映画の記事一覧
記事数: 88件
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〜「ROMA/ローマ」の劇場先行公開はキュアロン監督の意向が影響!?〜【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】~劇場公開と配信の間に潜む思惑~
【 小西未来 のハリウッドのいま、日本のミライ】 第7回 2018年12月14日、Netflixは「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督の新作「ROMA/ローマ」の世界配信をスタートさせた。キュアロン監督の子供時代を反映させた半自伝的なドラマで、1970年代のメキシコシティを舞台に、中流家庭のメイドとして働く女性の日常生活を流麗に描いた傑作だ。第75回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる
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トロント国際映画祭2018取材【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】〜映画の"いま"を追い求め、世界中を巡る取材の旅へ〜
【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】 第6回 当サイト「Synapse」の連載「小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ」でもお馴染みの小西さん。ハリウッド外国人記者協会所属の映画ライターとして、数多くの映画やテレビドラマの取材活動に、世界中を飛び回る忙しい毎日を送られています。今回は、そんな小西さんの近況をお聞きしながら、トロント国際映画祭の話題や、これから本格化する賞レース、小西さ
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】〜世界を席巻するアメリカのドラマ制作の強みとは?vol.2 - ストーリーテリング〜
前回の記事はこちら(vol.1) 【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】 第5回 vol.2 日本のテレビドラマ制作の課題 小西さんが考える日本のテレビドラマ制作の課題について教えてください。 日本とアメリカでは、ドラマを作り込むその姿勢が違っているのではないかと思います。アメリカのテレビドラマ制作では、まさに分単位で視聴者を惹きつける工夫を徹底していて、ストーリーに無駄がなく、視聴
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『KIZU‐傷‐』の映像化 「Sharp Objects」が放送開始!【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】〜映画スターがこぞってテレビドラマに進出するようになった理由〜
【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】 第4回 米有料チャンネルのHBOが、新ドラマ「Sharp Objects」の放送を開始した。『ゴーン・ガール』のギリアン・フリンのデビュー小説『KIZU‐傷‐』の映像化で、殺人事件を取材するために故郷に戻ってきた新聞記者が、自らの過去と向き合いながら犯人を捜していくサスペンス。原作同様、ストーリー展開が遅いという指摘はあるものの、「ダラス・バイヤーズ
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ドラマ王者がHBOからNetflixに!【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】〜エミー賞に表れた、米ドラマ界変化の兆し〜
【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】 第3回 7月13日(現地時間)、米テレビ界最高の栄誉とされる、第70回エミー賞のノミネート作品が発表された。「ツイン・ピークス The Return」が主要賞を逃したことや、「Killing Eve」のサンドラ・オーがアジア系俳優としてはじめて主演女優賞にノミネートされたことなどが注目を集めたが、最大のサプライズはNetflixの大躍進だった。 局ご
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〜AmazonStudiosとNetflix〜【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】〜Amazon、「ロード・オブ・ザ・リング」ドラマ化でNetflix追撃〜
【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】 第2回 2017年、Amazonの映像制作部門Amazon Studiosが「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」の映像化権を獲得したとき、ハリウッドに衝撃が走った。 J・R・R・トールキンによるファンタジー巨編は、その後のポップカルチャーに多大な影響を与えた20世紀を代表する文学のひとつである。ピーター・ジャクソン監督が手がけた「ロード・オブ・
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映画『うつくしいひと』で地元に貢献!「その地域で生きることを肯定すること」そして「いつも新たな挑戦を」 熊本朝日放送 小野 史修さん vol.2
熊本朝日放送 東京支社営業部 東京業務部長 小野 史修氏 前回の記事はこちら(vol.1) ─ 小野さんが関わっているプロジェクトの一つに、行定勲監督作品の映画『うつくしいひと』(16年~)シリーズの制作があります。これはどういう経緯で実現したのでしょうか。 行定さんとのことをお話しする前に、熊本県出身で英国ファッションの大御所スタイリスト、馬場圭介さんとの出会いについてお話しします。馬場さん
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映画「いっちょすかん」も公開!「その地域で生きることを肯定すること」そして「いつも新たな挑戦を」熊本朝日放送 小野 史修さん vol.3
熊本朝日放送 東京支社営業部 東京業務部長 小野 史修氏 前回の記事はこちら(vol.2) --小野さんの話を伺っていると、常に熊本のために何ができるかを考えていることが伝わってきます。 やはり社会人をスタートしたコミュニティFM時代の影響でしょうか。第三セクター事業とはいえ、市民の税金をお預かりしている以上赤字では具合が悪い。利益を出さなくてはいけません。自分なりに必死に努力して成果を出