小西 未来の記事一覧
記事数: 79件
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】新型コロナの影響でドライブインシアターに脚光
アメリカにおいてドライブインシアターが、再び脚光を浴びている。新型コロナウイルスと共生するための新しい生活様式に、過去の遺物と思われていた娯楽施設が見事に当てはまったためだ。 そもそも巨大な駐車場にスクリーンを配置し、自動車に乗車したままの映画鑑賞を提供する屋外映画館がはじめて登場したのは、1930年代のこと。だが、ドライブインシアターが全盛期を迎えるのは1950年代に入ってからで、ピーク時の19
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】「ハミルトン」が切り開くライブ・キャプチャーの可能性
「ウエスト・サイド物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」の時代から、最近の「レ・ミゼラブル」や「マンマ・ミーア!」に至るまで、ハリウッドの映画界はブロードウェイ劇を題材にしてきた。 演劇を映画に移植する場合、ストーリーや人気曲などは維持しつつ、映画に変換する作業が必要となる。たとえば、演劇では大道具や照明によって作られている物語の舞台は、実際のロケーションに置き換えられるし、役者もぐっと抑
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】低予算&リモート可能! “スクリーンライフ”映画は新たな人気ジャンルとなるか?
今年3月、新型コロナウイルスの感染拡大により、ハリウッドでは映画やテレビの制作が一斉にストップした。アメリカ各州で外出禁止令が段階的に緩和され、ようやく制作再開の動きが出始めているものの、さまざまな安全対策を講じる必要がある。ワクチンや治療薬が開発されるまでは、映像制作の現場が元に戻ることはなさそうだ。 そんななか、コロナ渦の影響をまったく受けずに制作を続けているBazelevsという会社が
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】米興行界の復活のシンボル「TENET テネット」は、予定通りに公開できるのか?
現在ハリウッドで活躍する映画監督に値付けをするとすれば、おそらくクリストファー・ノーラン監督に最高額がつくだろう。なにしろ、「ダークナイト」シリーズをはじめ、「インセプション」「インターステラー」「ダンケルク」と彼の作品はコンスタントにヒットを飛ばしているし、そのほとんどがオリジナル作品である。ハリウッド大作の大半が続編や原作に依存しているなかで、自ら企画を立ち上げ、ヒットに繋げているのだ。
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】カリフォルニア州が外出制限を1段階緩和。コロナ対策の制定を急ぐハリウッド
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて経済が急激に悪化するなかで、全米各地で経済活動再開に向けての議論が活発に行われている。現在は米共和党の知事の州を中心に外出制限の緩和が進む一方で、米民主党の知事が率いる州では気の引き締めを訴えている。今年米大統領選挙を控えているトランプ大統領が対立を煽っていると言われていることもあり、未曾有のパンデミックの最中にあってもアメリカは二分されているのだ。 政治
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】新型コロナウイルスの影響で変わりつつある映画興行のあり方
新型コロナウイルスの感染拡大により、アメリカの映画界に激震が走っている。 4月上旬に世界公開を予定していた「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を皮切りに、「ワイルド・スピード9(仮題)」「クワイエット・プレイスPART II」「ムーラン」「ブラック・ウィドウ」など春に公開予定だった注目作が相次いで延期。3月15日に米疾病予防管理センター(CDC)が50人以上のイベントを中止するように勧告する
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】「パラサイト 半地下の家族」が“ありえない”アカデミー賞受賞を果たした理由とは
先日、世界でもっとも有名な映画賞であるアカデミー賞において、韓国映画の「パラサイト 半地下の家族」が作品賞を含む4冠に輝いた。伝統と権威を誇るアメリカの映画賞において外国語映画が作品賞に輝くなど、前代未聞の出来事である。今回はこの歴史的快挙が実現した理由と、受賞が持つ意味について考えてみたいと思う。 92回にも及ぶアカデミー賞の歴史において、外国語映画が作品賞部門にノミネートされたのは、今回
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】アカデミー賞前哨戦のゴールデングローブ賞でヴィーガンメニューが導入された理由とは
ゴールデングローブ賞といえば、アカデミー賞前哨戦のなかでももっとも盛大に報じられるため、その後のレース展開に大きな影響を及ぼすことで知られている。だが、今年の授賞式で導入された新たな試みによって、私たちの生活も影響を受けることになるかもしれない。 (c) HFPA ゴールデングローブ賞の授賞式は、劇場で行われるアカデミー賞とは違ってホテルの宴会場で行われるため、出席者は食事やアルコール類を楽しむこ
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小西未来の『誰でもできる!ハリウッド式ストーリーテリング術』第12回(最終回)人は誰もがストーリーテラー
今回でこの連載はいちおうの最終回。 理由はいくつかあるけど、ストーリーテリング術の基礎を一通りやってきたので、そろそろ実践の機会を提供しようと思ったからだ。 そう、今度はあなたが物語を書く番だ。 いきなりそんなことを言われても、と戸惑う人がいるかもしれない。アイデアはどこから得ればいい? そもそも自分に物語を生み出せるとは思えない、と途方に暮れる人もいるかもしれない。 そんな人は物語を作る行
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小西未来の『誰でもできる!ハリウッド式ストーリーテリング術』第11回 感動のエンディングには何が必要か?
第3幕は、ついに物語の結末を描く箇所だ。主人公は長い旅路の末にどうなったのか?観客に感動を与えるためには、適切に話を締めくくらなくてはならない。 だが、ちょっと待てよ。いったい、どうやったら観客は満足してくれるのだろう? おそらくハッピーエンドにするのが手っ取り早い。日常を揺るがす事態が発生し、ついに対処せざるを得なくなった主人公が、いくつもの葛藤を乗り越え、ついに目標を達成する。パチパチ。 実際