ニュースリリース
株式会社ビデオリサーチ(本社:東京、社長:秋山 創一)は、関東・関西・名古屋の3地区の各民放5局を対象に、2015年の年間(1月~12月)テレビCM出稿動向をまとめました。 タレント別に出演しているテレビCMの出稿秒数を見ると、3地区とも携帯キャリアCMに出演するタレントが上位を占める結果となりました。関東、名古屋地区で「濱田 岳」が初めてのトップ、関西地区では「上戸 彩」が再びトップとなり、「濱田 岳」とともにauの三太郎シリーズCMに出演している「桐谷 健太」、「松田 翔太」も、昨年から大きく順位を上げました。詳細は、以下をご覧下さい。
【TOPICS】 ~広告主数のトップは「広瀬 すず」~
出演したCMの広告主数でみると、2015年年間では「広瀬 すず」がトップとなりました。2位は 「山本 美月」、3位は同社数で 「有村 架純」と「石原 さとみ」、5位も 「桐谷 美玲」 「綾瀬 はるか」が同社数で並びました。
※この調査は、ビデオリサーチのグループ会社である株式会社ビデオリサーチコムハウスが、上記3地区で独自の広告統計システムによりテレビ広告データの収集を行なっているものです。
株式会社ビデオリサーチのグループ会社で、日本最大のCMデータバンク。1969年の創設以来、CMデータをさまざまな角度から分類・分析し、テレビ広告統計のシステム化に取り組んでいます。
2015年の年間テレビCM出稿量の推移 (テレビ局広報CMを除く民放5局合計)
- 2015年の年間CM総出稿量をみますと、昨年と比べて3地区共にスポットCMが微増、番組CMが減少し、総出稿量は3地区ともほぼ前年並みの出稿量でした。また、各地区共に1月~6月までは減少傾向となっておりますが、7月以降はほとんどの月で前年を上回りました。
- 広告種類別にみますと、番組CMは3地区共に2月・6月を筆頭に前年より減少した月が目立ちました。関東地区のスポットCMはほぼ各月で増加となり、関西地区は増減を繰り返しほぼ横ばいの結果、名古屋地区のスポットCMは後半に大きく伸びたことが影響し、通年では増加傾向となっています。
年間合計CM総出稿量
月別CM出稿量の推移〈番組+スポットCM〉
商品種類別年間CM総出稿量<番組+スポットCM> 〔2015年1月~12月 上位20商品種類〕
- 商品種類別年間CM総出稿量は、関東地区・関西地区では2015年より新設の商品種類である「オンラインゲーム」が1位となりました。名古屋地区では、東建コーポレーションやミニミニなどの出稿が目立った「住宅・建材総合」が前年に引き続いて1位となりました。「オンラインゲーム」は、ミクシィ モンスターストライクやガンホーオンラインエンターテイメント PUZZLE&DRAGONSなどの出稿が多く、3地区すべてで上位にランクインしました。
- その他、RIZAPやユニバーサルスタジオジャパンなどを含む「スポーツ・娯楽場」が各地区前年を15%以上上回る出稿量となり、マクドナルドや日本ケンタッキーフライドチキンを含む「飲食業」、タケダ アリナミンEXプラスなどを含む「保健薬」、チューリッヒ保険やソニー損害保険などの自動車保険を多く含む「損害保険」なども、3地区共に出稿量を伸ばしました。
※下記商品種類については、2015年1月より実施している「商品種類の追加細分化」によって属する銘柄が変わっているため、前年比を見る際はご注意ください
●「オンラインゲーム」...広告主の業態により「家庭用品機器総合」「通信・web系サービス」「他のサービス」のいずれかに属していたオンラインゲームを、新たな商品種類として新設
●「他の金融」...「他の金融」に属していたクレジットカードのCMを分離(新設した商品種類「クレジットカード」へ)
●「他の非アルコール飲料」...「他の非アルコール飲料」に属していたミネラルウォーターのCMを分離(新設した商品種類「ミネラルウォーター」へ)
- 「オンラインゲーム」は商品種類別で出稿秒数が多かったものの、各ゲームコンテンツの出稿量でみると、起用タレントの上位ランクインには至りませんでした。 これには、タレントを起用せずコンテンツを紹介するCMがあったことや、一年の間に出稿量が目立つゲームコンテンツにおいて起用タレントに変化があったことなどが影響していると思われます。
- また、携帯キャリア各社のCMが含まれる商品種類「郵便・電信・電話」は、関東地区では増加しているものの関西・名古屋地区では減少しています。 しかしながら、年間を通して同じタレントがCMシリーズに起用され続けていたことから、シリーズ出演タレントがランキング上位を占める結果となりました。