テレビの記事一覧
記事数: 354件
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「大橋巨泉」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第33回 「野球は巨人、司会は巨泉」 王貞治&長嶋茂雄の「ON砲」全盛時代、そんな決めフレーズでテレビを席巻していたのが大橋巨泉だ。 その言葉通り、大橋巨泉といえば「司会」というイメージが強いが、元々は裏方。放送作家としてテレビに関わっていた。いや、さらに遡るとジャズ評論家でもあった。 子供の頃にジャズのレコードを聴いたことをきっかけにアメリカへ
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1本のBSテレビCMでリーチするのは推計●万人!広告プラットフォーム「BS放送」の"いま"を知る
【この記事はこんな方にオススメ!】✅テレビCM関連の業務に従事されている方✅最近の「BS放送動向」をご存じない方✅広告出稿が可能なプラットフォームの特性を知りたい方 はじめに 皆さんは普段テレビをつける際、「BS放送(*1)」はどのくらいご覧になっていますか。 好きでよく見ている人、ときどき気になってのぞいてみている人・・・視聴の仕方はさまざまかと思います
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】テレビ界の「リユニオン」を考える
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第46回 先日TBSで放送された「音楽の日2022」での男闘呼組の復活。岡本健一さんだけがジャニーズ事務所と契約している状態での復活。これには業界の人もかなり驚いたと思います。 映画「トップガン マーヴェリック」、そして今回の"男闘呼組 期間限定復活"はまさに僕が最近ずっと言っているX世代エンタメ、つまり1965年~1980年生まれくらいの人達が
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データ拡充の最前線【活用編】3,000万人の視聴ログから 自局(番組)の特性を描く
今年、当社の広報誌であるVRダイジェスト(2022年1月発刊)にて、当社グループである"Resolving LAB社(以下RL社)が整備するRL視聴ログ"の概要をお伝えしましたが、ここではその活用事例を紹介します。 記事の中でご紹介しているサービスはこちら RL視聴ログ 関連記事➀ 関連記事➁ まず、RL視聴ログの特徴とし
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「横澤彪」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第32回 今考えると想像がつかないが、70年代、フジテレビのキャッチフレーズは「母と子のフジテレビ」だった。朝は子供向け番組、お昼は主婦向け番組。そして、当時フジテレビの"顔"ともいえる看板番組は『スター千一夜』や『ザ・ヒットパレード』をはじめとする歌謡番組だった。 それが80年代の初頭、「楽しくなければテレビじゃない」という名キャッチフレーズを
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】X世代を興奮させるテレビ作り
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第45回 ここ数年、Z世代という言葉をよく聞きますが、Z世代以外に、Y世代、そしてX世代なんて定義があるのを恥ずかしながら知りませんでした。 Z世代というのは、1997年以降に生まれた人達のこと。 Y世代は1981年~1996年ごろの生まれで、ミレニアル世代とも言われていたり。 で、X世代は1965~1980年生まれで、今の40代~50代中盤とな
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「妹尾河童」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第31回 エッセイ『河童が覗いた』シリーズや、フジテレビでドラマ化されたベストセラー小説『少年H』などで知られる妹尾河童が、元々はフジテレビ社員だったことはどれだけ知られているだろうか。 フジテレビ美術部に22年間在籍し、『夜のヒットスタジオ』や『MUSIC FAIR』を筆頭に数多くの番組の美術セット制作を手掛けていたのだ。 河童がフジテレビに入
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】「はじめてのおつかい」にみえる「狂気性」
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第44回 テレビの未来を語る番組で、「電波少年」シリーズを作った"T部長"こと土屋敏男さんが言っていたことは、テレビを作るうえでの「作り手の狂気」。 この「作り手の狂気」が減ってきたと。確かにそう思う。 土屋さんは「電波少年」シリーズを作ってきた人なので、土屋さんが「狂気」と言うと、あの番組のような「狂気性」のある企画のことだけを指しているように
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「和田勉」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第30回 「ガハハ」と豪快に笑いながらダジャレを繰り出すおじさん。 それが筆者を含め、ある世代以下の和田勉のイメージだろう。 『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ)のレギュラーも務めていたこともあり、一目見たら忘れられないそのインパクトある風貌が、強烈に記憶に残っている。 だが、元々は「芸術祭男」の異名をとるテレビ創世記を代表するテレ
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「赤尾健一」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第29回 とんねるず、ウッチャンナンチャン、ダウンタウン、シティボーイズ、おぼん・こぼん、イッセー尾形、コロッケ、でんでん、小柳トム(ブラザートム)......。 挙げれば切りがないほど、現在も第一線で活躍する人材を生み出した番組こそ、『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ)だ。その演出を担っていたのが、赤尾健一。 1962年に日本テレビに入社する