テレビの記事一覧
記事数: 411件
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Synapse編集部が行く!日本アニメの現状 Vol.5 「アニメの楽しみ方の変遷」
これまではアニメの制作側に焦点を当ててきましたが、今回はアニメを楽しむファンの方に焦点を当てて日本のアニメの現状をお伝えします。(Vol.1、Vol.2、Vol.3、Vol.4に続き、Synapse編集部が取材した内容を元にお伝えします。) 1.時代の変化 平成というのは、多様化と分散化が際立った時代と言えます。 昭和の時代は一極集中で、美空ひばり、長嶋茂雄、石原裕次郎、力道山、大鵬などの国民的ス
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】 コントは作品になる
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第25回 志村けんさんが亡くなられたことは非常に残念でなりません。 亡くなられてから追悼番組がいくつか放送されていました。フジテレビのゴールデンタイムで放送されたのは、志村さんの『バカ殿』や『だいじょうぶだぁ』などの名作コント番組。スタジオにはドリフのメンバーやコントを一緒に演じた盟友たち。 放送される前に僕は「亡くなられてそんなに時間もたってな
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世界中で感染拡大「新型コロナウイルス」による環境変化は、テレビ視聴にどのように影響する?
〈「新型コロナウイルス」の猛威〉 2020年の1月中旬から日本でも感染が確認されはじめ、今もなお外出の自粛要請やオリンピックの延期など、我々の暮らしに大きな影響を与えています。国内の感染者数は1万5,000人を超え、世界では370万人以上の感染者が確認されており(5月7日午前10時時点)、その数字はこうして記事を書いている間も増え続けています。家にいる時間が増えたことによって、人々のテレビの視聴
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「砂田実」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第7回 かつてテレビ界には「ショクナイの帝王」と呼ばれた男がいた。久世光彦、実相寺昭雄、今野勉らとともに草創期のTBSを支えた砂田実氏である。「ショクナイ」とは「内職」をジャズマン流に逆さにした言葉。会社を通していない仕事、最近よく使われる言葉で言えば「闇営業」のことだ。 砂田はTBSの社員でありながら、数多くのヒットCMや、コンサートなどのステ
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】 ピンチが生む成功
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第24回 僕が凄く好きなバラエティー番組がある。1990年4月から半年だけ放送されていた『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!』という番組だ。これはフジテレビ木曜9時に放送されていた番組である。 元々この時間は『とんねるずのみなさんのおかげです』が放送されていて超高視聴率だった。だが突然、半年間「充電」と言って番組を休んだ。ネット情報によると、
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【TV2020】恐れずに、テレビの矜持をもって。新しい羅針盤で大海原へ乗り出そう〜筑波大学メディア論教授 辻 泰明さん〜
筑波大学 メディア論教授 辻 泰明さん 2020年3月「NHKプラス」がスタート。これに追随するように、2020年秋以降、民放各社でのテレビ放送のネット同時配信が始まるとみられています。放送と通信の連携・融和が既定路線となるなか、テレビビジネスに携わる人たちが感じている、疾風迅雷のインターネットにのみこまれてしまうのではないかという懸念。それに対して、海外事情にも精通している筑波大学メディア論教授
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【ふかわりょうの魔法が解けたなら】〜最終回 魔法が解けたなら〜
テレビに携わる一人として、ふかわりょうさんが、わかりやすく、且つ愛をもって、テレビの魔法が解けたらどうなってしまうかをテーマに綴られた当連載。第一回で「大河」と表現したテレビの在り様、役割を、全12回プラス番外編を通じてお届けしました。いよいよ最終回。最後にふかわさんが伝えたいこと、是非ご一読ください。 【ふかわりょうの「魔法が解けたなら」】 最終回 <毎週金曜更新> ということで、12回にわ
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【ふかわりょうの魔法が解けたなら】〜第12回・番外編 再放送の是非〜
【ふかわりょうの「魔法が解けたなら」】 第12回・番外編 <毎週金曜更新> もともと全12回なので、本来ならこれが最後なのですが、先日興味深いことがあったので、今回を番外編、次回を最終回ということにしてもらいました。 というのも、テレビをつけたら太川陽介さんと蛭子能収さんがバスに揺られていたのです。以前人気だった「バス旅」はリニューアルした記憶があったので、あれ?好評でまた再開したのかな?と。しか
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「白石剛達」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第6回 いまや「テレ東っぽい」といえば、大抵の場合、褒め言葉として使われる。他のキー局と比べ低予算のため、工夫せざるを得ず、その結果、ドラマでもバラエティでも「テレ東っぽい」と呼ぶしかない独自路線のものが多くなっていった。それが、近年、テレビ的演出過多な番組が蔓延したテレビ界の中でカウンターとして大きな評価を受けるようになった。企画性やオリジナリ
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】 "人類初の経験"を報道する難しさ
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第23回 テレビはコロナウィルスのニュースで溢れている。局や番組ごとに伝え方が違う。 先日、あるお医者さんと食事している時に、その人は言った。「とにかく、人類初の経験をしているということは意識すべきですよね」と。そうなんですよね。人類初だから、わからないんですよ。 コロナ感染者が日本でも出始めの初期、「熱に弱く夏になると終息するだろう」と伝えてい