CMの記事一覧
記事数: 165件
-
共感と反感のあいだ ーCMで炎上しないためには
今年一年を振り返ると、しばしば耳にしたのは「CM炎上」のトピック。「炎上○○」が今年のユーキャンの流行語大賞にノミネートされるなど社会的な関心事になりました。 「炎上」の理由は、現状では特に"女性の描き方"や、"家事や育児の表現"に起因するケースが多く見受けられますが、対象は徐々に拡がりをみせつつあります。 当社が長年携わってきた広告効果評価の観点でとらえるなら、CMの「炎上」は、「共感を狙っ
-
「日本で唯一」と「日本初」似て非なる表現の効果は? 〜クリエイティブカルテのご紹介vol.6 POLAリンクルショット
最近では市場が成熟し、オンリーワン・ナンバーワンの訴求は少なくなっていますが、実のところその効果はいかほどでしょう。「日本で唯一」「日本初」という表現について、両方の表現を使った同じ商品のCMからその効果を比べてみます。 POLAの美容液CMで表現の効果を比較してみる 今回取り上げるのは「POLA リンクルショット」。「リンクルショット」とは、POLAが販売している「シワ改善効果のある」薬用美
-
TVCMって、当たれば当たるほど効果的なの? 〜TVCMの接触回数別で分析してみた〜
皆さんは普段、ご自宅などでテレビをご覧になっているとき、TVCMに当たる"回数"についてどの程度意識していますか。 「あ、このCM初めて見たな〜」 「このCMこの前も見たな〜」 と思うことはあっても 「このCM見るの5回目だ〜」 という感想を抱くことはまずないでしょう。 「スリーヒッツセオリー」という言葉があるように、一般に広告は接触回数が3回は必要といわれています。 では、3回
-
VR-Bridgeとは〜スポット取引全般の業務を効率化するために〜
2015年10月にスポット事前作案システムからリニューアルした、テレビ・ラジオスポットCMの取引業務を支援するシステム。標準的に利用されている「タイムテーブル」や「CMスケジュール表」の出力や、出稿後の事後評価まで、ワンストップでキャンペーンの管理を行うことができます。また、広告取引EDIにも対応しており、スポット取引全般の業務を効率化することができます。 主な機能として以下があります。
-
ブランド評価を高めるCMとは?〜ブランド認知を指標とした場合
※本記事は2017年に発刊したVR Digest vol.555に掲載されたものです。著者の所属部署は当時。 商品ブランドの評価を高めるCMとはどのようなクリエイティブのCMでしょうか。 信頼度の高いタレントを起用する?面白おかしい表現でイメージを残す?ただひたすら商品特徴を訴求する?ストーリーで代弁する?など肌感や経験則では理解していても、データで語られることが多くないクリエイティブの話につ
-
CM認知率の上限値は何パーセントか?〜「テレビコマーシャルカルテ」より〜
※本記事は2002年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。 日頃"広告の効果"について「15秒CMと30秒CMの違い」「有効フリークエンシー」などいろいろご質問を頂くのですが、先日「CM認知率の上限値は何パーセントなのか?」という質問を初めて頂きました。確かに「理論上100%」ということは動かざる事実で議論する余地などないのですが、"現実としての上限値"となると「100%
-
広告効果指標の標準値一参考値(Norm値)データ集〜TV−CMカルテSpecial report 2001〜
※本記事は2001年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。 当社では、毎年一回テレビコマーシャルカルテや広告統計データを用いたテレビCM効果に関する分析事例集として「TV−CMカルテSpecial report」を発刊しております。 「Special report '97−'98」ではテレビCMとブランド評価の関係、「Special report '98−'99」ではテレビCM認知率予
-
テレビコマーシャルカルテ(TV−CM KARTE)報告書内容紹介
※本記事は2001年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。 ここでは今まであまり馴染みのなかった方へ、TV−CMカルテの調査項目や内容について報告書に沿って御紹介していきたいと思います。 下図(図1)が、あるテレビCMについての調査結果報告書です。特定の性・年齢毎に集計した各指標の結果と、CMを6コマの写真(モノクロ)と文字に起こしたナレーションで表現したものから成っています。この
-
86年度のヒットCM(ピップエレキバン、コックローチなど)は?〜テレビコマーシャルカルテVol.17〜
※本記事は1987年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。 '86年度のテレビコマーシャルカルテ調査は下記に示すようにVol.14〜Vol.17の4回行われました。そこでそれらの調査結果から'86年に人気を博したTV-CMはどのようなCMかをご紹介いたします。 まずヒットCMの定義をつぎの項目についてみてみます。 1)多くの人が見て知っている(認知率)
-
Mind-TOPTMのご紹介 (*)Mind state at Time Of Purchase
※本記事で紹介しているMind-TOPはサービスを終了しています。※本記事は2002年に発刊したVR Digestに掲載されたものです。 2002年4月から有料化サービスを開始する新しい広告効果指標−「ブランドと広告の心理的POSとしてのMind-TOPTM」サービスについてご案内します。Mind-TOPTMは2001年10月から調査を開始し、3月まで無料にてご利用いただけます。