テレビの記事一覧
記事数: 411件
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「藤田潔・敦」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第23回 スポーツ中継はテレビの開局以来、花形のひとつだ。 現在は、オリンピック・パラリンピックはもちろん、サッカーのFIFAワールドカップ、野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、世界陸上、テニスやゴルフの4大メジャー大会など、スポーツの世界的ビッグイベントをテレビの生中継で観ることは当たり前となっている。 だが1970年代前半まで
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】進化を続ける「ガキ使」
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第39回 僕が毎週見ている番組の一つに「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」があります。 通称「ガキ使」と呼ばれるこの番組。この番組から「笑ってはいけないシリーズ」をはじめとするヒット企画が何個も出ているし、ずっと面白い番組なのだが、個人的にこの1年くらいの「ガキ使」はさらに磨きがかかって面白くなっている気がする。 こんなことを僕が言うのも失
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「新倉イワオ」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第22回 夏になると、テレビ番組でも怪談や心霊企画が多くなる。 バラエティ番組はもちろん、いまは少なくなったが、かつては連続ドラマの中で突如、オカルトがテーマの放送回が挟まれるのも夏の風物詩のひとつだった。 日本におけるオカルトブームの始まりは1973年だといわれている。 「1999年、7の月、空から恐怖の大王が降ってくる」と謳った五島勉による書
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「山田良明」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第21回 『北の国から』(フジテレビ)のような本格派の大作ドラマを手掛けた一方、フジテレビのいわゆる「トレンディドラマ」路線を生み出したのが山田良明だ。 1969年にフジテレビに入社した山田は、何の専門技術もないのになぜか技術局に配属された。わけもわからないままマイクロ回線を扱っていた。4ヶ月ほど経ったある日、廊下に副社長による檄文(げきぶん)が
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】テレビに期待する「事件」
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第38回 フジテレビの「SMAP×SMAP」という番組を作っていた時のこと。 前室で、僕があるメンバーに新企画をプレゼンしていたのだが、そのメンバーはその企画をやることを不安がっていた。しかし、たまたま次の収録である『ビストロスマップ』のコーナーにゲストで来てくれていた爆笑問題の太田さんがその話を聞いていて、「すごくいいと思うよ」と言ってくれた。
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Synapse編集部が行く!日本アニメの現状 Vol.15「アニメ文化の保存と継承」
今回は、すでに日本にとってメインカルチャーとなっているアニメ文化について、そしてアニメ業界が抱える資料やデータの保存、継承に関する現状と課題についてお伝えします。 (Vol.1、Vol.2、Vol.3、Vol.4、Vol.5、Vol.6、Vol.7、Vol.8、Vol.9、Vol.10、Vol.11、Vol.12、Vol.13、Vol.14に続き、Synapse編集部が取材した内容を元にお伝えしま
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】特大ホームランとドラマ
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第37回 最近なにかと話題の視聴率。 いまだに世帯視聴率を取り上げるネットメディアが多い一方で、最近の会議では世帯視聴率のことは本当に話さなくなっていて、個人全体視聴率(4歳以上の個人全体の視聴率)やコア視聴率(各局が重点を置いているターゲットでの視聴率)のことのほうが話題に上がる。 5年前には、テレビ界でこんなことが起きるなんて思ってもみなかっ
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「井上ひさし」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第20回 井上ひさしといえば、直木賞を筆頭に、日本SF大賞、読売文学賞、星雲賞、谷崎潤一郎賞など数多くの賞を受賞した小説家だ。あるいは、岸田國士戯曲賞を受賞し、劇団「こまつ座」を率いた劇作家としての顔を思い浮かべる人も少なくないだろう。 しかし、そんな井上ひさしの"原点"といえるのは、間違いなく「テレビ」。つまり、テレビ作家としての活動だ。代表作
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】「教育」と「笑い」
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第36回 20年ほど前、僕が構成作家として参加していた人気バラエティー番組で起きた話。 番組で作った架空のキャラクターがいて、結構人気があった。仮にAという名前にしよう。 ある日、一般の家庭の父親からプロデューサーのもとに手紙が届いた。 そのお父さんはAと同じ苗字で、それが理由で娘がいじめられている、と。プロデューサーは番組の演出家に相談したが、
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Synapse編集部が行く!日本アニメの現状 Vol.13「地方とアニメの在り方」
今回は、「聖地巡礼」文化や地方自治体のPRアニメなどを背景に、その存在感がまずます大きくなってきている「地方×アニメ」というジャンルについてお伝えします。 (Vol.1、Vol.2、Vol.3、Vol.4、Vol.5、Vol.6、Vol.7、Vol.8、Vol.9、Vol.10、Vol.11、Vol.12に続き、Synapse編集部が取材した内容を元にお伝えします。) 地方を舞台にしたアニメ 近年