【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】人と音楽に真摯に向き合い、ゲストミュージシャンが輝くラジオ!~KBC(九州朝日放送)長岡大雅さん~
ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO 第86回
今回はKBC九州朝日放送のアナウンサー、長岡大雅さんに注目しました。長岡さんは2018年4月から2024年12月まで報道テレビ番組『シリタカ!』のキャスターを務めました。
現在は2017年から続く人気音楽番組『ドォーモ×ラジオ』(金曜 24時〜25時)、テレビ番組『高校生のじかん』などを担当。さらに2025年4月からは朝の生ワイド新番組『ポジモン!』(金曜 6時30分〜12時)、そして深夜の生放送『裏!高校生のじかん』(月曜 24時〜25時)のパーソナリティを務めています。
「I lOVE RADIO」では2021年4月に公開した「第39回」で話を伺いました。この時はコロナ禍での話がメインでしたが、今回は改めて長岡さんの仕事との向き合い方や、人となりに迫りました。

ポイントは油断してもらうこと
長岡さんの、人と音楽に対して真摯な気持ちとユニークな姿が現れているラジオ番組のひとつが『ドォーモ×ラジオ』です。
「音楽でご飯を食べている人、音楽を奏で続けてくれている人を、心の底から尊敬している」という長岡さん。迎えるミュージシャンの音源を聴き込むことはもちろん、歌詞もきちんと読み込みます。
さらに、歌詞などが書いてあるミュージシャンの資料に思ったことや気になったこと、勝手な考察、制作への想像、歌詞の世界への妄想などを書き込みます。収録時に参考にするため...というよりは、持っているだけで安心するお守りの意味合いだそうです。
「僕の独断と偏見にまみれた、決してアーティストご本人には見せられない手書きのメモが質問のきっかけになります。自分勝手に想像をめぐらせて、作詞をされた時の心情を妄想することが趣味なんです」と長岡さん。
過去のSNSやブログ等も確認。さまざまな情報をかき集めて、相手の人物像を脳内に描き、ひたすらにシミュレーションをする過程、その妄想をすることがたまらなく好きなのだそうです。
「ゲストの方と喋っている時の楽しい空気が、リスナーの皆さんに伝わることが重要だと思っています。例えばファミレスで隣のテーブルのお客さんがすごく楽しそうに話しているとします。その様子が耳に入ってきて『めちゃくちゃ楽しそう!』と気になって聞き耳を立ててもらうようなイメージで会話をしています。」
(2021年4月「I lOVE RADIO」第39回 インタビュー発言より)
やきそば 長岡さんが楽しんでいるのはもちろん、ゲストのミュージシャンが面白く輝いていますよね。
長岡アナ 自己表現の達人であるミュージシャンのこだわりは誰にもどこかしらにあると思うので、そのこだわりを引き出すサウンドなのか、もっと細かいところで"間奏のギター"という方もいるでしょうし。自分の中で想像して、インタビューで答え合わせをして、その空間がグルーヴした時がめちゃくちゃ楽しいです。
特に、ミュージシャンの皆さんが油断した状態になれば、すっぴんに近い話が飛び出してくるんじゃないかなと思ってて。だから、まずは一緒にいる空間を弾けさせられるように心がけます。
やきそば 確かに油断してもらうのは重要ですよね。
長岡アナ そのために、収録を始めるまでのアイドリングトークがとても大切なんです。収録が始まった時点でトップギアでいきたいので、そこまでのやり取りでどこまで心をほぐせるかが大事だと僕は思ってます。
そのためにも、あらかじめ脳内でシミュレーションして、ニヤニヤしたり、時にはうちのめされたりして...本人不在なのに。ただ、ガチガチに考えるというよりは1割から1割5分ほど余白を残しておいて、予想と違った展開になった時に調整するようにしています。
やきそば 初登場で、カッチカチに緊張されていたらどうしますか?
長岡アナ それはそれで尊重したいと思います。アイドリングトークの時点で「何があっても大丈夫」と相手に安心してもらえるようにしたりとか。目的はたくさん喋ってもらうことではなくて、ミュージシャンの魅力が伝わること、楽曲に込めた思いを伝えてもらうことです。
やきそば 長岡さんはゲストの雰囲気によって、立ち位置を変えてらっしゃるところも面白いです。ある時はお兄さんのように、ある時は弟のように。またある時は長年の友達のように...。
長岡アナ ゲストの方が楽しくあるために、どのように振舞うのがいいのか、考えています。
新しい扉を開く楽しみ
やきそば そもそも『ドォーモ×ラジオ』は、これからきそうなミュージシャンにスポットをあてるのが早いですよね。
長岡アナ ディレクターのヤスコウチさんとフジイさんのふたりの存在が大きいです。ふたりがおすすめのミュージシャンを推してくれるんです。プレゼントの封を開けるようで毎度楽しみです。そういう場面では、限りなくリスナーさんの感覚に近いと思います。
やきそば 長岡さんはゲストを迎えるにあたり、人となりをしっかりと調べたり、曲をかなり聴き込みますよね(「I lOVE RADIO」第39回参照)。そのうえで聴いた印象を長岡さんがしっかりと話してからゲストに質問をするのがとてもユニークだと思います。
長岡アナ 僕の受け止め方が正しいかどうかは別として、自分の感想の伝え方に最大限の配慮をしたうえでお伝えしたほうが、会話の方向に個性が出るんじゃないかと考えています。また、"好き"という思いを伝えさせてもらうことが、ほんの少しでも心のほぐしに繋がってくれていたら本望です。
ただ、非常に難しいところでもあって、せっかくご本人を目の前にしているのに、僕が感想をつらつら喋りすぎてしまうと、ゲストとリスナー双方から「ウザい」と思われるリスクはありますよね。この塩梅は超絶難しいです。解釈の仕方は自由ですから。
やきそば 確かにバランスが難しいですね...。
長岡アナ そうなんです。ただ、ラジオは聴覚情報のみなので、相手のお話を補足することが必要なこともあります。ラジオはより客観性が大事だなとつくづく思います。うまく補足をしながら相手のリズムを乱さないように進めていけたらと。
ミュージシャンに音楽のコアな部分を話してもらうことってとても尊いことなのですが、だからといって僕が噛み砕いて説明しすぎるのも野暮ですので、このあたりは難しいです。
やきそば そんな「『ドォーモ×ラジオ』に出たい」というミュージシャンが多いのもよく分かります。音楽以外の話も面白く引き出されますし。
長岡アナ 本当にありがたいです。一言でミュージシャンといっても千差万別で、完璧武装タイプの方もいらっしゃいますし、抜けた部分が見え隠れする方もいらっしゃいます。そこを掬うと面白い魅力が出てきます。
例えば「理路整然と表面的にはクールに話しているけど、実はパンツはハート柄」なんて、どこか抜けがあると極めて人間的で面白いなぁと。いかにそのハート柄を探し出せるかが勝負の分かれ目だと思います。
バンドマンならではの人生相談
やきそば 『ドォーモ×ラジオ』といえばミュージシャンが不定期で担当するコーナー(現在は「HEY-SMITH 猪狩秀平のお悩み相談所」「クレナズム萌映の音楽研究所」を放送)がありますよね。「音楽研究所」の萌映さんの話の引き出し力も秀逸ですし、猪狩さんの人生相談の竹を割ったような助言も好きです。
長岡アナ 萌映さんはゲストのミュージシャンと話をする時の雰囲気作りがとても良いですよね。HEY-SMITHの猪狩秀平さんは、対応できるジャンルの幅が広すぎて、考えが達観しすぎているところが大変面白いです。
どんな悩みでも返してくれるし、こちらの想定を上回る話が出てきます。国内外でライブをしていることもあって、経験値が圧倒的に常人からは逸脱してます。それでいてまともな芯も兼ね備えているんです。
やきそば そうですね!
長岡アナ リスナーの皆さんから届く悩みがユニークなら、猪狩さんの答え方もユニーク。だから面白いお悩み相談になるんです。

週替わりパートナーと一緒に輝く番組
『ドォーモ×ラジオ』の進行は、長岡さんのほかにもうひとり、週替わりで登場するパートナーと共に放送しています。長岡さんも出演していたテレビ番組『ドォーモ』※1 放送時からおなじみの人ばかりで、ゲストパート以外の時間はふたりのフリートークで盛り上がります。
※1 1989年にスタートした情報バラエティ番組。リニューアルを重ねつつ、2021年まで放送された。リポーターが取材してきたVTRを、生放送のスタジオで紹介。九州・山口のテレビ局でもネットされ、長年高視聴率を獲得。ブームを起こした。生放送で届けるスタイルは2019年まで、およそ30年間続けられた。
ふられた相手を忘れられない人が改めて告白する「やけぼっくいに火をつけろ」、山本カヨの妊娠から出産までを追ったドキュメンタリー「山本かよの妊娠日記スペシャル」、コンバット満が後のロンドンパラリンピック・ゴールボール女子金メダリストである浦田理恵を取材した「見えない世界」、日本各地に存在する酷道、隧道や珍しいジャンクション等を、岡本啓と長岡アナが岡本のマイカーで巡る「前略、道路(みち)の上より」など、数々の名企画を生み出した。
やきそば 『ドォーモ×ラジオ』では、長岡さんと週替わりパートナーがオープニングから高めのテンションで入るので、番組が始まるのが待ち遠しいです。どうすれば、楽しい雰囲気作りができるのでしょうか?
長岡アナ それは何よりパートナー本人が面白いからなんです。ただ、本人から面白く輝けるタイプと、誰かに照らされて輝けるタイプ、みたいな輝き方の違いがきっとあって。
例えばコンバット満さんなんて、ひとりで喋ってもガンガン自然発光してくれます。一方、例えば美舞(みぶき)さんであれば、抱えている輝きを本人が自覚していないので、光を放ってくれるまで角度を変えて照らして照らして...ハマれば「ビカッッ」と輝く、みたいな。
カテゴライズするのも恐縮なのですが、パートナーのキャラクターによって、どのようにアプローチさせてもらったら爆発するか、ニヤニヤしながらいつも考えてます。
やきそば 『ドォーモ×ラジオ』の週替わりパートナーに選ばれると、その人のほかの仕事も増える気がしています。例えばジェフ太郎さんもレギュラー番組がかなり増えましたよね。
長岡アナ レギュラーが増えたのはもちろん本人の魅力によるものだと思いますが、ジェフがどんなに売れても『ドォーモ×ラジオ』ではゾンザイに扱い続けたいなぁなんて。もてはやすより、釘刺していたほうが、そっちはそっちの魅力があるんじゃないかなぁと。
やきそば 確かにそうですね!
長岡アナ もちろん活躍してくれるのは嬉しいです。僕は認めてはいませんけど(笑)。

小学生で味わった苦渋
後半は長岡さんの人となりに迫ります。
長岡さんはもともとプロ野球選手になるのが夢だったそうです。
長岡アナ 子どもの頃からプロ野球選手を目指していましたが、小学6年の時に肘を怪我してしまい、医師に「プロ野球選手になるのは無理かもしれない」と言われました。小学生の時点で告げられてしまったのはショックでした。
『プロ野球ニュース』(フジテレビ)を観るのが大好きで、アナウンサーがプロ野球選手にインタビューをする企画も好きでしたので、アナウンサーを志すようになりました。
やきそば そうだったんですね!
長岡アナ 東京の放送局はひと通り受けて、第一志望だったフジテレビは最終で落ちました。ほかの地域の放送局のアナウンサーを目指すか、ほかの職種を目指して東京で就職活動をするか、親に葛藤を打ち明けました。
「やりたいことをやりなさい。地域や給料にとらわれずに、やりたいことを追いかけてくれたら親は幸せだから」という言葉をもらって、引き続きアナウンサーを目指すことにしました。
やきそば 長岡さんの今のご活躍をみていて、KBCで良かったと思います。
長岡アナ いろいろなご縁に恵まれまして、心から思います。
両親の背中を見て...
やきそば 長岡さんはご両親の影響をかなり受けていますよね。お父様はミュージシャンのポール岡田さんですし。
長岡アナ そうなんです。父はミュージシャンとして活動しています。僕が生まれてからは会社員として働いていましたが、60歳を過ぎて音楽の世界に戻ってきました。好きなことを追いかける大切さを学びました。そんな人生が、とても輝いてみえます。
やきそば お父様とは『ドォーモ×ラジオ』やライブで共演を果たしたこともありましたが、とても格好良くて、インパクトのある方ですよね。
長岡アナ 愛すべきナルシストで、ライブ中は客席から見ても魅力的に自己陶酔できるところが父の強みだと思います。普段はとても優しく、ピュアで真っ直ぐな性格です。
やきそば お母様はいかがでしょう?
長岡アナ 母は洋服のデザイナーをしていました。海外にいることが多かったので、一緒にいる時間は長くはありませんでしたが、母の考え方にも大いに影響を受けています。
やきそば そうなんですね!
長岡アナ 母は自ら足を運んで、自ら見ないと納得しないところがあります。僕も気付いたらその考え方を大切にしていました。人と違うものを目指すとか、ひとつやると決めたことをやり抜くってことも、両親の影響を受けました。
ターニングポイント
やきそば 長岡さんは入社14年ですが、ターニングポイントはいつでしたか?
長岡アナ 間違いなく『ドォーモ』を担当させてもらったことです。入社1年目の秋でした。リポーターを務めたことで全てが変わりました。
やきそば 以前、「I lOVE RADIO」第39回でお話を伺った時の内容をとてもよく覚えています。
長岡さんは深夜のバラエティテレビ番組『ドォーモ』をおよそ6年間担当しました。最初の頃は「自分が面白いと思うこと」を言うことばかり考えていたそうです。
それがイコール番組の面白さに繋がると思っていましたが「そうじゃない」と気付かせてくれた企画がありました。大学の周辺で出会った男子大学生にお願いして、家で料理を作ってもらう企画です。
「番組が大事にしていることは、メディアに出ている人間よりも、街行く皆さんの方が面白いというものでした。彼の魅力を引き出すのが僕の使命だったのに僕がたくさん喋ろうとしたため、ディレクターに『お前は、お前が面白いと思うことを喋るな。とにかく聞き続けろ』と言われました。その一言は大学を出て1~2年しか経っていなかった学生ノリの僕にとって、インパクトが大きかったです。」(「I lOVE RADIO」第39回より)
やきそば このお話はとても興味深かったです。改めて当時を振り返って、いかがですか?
長岡アナ あの頃は本当に何も分からない状態でした。空気も読めず、勢いだけで動いていました。そういう意味では、今もあまり変わっていませんが(笑)。
やきそば 『ドォーモ』は楽しい企画に対して貪欲で、番組も面白かったですよね。
長岡アナ 「出てくれた人が人気者になるように」と言われました。特にローカル番組は街の人が主役にならないと長くは続かないと思います。レギュラー出演者のパワーはもちろん必要ですが、街の人々の爆発的な面白さには敵いません。

博多祇園山笠の大役に抜擢
長岡アナは博多祇園山笠※2 の櫛田入りの場内アナウンスを、2016年より担当しています。舁(か)き手を鼓舞する大役です。 KBCはテレビ開局翌年の1960(昭和35)年に追い山笠の全国初放送を行いました。以来60年以上にわたり、博多祇園山笠の魅力を発信し続けています。 ※2 今年(2025年)784年目を迎える博多の夏の風物詩。毎年7月1日になると、高さ10メートル超の豪華絢爛な「飾り山笠(かざりやま)」が各所に立つ。クライマックスは7月15日の「追い山笠(おいやま)」。重さ1トンもの舁き山笠を、博多総鎮守櫛田神社境内の清道に一気に舁き入れてぐるりと廻り、勢いそのままに早暁の街に飛び出す。
一番山笠のスタートは午前4時59分。長岡アナは櫛田の銀杏(ぎなん)脇の太鼓台から、「30秒前」「20秒前」「10秒前」「5秒前!」とコール。舁き手の「やーっ!」という掛け声と共に山笠は一気に清道へ駆け込んでいく。
やきそば 毎年、ラジオの実況中継を聞いているので、長岡さんのコールもしっかり聞こえてきます。まさに大役ですね。
長岡アナ 独特な緊張感があります。特に最初の頃のプレッシャーは相当なものでした。
やきそば 長岡さんの声がいつも以上にビシっと締まっているように聞こえるのですが、声の出し方は変えていますか?
長岡アナ 前任の逸見明正アナウンサー(※当時)の声を自分の中に叩き込んで、舁き手(の皆さんにとって違和感がないように努めてます。皆さんが勢いよく舁き出せる声はどんな声なのか、といったことも考えます。
誰かのためになれたら
さらに、長岡さんはプライベートでボランティア活動をしています。ご自身が現地に足を運ぶこともあれば、仲間が活動をしている様子や、現地の様子を伝えた投稿をSNSで拡散しています。
やきそば 長岡さんは「困っている人に、なんとかして手を差し伸べたい」という気持ちがとても強いですよね。
長岡アナ 東日本大震災が発生した当時、僕は大学を卒業する直前だったのですが、何も動けなくて、自分の行事や予定を優先して、それがモヤモヤとしこりのように残り続けていました。
そして、2016年に熊本地震が起きた時、気付いたら、ほとんど無意識に近い状態で、自分の車に救援物資を積んで、震源地に近い益城町の役場に届けていました。それが原体験としてあります。
決して大層なことではなく、自分にできる範囲のことだけです。ただ、自分がなにか動かせてもらったり、何かを発信することで、誰かが動くきっかけになってくれたら本望です。
メディアで発信をしながらも「これは誰かのためになっているのだろうか」という漠然としたモヤモヤのようなものも一部あり、それを自分の中で納得させるためにやっているところもあるかもしれません。偽善だと思う人もいるかもしれませんが、少しでも誰かのために役に立てたらそれでいいかなと。
やきそば 被害を受けた人々のことを思うことが大事ですよね。被災地を応援する方法はたくさんありますからね。
長岡アナ そうなんです。地域の特産品を買うのも支援に繋がります。
今春の新たな挑戦
長岡大雅アナウンサーは今春(2025年春)から新たなラジオ番組を担当します。
『裏!高校生のじかん』月曜 24時〜25時

高校生のあなたとナマのじかんを紡ぎたい!
「よろしく先輩!」「青春鼓膜王決定戦!」「高校ステーション」など、ひたすら高校生参加型コーナーでお送りする1時間。
長岡アナ KBCテレビで放送している『高校生のじかん』の"裏バージョン"として始まります。これまで担当していたお笑いコンビ「むなかったん」からバトンを受け継ぎます。
僕も親の目を盗んで布団をかぶって深夜ラジオを聴いていたような高校生だったので、皆さんがコソコソ楽しめたり、心のよりどころになる番組を目指します。
『ポジモン!』金曜 6時30分〜12時

ニュースや暮らしの情報など緩急をつけ、とにかく前向きに...「日本一ポジティブな朝ラジオ」を目指す番組。
料理系YouTuber とっくんとのコラボや、長岡アナ肝いりの雑談一本勝負「雑談無双」など、ポジティブなコーナーを織り交ぜた5時間30分。
長岡アナ 以前『缶詰酒場 長岡』というナイターオフの生放送の番組は担当したことがあるのですが、生放送の長時間のワイド番組は初めてです。聴いた人が少しでもポジティブになる番組にしたいです。
KBCで良かったこと
やきそば 長岡さんがKBCに入社して良かったと思うことを教えてください。
長岡アナ 番組作りに愛がある人たちに出会えたのが何よりの財産です。さまざまなメディアが溢れているなかで、放送局は"情報"を伝えるのが使命ではあります。その一方で KBCには"余白"にロマンを感じる人たちもいてくれたりして。「カッコ悪いはカッコいい」という言葉はディレクターからもらった言葉です。
"くだらないこと"に全力を注ぐ美学をいろいろな方に教えてもらいました。これからもその教えを抱きつつ番組を作ります。
やきそば 確かに、世の中から"くだらないこと"が減ってますよね。
長岡アナ くだらないことに価値観を見出すのって難しいんです。情報はそれだけで価値がありますが、くだらないことは第三者が聴いて「面白い」と思ってもらえるように昇華させることが不可欠で。それはパーソナリティの腕の見せどころだと思っています!
やきそば 春からの番組も期待しています!
<了>