映画の記事一覧
記事数: 89件
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】ピンチをチャンスに変えた、ライアン・レイノルズの危機対応能力
いきなりだが、あなたが健康器具メーカーの営業担当になったと仮定してほしい。コロナ禍による巣ごもり現象で、会社イチ押しの高級エクササイズバイクの売り上げが急上昇。だが、コロナ後が見えてきたいま、今後の営業方針についてテコ入れの必要性をひしひしと感じている。限られた広告予算をどこでどう投じるべきなのか?費用対効果を考えながら、あれこれ検討していることだろう。 そんなとき突如おいしい話が降ってくる。ある
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】ノーラン監督の新作は最後のハリウッド大作となってしまうのか?
「インターステラー」や「インセプション」などの大作を手がけたヒットメーカーのクリストファー・ノーラン監督が、新作映画「オッペンハイマー(原題)」の製作準備に取りかかった。 "原爆の父"と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材にした歴史ドラマで、主人公のオッペンハイマー役をノーラン組常連のキリアン・マーフィーが演じる。脇を固めるのは、エミリー・ブラント、ロバート・ダウニー・Jr.、マット
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】必然だった "韓国ドラマ「イカゲーム」現象"。日本はガラパゴスから脱出できるか?
Netflixで独占配信中の韓国ドラマ「イカゲーム」の勢いが止まらない。 巨額の賞金に目がくらみ、生死を賭けたサバイバルゲームに身を投じる人々の葛藤を描くこのサスペンスドラマは、9月17日にNetflixで世界配信されるやいなや、たちまちその過激な展開と、視聴者の共感を呼ぶ登場人物たちが呼び起こすドラマ、格差社会という今日的なテーマが話題を呼び、SNSを通じて世界に口コミが拡散。 その結果、世界9
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【記事まとめ】VR Digest +人気記事5選(2021年10月時点)
「ホラー映画」が好きな人はどんな人?調べてみるとホラー映画好きな人はインフルエンサー気質を持つ個性豊かな一面が見えてきました。この記事では、ビデオリサーチのマーケティングデータ「ACR/ex」を用いて、特定のファンの行動や考え方を深掘りしています。
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】動画配信サービスの王者Netflixがゲームに進出する理由
Disney+やHBO Max、Apple TV+、Peacock、Paramount+など、アメリカでは動画配信サービスが群雄割拠の様相を呈しているが、その先駆者であるNetflixが新サービスを開始することが明らかになった。 かつてNetflixの人気ドラマ「ブラック・ミラー」は、特別編「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」において、視聴者がストーリー展開を選択できる機能を搭載して話題を集めた
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】原作者軽視が発覚。快進撃マーベルの死角とは
今となっては信じられないかもしれないが、アメリカン・コミックス(以下アメコミ)原作の映画のヒットが約束されていない時代がしばらくあった。 リチャード・ドナー監督の「スーパーマン」('78)をきっかけに、ハリウッドはアメコミ原作の実写映画化に着手することになるのだが、ティム・バートン監督の「バットマン」('89)や「バットマン リターンズ」('92)は社会現象になるほどのヒットを記録したものの、その
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】"ハイブリッド展開"に暗雲? 「ブラック・ウィドウ」が公開2週目で興行急降下
7月9日、ディズニーのマーベル・スタジオ最新作「ブラック・ウィドウ」が北米で封切られ、8000万ドルという今年最高のオープニング興収を記録した。 アメリカとカナダの大半の劇場は、新型コロナウイルスの影響で1年近くに渡って閉鎖。営業再開後、映画業界はしばらく注目作がない状態が続いていたが、5月公開の「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」が4754万ドル、6月公開の「ワイルド・スピード/ジェットブレ
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】カリフォルニア州が完全再開。ワクチン接種者はマスク不要に
2021年6月15日は、米カリフォルニア州の住人にとって記念すべき日となった。 2020年3月に新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてから、世界の人たちと同様、カリフォルニア州の人々も新たな生活様式を取り入れてきた。同州では感染状況に合わせてリスクを4段階に色分けし、経済活動の制限を定める「Blueprint for a Safer Economy」というガイドラインを設立。厳しい規制を課してきた
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Synapse編集部が行く!日本アニメの現状 Vol.14「劇場版アニメのお金事情」
日本アニメの現状をお伝えする連載、今回は「劇場版アニメのお金事情」を取り上げます。次々にヒット作が登場している劇場版アニメですが、どれぐらいの興行収入があり、そのお金の流れはどうなっているのでしょうか。
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【小西 未来のハリウッドのいま、日本のミライ】AT&Tがメディア部門から事実上の撤退。HBO Maxはどうなる?
米通信大手のAT&Tが、メディア部門のワーナーメディアを分離し、メディア大手ディスカバリーと統合させる計画であると発表した。 AT&Tといえば、2016年に850億ドルという巨額でタイムワーナーに買収を提案。2018年に買収を完了し、ワーナーメディアとして新たなスタートを切る。だが、2020年に肝煎りで動画配信サービスHBO Maxをスタートさせるも低調な滑り出しで、ライバル