テレビの記事一覧
記事数: 372件
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アメリカ広告取引の新しい潮流 NBCUのCFlight
おそらく世界中のどの国でも広告取引は保守的な傾向が強く、新しい取引方法の導入はハードルが高いのではないでしょうか。その中で、米NBCUは今年のアップフロントから新しい広告取引「CFlight」(シーフライト)を導入しました。「CFlight」とは何なのか、前号から引き続きビデオリサーチUSAの谷口社長がレポートします。 NBCUのCFlight〜クロス・プラットフォーム取引の業界標準になれるか?
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J:COM発!視聴ログを活用した新たなマーケティングの可能性〜株式会社ジュピターテレコム(J:COM) 遠田 智洋さん〜
CS広告の営業や企画に携わること15年。遠田さんは、デジタル広告の台頭を感じながら、「J:COM PMP(Private Market Place)」という新たなビジネスモデルの構築に邁進してこられました。従来の概念から脱却しチャンネルの枠を超える。 デジタルに引けを取らないデータを提示しながら、テレビの良さは守っていく。絶妙なバランスで新たな可能性に挑んでいる遠田さんが思い描く、CS業界と「J:
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【ふかわりょうの「魔法が解けたなら」】 〜第3回 信用と信念〜
【ふかわりょうの「魔法が解けたなら」】 第3回 <毎週金曜更新> 「視聴率低迷のため、打ち切りになります」 こういった事例が何度かありました。バラエティ番組はいつまで続くかわからないままスタートするのでこのような表現はあまりされないですが、ドラマのように全12回や1クールなど、期間を決めた上で始まる番組は、「打ち切り」という表現がしばしば使用されます。 この、視聴率低迷を理由に打ち切るという行為こ
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【テレビのミライを創る】大分放送×電通×太陽の家 Vol.2 〜 「太陽の家カンファレンス2019」開催の経緯とこれから 〜
(左から)電通 川崎 寛氏 電通そらり 清水 恒美氏 大分放送 宮地 寛哉氏 大分放送 野上 敦史氏 これからのテレビの役割 ~社会課題に光を当てて、より良い社会を~ 「テレビの世界でこれから仕掛けられそうな新しいコト」を考える、Synapseの企画【テレビのミライを創る】。今回は、大分放送と電通が、大分県別府市にある「太陽の家」とコラボして、社会における障がい者雇用のあり方を考えた「太陽の家カ
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Synapse海外調査部発!激動するインドのテレビ業界〜次の人口世界一の国でテレビチャンネル増大中。今、インドで起きていること〜
近い将来人口世界一の国家となるインドでは、経済の成長に伴い中産階級が増大し、今、非常にホットなテレビマーケットとして注目されています。テレビチャンネルは増加を続け、Netfilix、Amazon勢もインドをアジア重点地域としてとらえていることも伺い知ることができます。 前回に続き、Synapseは成長性が高いインド市場に焦点をあてました。取材に当たっては、統計調査結果を参考にするとともに、インド
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【ふかわりょうの「魔法が解けたなら」】 〜第2回 だからテレビは嫌われる〜
【ふかわりょうの「魔法が解けたなら」】 第2回 <毎週金曜更新> 「CMまたぎ」という言葉は今や、一般の視聴者でもご存知だと思います。 ドラマにしても、バラエティーにしても、いいところでCMに突入し、引っ張って、焦らして、なかなか着地しない。2時間ドラマは、導入部にほとんどCMを入れず、終盤の、もはや離脱できない状況を作ってからCMを連発するので、視聴者はいつの間にか特急から各駅停車に乗せられてし
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】お宝を掘り起こしてリメイク
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第20回 Amazonプライムで「『ぷっ』すま」のコンビ、草彅剛君とユースケサンタマリアさんによる番組が始まると話題になった。 ネット配信番組でハネそうな番組、テレビ局はこれからの時代、もっと本格的に配信用に作るところが増えてくるんじゃないかと思う。 例えば出演者と制作者がやりたいかどうかは置いておいて、「めちゃイケ」や「ごっつええ感じ」をフジテ
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【ふかわりょうの「魔法が解けたなら」】 〜第1回 テレビの魔法〜
【徳永 有美のメディア先読み】のインタビューで、昔の誰もが夢中になったテレビには"魔法"がかかっていて、エンターテインメントの選択肢が星の数ほど増えた今はそれが解けてしまった、と語ったふかわりょうさん。 "魔法"が解けたあと、テレビに求められたことは何なのか?テレビに憧れ、テレビの全盛期を体験し、今なおテレビ出演を続けるふかわさんが、独自の視点で伝える全12回の新連載「魔法が解けたなら」、スタート
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「澤田隆治」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第4回 80年代に興った"マンザイブーム"の礎を築いた人物のひとりだといわれているのが、数多くの演芸番組を経て『花王名人劇場』を生み出した澤田隆治氏だ。 澤田は、1955年、まだラジオ単営局だった朝日放送に入社した。 正式入社前の1月から研修として会社に行き、様々な部署を経験。最終的に制作に配属された。 「お笑いをやりたいです」 制作でどんな番組
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2019年を振り返って思ったこと
天皇のお代替わりとともに新元号が定められ、時代の節目感が漂う2019年でした。ただ、大きな自然災害や、悲惨な事件などもあって、祝賀モードに徹しきれない1年でもありました。国内政治は、安倍首相の在任日数が憲政史上最長となった一方、老後資金問題、大学入試改革、桜を見る会問題など、長期政権の歪みと思しき事案が度々ニュースとなりました。九州では8月に記録的な大雨、東日本では台風19号によって河川氾濫が