テレビの記事一覧
記事数: 354件
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【 鈴木おさむ の WHAT’S ON TV ? 】ヤラセの背景にあるもの
【 鈴木おさむ のWHAT’S ON TV ? 】第17回 最近、またヤラセ問題で色々と騒がれている。ヤラセと演出。非常にその線引きは難しい。 僕がチーフで構成に関わっていた『ほこ×たて』は、ヤラセ発覚で終了した。詳しくはネットで調べて貰ったらいいが、個人的には、ラジコンカーと猿の対決で、猿の首を釣り糸で引っ張るという行為。あれを知った時はとても悲しかった。 ちなみに、僕はヤラセをしていたことを知
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2019年米アップフロント報告 好調続く アメリカテレビ広告業界 ただし... やはり気になるGAFAの影
アメリカのテレビ業界は、巨人GAFAの台頭、視聴率の低下という環境の中でも広告売り上げを伸ばしています。その要因は何なのか? 2019年のアップフロントで起こっていることを交えながら、アメリカメディア業界のトレンドをビデオリサーチUSA谷口社長がレポートします。 アメリカテレビ広告業界の動きを占うのに、一番手っ取り早い方法はアップフロント(*1)動向を見る事だといえるでしょう。今年はまだ全ての局の
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Synapse編集部が行く!日本アニメの現状 Vol.3「聖地ビジネスの課題と可能性」
Vol.1、Vol.2に続き、Synapse編集部が取材した内容を元にお伝えする「日本アニメの現状」。今回は、アニメの楽しみ方の一つ、「聖地巡礼」にフォーカスします。その言葉は「2016 ユーキャン新語・流行語大賞トップ10」に選ばれ、翌年2017年からは「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」が毎年発表されています。全国各地のアニメやマンガの舞台となった場所を「聖地」として国内外から作品のファンが訪
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「王東順」篇
今でも語り継がれるような伝説的なテレビ番組の裏側にはいつもテレビマンがいました。彼らが作り出した番組や企画・演出方法は、今の番組にも形を変えて息づいています。そのような優れたテレビの偉人たちに学ぶのが本連載のテーマです。彼らはテレビという世界に何を感じ、テレビを盛り上げるために何を考えてきたのか。テレビっ子ライター・てれびのスキマ(戸部田誠)さんが、独自の視点でお伝えしていきます。 『クイズ・
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Synapse海外調査部発!激動するインドのテレビ業界 〜インドのアニメ番組を知る3つのポイント! 「2億7千万人の子供」「子供向けから大人」「OTT」〜
2億7,000万人の子供がいるインドには、現在20のアニメチャンネルが存在すると言われています。今後、ネットの普及でさらに加速するとみられるアニメコンテンツの浸透についてSynapse海外調査部では、インド・アニメ時代を予感!さっそく業界関係者に取材を敢行しました。 今回は、Netflixで初のインドアニメとして知られ、アジア・中東・北米に6~11歳の年齢層で人気のアニメ『Mighty Littl
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「朝ドラ」だけじゃないNHKの「夜のドラマ」。
NHK のドラマと言えば、「連続テレビ小説(通称・朝ドラ)」を思い浮かべることでしょう。現在放送中の『なつぞら』は、記念すべき朝ドラ第100作目で、前半(19 年4 月1 日〜19年6 月29 日)の世帯番組平均視聴率は21.5% と高視聴率を獲得。新たなキャストも加わり、後半の展開にも期待が高まっています。 そんな「朝ドラ」の印象が強いNHKですが、昨今、「夜ドラ」が注目されているのをご存知でし
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【 鈴木おさむ の WHAT’S ON TV ? 】これからの「冠番組」
【 鈴木おさむ のWHAT’S ON TV ? 】第16回 今年になり「お笑い第七世代」という言葉をよく聞くようになった。 僕らが中学生の時には、ダウンタウンさんやウンナンさんがブレイクした「お笑い第三世代」のブームがあり、19歳でこの仕事を始めてからは、ナインティナイン達がブレイクした「お笑い第四世代」、そしてそのあとにボキャブラブームがあったりした。なんだか、もう第七世代まで来たのかという思い
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【TV2020】環境を変える努力とコンテンツの掛け合わせでテレビの未来は変わる テレビディレクター・映画監督 李 闘士男さん
テレビディレクター・映画監督 李 闘士男氏 東京五輪まで、あと一年。 2020年は、さまざまな業種で一つの分岐点を迎える年と言われています。 テレビにとっても、若者のテレビ離れや人口の減少、NHKによるテレビ番組のインターネット同時再送信の開始、5Gの商用サービス開始など、影響を及ぼすであろう要素が多く、その先行きの不透明さに対する不安の声も聞こえてきます。 今後テレビの何が、どう変化していくのか
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【 鈴木おさむ の WHAT’S ON TV ? 】ドラマに「色」をつけるための挑戦
【 鈴木おさむ のWHAT’S ON TV ? 】 第15回 テレビドラマの「枠」には特色がある。というか、特色がつけられたところが、勝っている。 まずはフジテレビ「月9」。恋愛ドラマが多数誕生したこの枠だが、裏となるTBSの2時間ドラマの終了と共に、職業ドラマが増え、それで世帯視聴率の結果を出しているので、この枠も、そう変化していくのだろう。 テレビ朝日水曜9時は刑事もの、木曜9時は、医者などの
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多様化する視聴者を捉える「ADVANCED TARGET」分析事例〜視聴率にプロフィールデータを紐づける
「VR FORUM 2019 Data Orchestration」でもお伝えしていますが、当社はライフスタイルの多様化、デジタルを中心としたテクノロジーの進化に応じて、テレビの新たな価値創造に向けたデータのあり方を模索しています。 その中のひとつの課題に、従来の性年代だけではテレビの視聴者を捉えきれないという事実があります。世の中の変化を映し、ターゲットとなる生活者をより理解できるように、視聴