ニュースリリース
データ統合ソリューション「VR LINC」を開始
株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:加藤 讓)は、テレビ視聴データをはじめとした、保有するメディアデータおよびプロフィールデータを供給するDMPを開発し、データ統合ソリューション「VR LINC(ブイアール リンク)」を開始いたします。
「VR LINC」はVideo Research Logical Integration for New Communicationの頭文字をとったもので、データ統合機能に特徴があります。意識と行動ログ、オフラインとオンライン、メディア接触と会員情報といった各種データをIDマッチングやデータフュージョン(2種類の異なるデータを融合させること)、推計モデルを用いて統合し、メディアプランニングやデジタル広告配信等にご活用いただくことが可能となります。
企業様保有データに付加価値をつける
各企業様で保有する会員情報やオウンドメディア来訪者の行動ログをベースとしたCRMシステム構築の増加、またデジタル広告配信の拡大に伴い、付加価値を求めた3rdパーティデータへの需要が増えています。 一方で、デジタルマーケティングの実行はWEB上の行動ログが主体となっており、マーケティングコミュニケーションを統合して検討するには意識データやオフライン調査データ、詳細なメディア接触データが不足しているという実態があります。
当社では、それらデータ不足の課題を解消するため株式会社EVERRISE(本社:東京都港区、代表取締役:倉田 宏昌、以下EVERRISE)社協力のもと、DMPを開発しました。「VR LINC」DMPはEVERRISE社のカスタマーデータプラットフォーム「INTEGRAL-CORE」をベースとしており、セキュリティが確保されたデータ蓄積基盤を構築、データ統合機能を駆使し、各種データの連携・受け渡しを容易にします。
「VR LINC」DMPは当社保有データ、ACR/exやVR CUBICをベースに構築され、それらデータを企業様保有のオウンドメディアの行動ログ、サービス利用履歴、会員情報と統合する複数の機能を保持しています。データフュージョンは既にテレビ視聴率とACR/exを統合するサービス「ADvanced tarGET」として、推計モデルはインターネットユーザーに推定プロフィールを付与する「SiteGraphics」として既に実用化している機能です。また、テレビ視聴率調査データをもとに、デバイス単位のテレビ視聴ログに対して、個人視聴行動を推定する機能も搭載予定です。企業様保有の各種データに付加価値をつけるデータ統合ソリューション、それが「VR LINC」です。
メディアプランニングやデジタル広告配信に活用いただけます
「VR LINC」を導入いただくと、オウンドメディアとマスメディアで分断されていたデータが統合され、両者を統一したメディアプランニングの検討が可能となります。意識項目を含むプロフィールデータによるオウンドメディア来訪者の可視化も同時に実現されます。 加えて、オーディエンスデータ事業社様等との連携により、デジタル広告配信への適用も可能となります。意識項目を絡めた配信セグメントや、オウンドメディア来訪者の特性を踏まえた自社専用の配信セグメント開発など、今までにないセグメントでの効果的なデジタル広告配信アプローチが実行できます。
また、トレジャーデータ株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長:三橋 秀行、以下トレジャーデータ)の「TREASURE CDP」を導入し、「VR LINC」DMPとデータ連携を進めております。トレジャーデータ社によるCRMやDMP等を既に構築もしくは今後構築する際、3rdパーティデータとして「VR LINC」DMPよりデータ連携・受け渡しをスムーズに行っていただくことも可能となります。
当社では、「VR LINC」を中心にデータ統合による新しい価値を提案し、メディアプランニングやマーケティング活動を支援いたします。
株式会社EVERRISE 概要
商号 | 株式会社EVERRISE(エバーライズ) |
---|---|
代表者 | 代表取締役 倉田 宏昌 |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木4-11-13 ランディック六本木ビル3F |
設立 | 2006年7月 |
事業内容 | アドプラットフォーム開発、マーケティングテクノロジー開発 |
URL | https://www.ever-rise.co.jp/ |
トレジャーデータ株式会社 概要
商号 | トレジャーデータ株式会社 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 三橋 秀行 |
所在地 | 東京オフィス 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル6F |
設立 | 2011年12月 |
事業内容 | データマネージメント事業 |
URL | https://www.treasuredata.co.jp/ |
「ACR/ex」とは
生活者をフラットに捉える新たなシングルソースデータです。 「生活者属性」「商品関与」「メディア接触」という3つの視点を同一サンプルに調査することで、人・ブランド・メディアを多角的に捉えます。関東・関西・名古屋など主要7都市で約1万人に調査を実施しています。
「VR CUBIC」とは
近年のメディア環境の変化により生じている、「生活者の多様化」、「各種デバイスの登場によるメディア接触の複雑化」「コンテンツ視聴形態の多様化」のそれぞれに対応するため、シングルソースでテレビ/ネットの接触を機械式で測定するサービスです。