映画の記事一覧
記事数: 84件
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】カリフォルニア州が外出制限を1段階緩和。コロナ対策の制定を急ぐハリウッド
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて経済が急激に悪化するなかで、全米各地で経済活動再開に向けての議論が活発に行われている。現在は米共和党の知事の州を中心に外出制限の緩和が進む一方で、米民主党の知事が率いる州では気の引き締めを訴えている。今年米大統領選挙を控えているトランプ大統領が対立を煽っていると言われていることもあり、未曾有のパンデミックの最中にあってもアメリカは二分されているのだ。 政治
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】新型コロナウイルスの影響で変わりつつある映画興行のあり方
新型コロナウイルスの感染拡大により、アメリカの映画界に激震が走っている。 4月上旬に世界公開を予定していた「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を皮切りに、「ワイルド・スピード9(仮題)」「クワイエット・プレイスPART II」「ムーラン」「ブラック・ウィドウ」など春に公開予定だった注目作が相次いで延期。3月15日に米疾病予防管理センター(CDC)が50人以上のイベントを中止するように勧告する
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】「パラサイト 半地下の家族」が“ありえない”アカデミー賞受賞を果たした理由とは
先日、世界でもっとも有名な映画賞であるアカデミー賞において、韓国映画の「パラサイト 半地下の家族」が作品賞を含む4冠に輝いた。伝統と権威を誇るアメリカの映画賞において外国語映画が作品賞に輝くなど、前代未聞の出来事である。今回はこの歴史的快挙が実現した理由と、受賞が持つ意味について考えてみたいと思う。 92回にも及ぶアカデミー賞の歴史において、外国語映画が作品賞部門にノミネートされたのは、今回
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】アカデミー賞前哨戦のゴールデングローブ賞でヴィーガンメニューが導入された理由とは
ゴールデングローブ賞といえば、アカデミー賞前哨戦のなかでももっとも盛大に報じられるため、その後のレース展開に大きな影響を及ぼすことで知られている。だが、今年の授賞式で導入された新たな試みによって、私たちの生活も影響を受けることになるかもしれない。 (c) HFPA ゴールデングローブ賞の授賞式は、劇場で行われるアカデミー賞とは違ってホテルの宴会場で行われるため、出席者は食事やアルコール類を楽しむこ
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小西未来の『誰でもできる!ハリウッド式ストーリーテリング術』第12回(最終回)人は誰もがストーリーテラー
今回でこの連載はいちおうの最終回。 理由はいくつかあるけど、ストーリーテリング術の基礎を一通りやってきたので、そろそろ実践の機会を提供しようと思ったからだ。 そう、今度はあなたが物語を書く番だ。 いきなりそんなことを言われても、と戸惑う人がいるかもしれない。アイデアはどこから得ればいい? そもそも自分に物語を生み出せるとは思えない、と途方に暮れる人もいるかもしれない。 そんな人は物語を作る行
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小西未来の『誰でもできる!ハリウッド式ストーリーテリング術』第11回 感動のエンディングには何が必要か?
第3幕は、ついに物語の結末を描く箇所だ。主人公は長い旅路の末にどうなったのか?観客に感動を与えるためには、適切に話を締めくくらなくてはならない。 だが、ちょっと待てよ。いったい、どうやったら観客は満足してくれるのだろう? おそらくハッピーエンドにするのが手っ取り早い。日常を揺るがす事態が発生し、ついに対処せざるを得なくなった主人公が、いくつもの葛藤を乗り越え、ついに目標を達成する。パチパチ。 実際
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小西未来の『誰でもできる!ハリウッド式ストーリーテリング術』第10回 可愛い子は奈落の底に突き落とそう!?
何事も始まりがあれば終わりがある。東から昇った太陽はいずれ西の空に沈むし、出会いがあればいつか別れがくる。誕生したものはすべからく死を迎える。 物語も同様だ。魅力的な主人公を登場させ、旅路を描き始めたら、いつかは結末に導かなくてはいけない。それは一緒についてきてくれた読者や観客への義務でもある。終わりのない旅はないのだ。 物語構成における結末(Resolution)を描く部分を、第3幕と呼ぶ。 衝
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小西未来の『誰でもできる!ハリウッド式ストーリーテリング術』第9回 物語の中心部分は、主人公による問題解決の積み重ね
前回、三幕構成における第1幕はSet-Upと呼ばれ、主人公の説明と「異変」を紹介する役割があると説明しました。主人公の日常を描いたあとで、彼/彼女の生活に支障をきたす異変(Inciting Incident)を発生させる。当初は消極的だった主人公も、やがて問題解決に本腰を入れる覚悟を決める。そして、主人公が非日常の世界に飛び込んだとき、いよいよ第2幕のスタートとなる。 物語における三幕構成の比率は
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小西未来の『誰でもできる!ハリウッド式ストーリーテリング術』第8回映画の幕はどこに? 物語の構造を見破るコツ
ハリウッド映画のほとんどは、三幕構成というルールに基づいている。 物語を第1幕(Beginning)、第2幕(Middle)、第3幕(End)と三分割し、それぞれの幕において必要なイベントを起こしていく。物語を効果的に作るうえで不可欠というべきルールで、ハリウッドの映画人はもちろん、一般の映画ファンでも知っている人が少なくない。なにしろ、アメリカの映画批評において「第1幕が長すぎる」とか「第3幕が
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小西未来の『誰でもできる!ハリウッド式ストーリーテリング術』第7回物語の始め方
私事だけれど、ぼくには二人の息子がいる。ピクサーやマーベルのような子供たちでも楽しめる種類の映画の試写には連れていくし、自宅でも映画やテレビドラマを一緒に観ている。ただ、8歳の長男と5歳の次男では年齢差があるから、二人の意見が対立することも少なくない。 先日、自宅で「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」を観ていたときのことだ。10分も経過しないうちに、次男が「たいくつー」と言ってジタバタし