ニュースリリース
株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:望月 渡)は、2020年11月17日(火)に「VR FORUM 2020 メディアの新しい価値を見逃すな。」をオンライン開催し、変化に対応しメディアの新たな価値を見出すことをテーマに、各界でご活躍の方々にお話を伺いながら、ビデオリサーチの対応とそのビジョン等を紹介しました。
※VR FORUM2020は終了しました。
VR FORUM 2020では、初の試みとなったオンラインセミナーで全7講演を実施、4,452名のお客様にご視聴頂きました。その中から、ここでは当社代表取締役社長執行役員 望月の講演「メディアの新しい価値創造に向けたビデオリサーチの取り組み」について、紹介します。
*当セミナーにお申し込みいただきました方を対象に、後日すべてのプログラムをオンラインでご視聴いただける予定です。
●メディアの新しい価値創造に向けたビデオリサーチの取り組み(Session.3)
【登壇者】ビデオリサーチ 代表取締役社長執行役員 望月 渡
<講演要旨>
コロナ禍による「生活者の価値観・行動様式の変容」、「デジタル化の進化」という二つの大きなうねりは、メディアに多大な影響を与えています。メディア変革の時だからこそ、メディア本来の価値を再発見すべきです。
テレビメディアで言えば、コロナ禍における報道を通してあらためて認められた"高い信頼性"、今年放送された『半沢直樹シリーズ』やアニメ『鬼滅の刃』で示された "コンテンツ力"、"圧倒的なリーチ力"、"共視聴メディア"というプラス面の特性を、もう一度正面から捉えなおしたいと考えています。
当社が提供しているメディア指標は、広告も含めたメディアの「コンテンツ」に一層注目していくべきであり、デジタルにも対応した形で、ユーザー基点、ターゲット基点で捉え、深く広く進化させていかなければなりません。
そのような課題に対応するには、パネルデータと実数データを掛け合わせ、それぞれのデータの持つ利点を生かすソリューションが必要で、この「パネル×実数」の取り組みは、今年4月から新しいラジオ聴取データ「ラジオ365」として提供を始めています。テレビをはじめとした他のメディアにおいても、視聴形態、デバイス、エリア、メディアの枠を超えて個人基点で測ること、細かな粒度で視聴者を把握すること、リアルタイム性を実現させること、さらに、到達率に加えて様々な質を捉えることが、当社の目指すべき方向です。
メディア指標の他にも当社は創業以来、メディア・広告業界のビジネスを下支えする役割を担わせていただきました。最近では、新しいテレビCM取引 SAS(スマートアドセールス)を支える「枠ファインダ」の提供、放送局様やコンテンツホルダー様が持つ動画コンテンツの権利保護を支える事業会社「Muserk V.I.D.」の設立が挙げられます。
メディアの価値を深く広く、早く正確に算出することは、メディア本来の価値を見える化することであり、メディア・広告ビジネスの拡大と高付加価値化をもたらします。その原動力であることが、ビデオリサーチの存在意義です。
ビデオリサーチは"メディア業界の共通基盤"のサポート役を担うべく、今後も必要な投資と専門領域の研究、人材育成等に取り組んでいきます。そして、媒体社様はもとより、広告会社様、広告主様にも貢献できる"次世代型メジャメント企業"になっていきたいと思っています。
<当日のプログラム>