バラエティの記事一覧
記事数: 42件
-
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】番組が終わること
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第42回 テレビ番組には必ず終わりが来る。 日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話(以下、「深イイ話」)」。 2008年1月8日に特番として放送されたあとにレギュラー化されたので、番組開始から14年が経った。当初、司会は羽鳥慎一さん&島田紳助さんのコンビだったが、紳助さんが芸能界を引退したことにより、彼のいたポジションに今田耕司さんが入った。
-
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】進化を続ける「ガキ使」
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第39回 僕が毎週見ている番組の一つに「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」があります。 通称「ガキ使」と呼ばれるこの番組。この番組から「笑ってはいけないシリーズ」をはじめとするヒット企画が何個も出ているし、ずっと面白い番組なのだが、個人的にこの1年くらいの「ガキ使」はさらに磨きがかかって面白くなっている気がする。 こんなことを僕が言うのも失
-
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】テレビに期待する「事件」
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第38回 フジテレビの「SMAP×SMAP」という番組を作っていた時のこと。 前室で、僕があるメンバーに新企画をプレゼンしていたのだが、そのメンバーはその企画をやることを不安がっていた。しかし、たまたま次の収録である『ビストロスマップ』のコーナーにゲストで来てくれていた爆笑問題の太田さんがその話を聞いていて、「すごくいいと思うよ」と言ってくれた。
-
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】テレビの「発明」は普遍
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第34回 こないだ、YouTube関連の仕事をしてる人と話した時に、その人は「いや~、おさむさんの作って来た番組の企画、結構パクらせてもらってます」と笑顔で言っていました。 最近、強く思うことがある。 僕は以前テレビ朝日の「お試しかっ!」という番組をずっとやっていて、その中の「帰れま10」というコーナーはいまだに特番でやっています。 企画の柱であ
-
てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「桂邦彦」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第16回 大規模な視聴者参加型サバイバルゲーム番組の先駆けとなり、早くから海外での放送やフォーマット販売(番組コンセプトや演出手法などの販売)を成功させたのが、1986~89年に放送された『風雲!たけし城』(TBS)だ。これまで約150ヶ国で放送され、視聴者側の「攻撃軍」の隊長・谷隼人の元には、いまだに海外からファンレターが来るのだという。 そん
-
てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「佐藤義和」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第14回 今年10月28日、移住先の沖縄で肺がんのため72歳で亡くなった佐藤義和。 佐藤義和は言わずと知れたフジテレビの黄金期を支えたプロデューサー・ディレクター。『オレたちひょうきん族』では「三宅デタガリ恵介」らとともに「ひょうきんディレクターズ」の「ゲーハー佐藤」として番組内に登場し、『笑っていいとも!』ではタモリらから「サトちゃん」と呼ばれ
-
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】今こそコント番組を
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第30回 地上波のテレビが世帯視聴率から個人視聴率を重視するように変わり、若い世代に向けた番組作りが増えてきてはいますが、テレビ全体の予算も下がってきている中、どうしてもネタ番組、トーク番組が増えてしまいます。「おもしろい」というよりも「おもしろそう」な番組が増えている。仕方のないことですが。 これからの時代で大事なのは演出家やプロデューサーの作
-
てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「細野邦彦」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第12回 「これが名器だ!」 ある日の深夜番組『11PM』(日本テレビ)のラテ欄にそんな文言が踊った。お色気も扱う深夜番組で「名器」。世の男たちは「もしかして......」という下心でチャンネルを合わせた。だが、映し出されたものはピアノやバイオリンの"名器"。それでも、高視聴率を獲得した。 そのようにして細野邦彦は人間の欲望を刺激するのに長けてい
-
てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「白井荘也」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第10回 「あの方もバンドマンですよ。ピアノも上手い。休憩中によくジャズを弾いてくれてね。やっぱりミュージシャンの行く道というのは、単なるお笑い番組じゃない。音楽コントもあったしね。あの人がすごいのは、トリオ・ロス・パンチョスとかベニー・グッドマンとかが来日すると、必ず自分の番組に出演してもらうの。だから、僕らは近くで見ることができた。そういうと
-
VRデータでみるコロナ禍とメディア動向 vol.3 STAY HOME期間のテレビ視聴動向について〜ジャンル別視聴率の動向を振り返る〜
コロナ禍で外出自粛が長引く中、在宅率が上がるとともに総世帯視聴率(HUT)は2月末ごろから上昇し始め、前年比は約1.2倍ほどになりました。では、生活者が視聴していたのはどのようなテレビ番組だったのでしょうか。 4月時点では生活者が見たいジャンルとして「お笑い番組」「アニメ」「洋画」が挙げられ、バラエティーや映画といったコンテンツの需要が高まっていることがわかっていますが(※1)、 今回はこのような