのか分からなかったので、原稿をきちんと読むことに意識を置いていました。

だからもっと面白いことをしたいと思ったまま卒業したんです。多分、放送委員のなかには私と同じようなことを思っている子もいると思うんです。私たちがお手伝いをすることで皆さんに楽しんでもらいたいという思いです。

やきそば 臨場感を伝えるためには収録が大変そうですね。

菊地アナ 「放送委員改革」の収録はひとり、もしくはふたりで行うため、立体感を出すためにはどのように収録すればいいか、ということを考えました。

具体的には、本番前と本番に入ったあとの放送室の緊迫した様子や、放送を聴いている生徒の反応、終わった直後の放送委員と生徒の感想を収録して流すことを意識しました。

これまでに放送された「放送委員改革」から

・茨城県立 勝田中等教育学校(4・5月放送)
タイトル『FM Secondary in Katsuta Studio』

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菊地アナウンサーのプロデュースで、茨城県ひたちなか市にある勝田中等教育学校の視聴覚委員会を改革。およそ20分間の校内放送に向けて、中等2年次生の4人が聴く人の目線に立ちながら議論を繰り返して、タイトルと構成を決めました。

やきそば 内容が決まっていく過程の様子だけで、とても楽しかったです。

菊地アナ いざ話し合いが始まると、意見がどんどん出てきました。「放送委員改革」という企画ですが、私は少し助言をする程度で十分だったほどです。

煙山アナ 飽きないように聴いてもらうためにはどうすればいいか、という部分も含めて、皆さんがすでに細かい部分まで考えていましたよね。

やきそば 本番では入れ替わり立ち替わりでしゃべる人がどんどん変わっていったのも、臨場感があってとても楽しかったです。

菊地アナ 冒頭で教室に音が流れなくて、途中で仕切り直してオープニングからやり直したり、マイクが1本なので本番はバタバタで、そのリアル感は側から見ていても手に汗を握りました。

ちなみに、お悩み相談で一人ひとりが話す内容は事前に決めていたわけではなく、その場でパッと浮かんだことを即興でしゃべってたんです。そこも驚きました。普通は咄嗟に出てこなくて慌てちゃうと思うんですけど。

放送後は「本格的なラジオ番組みたいですごかった!」「お悩み相談のコーナーでの掛け合いが面白かった」とクラスメイトの皆さんにも好評でした。

・水戸市立 緑岡中学校(6・7月放送)
タイトル
『Green's Time』
『MHK』 ※「みんな・放送・聴いてる?」の略

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煙山アナウンサーがプロデュース。どんな校内放送がいいか、ヒアリングをしたあとで話し合いを開始。AチームとBチームに分かれて内容を決めていく様子を放送。

実際に当日に使う進行表と届いたメッセージを確認してリハーサルを決行。マイクの渡し方から番組の締め方まで、本番を意識して調整を行う様子も放送しました。

やきそば 緑岡中学校は2チームの番組タイトルが『Green's Time』と『MHK』で対照的なのが印象的ですね。ゲストもAチームは先生、Bチームは生徒会長を迎えていましたし。どちらも面白かったです。

煙山アナ それぞれのカラーが出ましたね。

やきそば 『Green's Time』のメンバーの話し合いでお悩み相談の案が出た時に「先生に答えてもらおうかな?」という話になったのも印象的でした(笑)。

煙山アナ 勝田中等教育学校も緑岡中学校の皆さんも、相談に対してとてもスムーズに言葉が出てきていて、自分の意見をしっかりと持っていることを実感しました。

やきそば 相談はネットのシステムを使って募集したところも"今っぽい"ですよね。まさに中学生の今だからこそできる放送ですね。

菊地アナ 怖いもの知らずだから飛び込めるところはあります。それにどう転んでも微笑ましい雰囲気になるんです。中学生ならではの視点の内容になりました。

やきそば そもそもタイトルを決めるのは、ものすごく時間がかかりますよね。LuckyFMの番組のタイトルはどのようにして決めていますか?

菊地アナ 基本的には誰が聞いても分かるような名前にしています。例えば『Teen'sFM』なら"10代のラジオ"というところから付けています。

『菊地真衣のこんなんで、いいのかYO!?』は聞いただけでバラエティー番組だと分かることと、放送のある曜日が火曜なのでと「火曜」と「かYO」を掛けています。このことを勝田中等教育学校の皆さんに話すと感心していました。

やきそば なるほど!

菊地アナ 弊社の場合は「シンプルイズベスト」を意識しています。『Teen'sFM』も当初はコーナーのタイトルでもある「最近のWakamonは!」を考えていました。

「Wakamon」は「ポケモン」みたいな響きで、未知の生命体に出会う感覚で我々も接していけたらとの思いがありました。しかし、最終的には"10代のラジオ"ということが分かりやすいタイトルにしました。

やきそば 確かに初めて『Teen'sFM』の名前を聞いた時は「シンプルだな〜」と思いました。

菊地アナ このシンプルさは、デザインをするうえでもとても良かったんです。「T」「M」の一部を少し伸ばして波形のようにして、アポストロフィーの部分は電波っぽいデザインにしました。

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何から決める?

やきそば タイトルと内容ではどちらを先に決めましたか?

菊地アナ これまでに放送した勝田中と緑岡中の場合は、内容を決めてからタイトルを決めました。内容が決まらないとタイトルをどうすればいいか分からないんです。

煙山アナ 曲はどうするか。ゲストコーナーはどうするか。大まかな構成を考えてからタイトルを決めました。そしてタイトルコールを入れたジングル※を収録します。

菊地アナ ジングルは編集してこちらで完成させてプレゼントします。聞くとモチベーションが上がるようで「ラジオっぽい!」と喜んでくれます。

※番組の節目に挿入される短い音楽やフレーズ(番組タイトル)

マイクの本数

やきそば 学校の放送室はいかがでしたか?

菊地アナ 学校によって放送機材が全く違っているようです。マイクの本数や形態も様ざまなようで、勝田中はマイクが動かせないからみんなが入れ替わり立ち替わりでしゃべってました。

煙山アナ 緑岡中はハンドマイクだったので、みんなでマイクを回していきましたね。

やきそば お昼の放送はひとりでしゃべるイメージがあって、今回のように複数人でしゃべるのは珍しいですよね。

きっかけはカーラジオ

やきそば 菊地さんの『こんなんで、いいのかYO!?』を聴いている生徒もいましたよね。

菊地アナ 勝田中ではご挨拶を兼ねて校内放送で「LuckyFMのアナウンサーの菊地真衣です...」と少ししゃべらせていただきました。そしたら「僕も聴いてます!」「私も聴いてます!」と言ってすぐに放送室に来てくれた子が何人もいたんですよ。

やきそば いいですね! 皆さんは何がきっかけで『こんなんで、いいのかYO!?』を知ったんですかね?

菊地アナ ご家族の方が運転するカーラジオで聴いて知るケースが多いようです。なかには家にあるラジオで聴くという人もいます。

やきそば 一度ハマると聴いてくれるんでしょうね。

菊地アナ 放送委員会にチャレンジした生徒の皆さんのなかには「放送委員改革」がきっかけでラジオ(radiko)で定期的に聴いてくれるようになった人がいて嬉しかったです。

ファンクラブも発足?!

煙山アナ 「放送委員改革」に出てくれたメンバーの仲間も「友達が出るなら聴こう」と思って聴いてくれるようです。

菊地アナ そういう相乗効果も実は狙っていて、友達が出るからちょっと聴いてみようと思ってradikoを立ち上げてくれたらいいなと思っています。

一度radikoの使い方を覚えると、ほかにもいろいろな放送を聴いて、ラジオが好きになってくれるんじゃないかと。「放送委員改革」では校内放送を聴いた生徒のみんなに感想を聞いていますが、なるべくいろいろな人の声を入れる番組構成にするように考えています。

やきそば 普段クラスにいる子が放送で普通にしゃべっているのが、珍しいんでしょうね。

菊地アナ なかにはしゃべっている放送委員のファンクラブができた例もあります。お便りコーナーにファンからお便りが送られてくるそうです。

やきそば すごい!

ひと夏のパーソナリティ

『Teen'sFM』ではティーンズにトークと選曲で盛り上げてもらう「ひと夏のパーソナリティ」という企画を行いました。
出演は
・ずーま&リヤ(高校2年生凸凹コンビ)
・マチュルーバ(LuckyFMの番組リスナーとしておなじみ)
・トランプサイダー(小学生の時からLuckyFMリスナー)

(今後放送)
・白田まもる(放送作家を目指す大分の大学生 『I love RADIO』76回でも紹介)

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菊地アナ ずーま&リヤの注目は声の雰囲気の違いです。ずーまくんのハイトーンボイスに、リヤくんの低い声というこのコントラストが心地よく話がとても聴きやすいんです。

やきそば 収録の前にどういったアドバイスをしますか?

菊地アナ 打ち合わせはほとんどしていません。多分、みんな頭がいいんだと思います。出てくれた皆さんは、幅広い人たちが聴いているという認識でしゃべっていて、内容が内輪になりすぎることもありません。メディアリテラシーを身につけていて、個人的な話は分からないようにしています。

煙山アナ オープニングで話す時間の長さとか、トークバック※の使い方くらいです。

やきそば さすが、今の子っぽいですね!

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菊地アナ 例えばマチュルーバくんは話している時に身内の方の話をしたんですけど、プライベートなことに少し触れた部分が気になったようで「あの部分はカットしてください」と申告がありました。どこをオープンにして、どこオープンにしちゃダメということを心得ています。

やきそば とてもしっかりしてますね。

菊地アナ みんなポテンシャルが高いんです。

煙山アナ 言葉選びも知的です。私が中高生の頃は使っていなかったような表現も使います。例えばマチュルーバくんは「秀麗(しゅうれい)」という言葉を使ったんです。みんなボキャブラリーがすごくあるし、言葉選びが的確なのは情報収集のツールがたくさんあるからなのかなと思います。

やきそば 普段聴いている番組のパーソナリティがお手本になってるんでしょうね。

菊地アナ しかも「苦手な食べ物」の話をした時「嫌い」という言葉を使わなかったんです。その食べ物を好きな人もいるし、作っている人もいらっしゃる。どんな人が聴いているか分からないので「私は苦手だけど、好きな人多いですよね」というフォローをするんです。

※スタジオの外にいるディレクターがパーソナリティに指示を出すための装置。ディレクターがボタンを押しながらしゃべるとパーソナリティのヘッドホンに声が流れる。「そろそろCMです」「曲にいきます」といった指示をする時に使う。放送には流れない。

大好きな曲がかかったことがきっかけで

やきそば ずーまくんや、マチュルーバくんがLuckyFMにハマったきっかけは何でしょう?

菊地アナ ずーまくんはコロナ禍で人の声を聴きたくなって、家にあるラジオを出してきたそうです。マチュルーバくんは『こんなんで、いいのかYO!?』で大好きなYouTuberのMELOGAPPAの曲がかかっていたのを聴いてそのまま番組のファンになってくれたようです。

そこから私の番組にとどまらず、LuckyFMを推してくれています。もちろん煙山さんの『Music Pick up after Millennium(2000)』も聴いています。

煙山アナ マチュルーバくんは茨城在住ではありませんが、LuckyFMの番組をとてもよく聴いてくれているのがとても嬉しいです。

菊地アナ 「放送委員改革」に出てくれた皆さんのなかにも、ラジオを聴いて、参加はしないものの、SNSに「いいね」してくれる人もいます。

やきそば マチュルーバくんはラジオでYouTuberのMELOGAPPAの曲がかかったことがきっかけでラジオにハマったということでしたが、YouTubeを観ている人とラジオを聴いている人、ポッドキャストを聴いている人は別と言われることが多いですよね。

菊地アナ それがうまく重なると定着してくれる人も多い気がしています。

やきそば 自分の推しがラジオで話題になっていて、パーソナリティの菊地さんに興味を持ってくれたのは「このパーソナリティの方は分かってくれている」と親近感が湧いたのかもしれないですね。友達の友達を好きになるみたいな感覚というか。

ひとりしゃべりのコツ

やきそば 初めてマイクの前でしゃべるとなると、テンションをどうするか、大人でも難しいと思います。特にひとりでしゃべるとなると...。

菊地アナ すごく難しいです。誰に向けてしゃべるのか、不明瞭になるんです。そうなるとボソボソとしゃべる感じになりがちなので、マイクの先に自分の好きな人だったり、大切な人がいるとイメージしながらしゃべるといいよと私も教わりました。

もしもひとりでしゃべるのが難しそうな学生がいたら、スタジオのガラスの向こう側にいるから、私たちに話しかけるみたいにしゃべってみて、と声をかけます。

やきそば 日頃の生活でひとりでしゃべること自体がないですもんね。

菊地アナ 私たちが笑ったりリアクションをするとしゃべっている子も笑みがこぼれるので、私たちも反応してなるべく自然にしゃべれるようにしました。

もっと、茨城からアナウンサー・パーソナリティを

やきそば 大袈裟に聞こえるかもしれませんが、学校のお昼の放送を面白くしたり、スタジオに学生の皆さんを迎えることは、放送文化を変えることに繋がると思うんです。未来のことを考えるととても良い企画だと思います。

菊地アナ 生徒が主役の方が将来的にラジオに繋がっていくのではないか、と考えました。

やきそば 学生に向けた番組で、学校を訪問してインタビュー等を行っている番組のスタッフの皆さんに話を聞くと、立ち上げは大変だったそうです。ただ、生徒の皆さんが一度ラジオに出る楽しさを味わうと、先生が番組の味方になってくれるそうです。

煙山アナ 実際に放送されて生徒の皆さんの声が流れると、とても好評でした!

菊地アナ 実は密かな野望があって、茨城から将来すごいアナウンサーやパーソナリティが誕生してほしいんです。そのためにも『Teen'sFM』を通して下地作りをしていきたいという思いがあります。

例えば広島の学生を応援している広島FMの『大窪シゲキの9ジラジ』(月曜~木曜 20時〜22時)は地元の中高生の皆さんが活躍しています。ラジオに出演した体験を通じてアナウンサーに興味を持ってくれたら嬉しいですよね。『Teen'sFM』もそんなきっかけになる番組にしたいです!

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▲インタビュー企画「最近のWakamonは!」より

※リスナーを求めて河内町へ

ティーンズの皆さんにも人気の番組『菊地真衣のこんなんで、いいのかYO!?』(火曜 19時〜21時)では47都道府県と茨城県内で聴いているリスナー調査を行って、radikoで聴いているリスナーが全ての都道府県にいることが分かりました。

ところが、茨城県内の市町村調査では唯一、河内町だけがリスナーからのリアクションがありませんでした。そこで河内町を盛り上げる企画が立ち上がりました。

菊地アナ なんとしてでも河内町のリスナーさんに『いいのかYO!?』の面白さが届いてほしいと思いまして、9月と10月は河内町にフォーカスした企画を展開しています。

さらに10月20日(日曜)には河内町にある「かわち夢楽」(茨城県稲敷郡河内町長竿4641)で『こんなんで、いいのかYO!?』の公開収録を行います。河内町の皆さんも、もちろんほかの地域の皆さんも、遊びに来てください!

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▲インタビュー当日、おふたりの洋服の柄がそっくりでした


最後は10代に向けた番組のなかから、『I love RADIO』ではまだあまり取り上げていない番組3本をピックアップ。

○Date fm(エフエム仙台)『とびだせ高校生諸君!』木曜 20時〜20時55分

1985年スタート。Date fmで最も長く続いている番組。宮城を代表するシンガー・ソングライター竹森マサユキ(タケモン)が県内高校生と一緒に番組を進行。

学校の日常の様子からプライベートな話まで、トークの時間を長めにとってあります。個人が配信できる世の中ですが、SNSでは配信されていないような類の話もタケモンが引き出します。曲の紹介を高校生が行っているところも初々しいです。

○WBS和歌山放送ラジオ『WA!ERA』土曜 15時〜16時

2016年スタート。三浦ちあきが新しい時代を創る学生をスタジオに招き、一緒に番組を作ります。

番組が始まった当初、同局には学生が出演するような番組がなかったといいます。以前「日本民間放送連盟」が行った学生向けの番組のパーソナリティ座談会で「ラジオからいろいろな声が聞こえてくるほうがリスナーも面白く、興味を持つと思います。

もっと学生が積極的に参加できる番組が全国各地に増えたら、ラジオ界が盛り上がると思います」と話していた三浦さん。番組では山本瑠香が送る「瑠香のDrive Radio!」のコーナーもあり、人気です。

○高知・RKCラジオ『高校生の放課後らじお部!!』金曜 17時15分〜17時30分

高知県の高校の放送部が月替わりで登場。番組のMCも自分たちで担当します。まさに部室で話しているような雰囲気です。

RKCラジオでは高校生に向けた番組が3本あり、放送部に所属する高校生がイチオシの曲を自ら紹介する『放送部のおと』(土曜 8時15分〜8時20分)、県内で音楽活動をしている高校生ミュージシャンの楽曲を紹介する『ハイスクール♪バップス』(火曜 17時25分〜17時30分)も放送されています。

地元の高校生がつくる音楽を紹介する、珍しい企画です。

<了>

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