テレビの記事一覧
記事数: 372件
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】メディアと「モラル」
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第41回 あるアーティストの方に薦められてNetflixで配信されているアメリカの番組を見た。 一人のコメディアンがライブステージにマイクを持って出てきて、1時間以上喋り倒す。スタンダップコメディというやつだ。 デイヴ・シャペルというアメリカのコメディアン。現在、48歳。「サタデー・ナイト・ライブ」などに出演し人気者となり、2003年には自身の番
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「データ連携により実現する世界」 テレビ視聴ログを使ったデータ拡充の最前線
個人情報の取り扱いが厳しくなる中、保有データの情報リッチ化の観点ではCookieやADIDといった『個人情報と紐づかないID』活用への関心が高まりつつあり、ここ1年でお問い合わせが増加傾向にあります。その一因としてデータの整備がより進んだことが挙げられるでしょう。ビデオリサーチのグループ会社であるResolving LAB社(以下RL社)が整備するRL視聴ログは、2024年7月現在で約3,000万
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てれびのスキマの温故知新〜テレビの偉人たちに学ぶ〜「佐藤輝」篇
てれびのスキマの温故知新~テレビの偉人たちに学ぶ~ 第25回 男装の美輪明宏がカンツォーネの名曲「オーソレミオ」を歌い上げている。 その背後にはなぜか普段着の中年女性が大勢いて、歌っている美輪を尻目にカメラに向かってスイカを黙々と食べ続けている。 意味不明。あまりにもシュール。 このインパクト絶大な映像は近年、テレビ東京の秘蔵VTRを紹介する番組などでは必ずと言っていいほど放送され、そのたびに多く
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【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】ドラマの見られ方
【 鈴木おさむ の WHAT'S ON TV ? 】第40回 昨年、テレビ朝日系列で土曜日の23時台に放送された「先生を消す方程式。」というドラマ。 僕が脚本を書きまして、田中圭主演、山田裕貴、松本まりかなどが出演した学園もの。確か、ここのコラムでも「大きく振りに行く」と書いたかもしれません。(第29回) 簡単にあらすじを説明すると、舞台となる学校の生徒たちは担任の先生を潰すのが好きで、そこに赴任
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【USAメディアレポート】2021年米アップフロント結果 プライムタイムに変化がみえたアップフロント
新型コロナ感染症拡大による経済活動の低迷により、対前年比で微増にとどまった2020年。そのリバウンド効果もあり、今年のアップフロントは各テレビメディアが過去にないほどの収益増を確信しているようです。今回は2021年のアップフロント最新情報と今後予測される業界の展望を、ビデオリサーチUSAの谷口社長がレポートします。 アップフロントとは、その年のテレビの新編成(9月から向こう一年)のテレビCM
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【東京2020オリンピック開催】テレビ視聴の実態を全国レベルで把握
第32回夏季オリンピック競技大会(2020/東京)が2021年7月23日(金)から8月8日(日)の17日間にわたって開催されました。1964年以来、57年ぶりの東京オリンピックは、コロナ禍により1年延期、さらに、緊急事態宣言下、無観客という異例の状況での開催でした。そのような中、日本選手団は史上最多のメダル58個、うち金メダル27個を獲得する大活躍をみせ、多くの印象的なシーンが生まれました。 今回
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1700万人の視聴ログから見るチャンネル変更行動【第1回 視聴チャンネル数の実態とは?】
はじめに あなたは、1日にいくつのチャンネルを見ていますか?推しの1局をずっと見ている人もいれば、見たい番組ごとにチャンネルを変えている人もいるでしょう。また、あなたがチャンネルを変えるタイプだとしたら、チャンネルを変えようと思うのはどのタイミングでしょうか?前の番組が終わったら、次の見たい番組に切り替える場合や、興味を惹かれる番組を探していくつかのチャンネルをチェックすることもあるでしょう。
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1700万人の視聴ログから見るチャンネル変更行動【第2回 チャンネル変更の実態とは?】
はじめに 本連載では大規模視聴ログを用いた視聴者行動の可視化をテーマとし、前回は「視聴者はいくつのチャンネルを見ているのか?」に着目しました。「1局のみ」視聴者が最も多い一方で、複数チャンネルを見る人のほうがゴールデン帯トータルの視聴分数は長い、という結果で、視聴行動の一部を覗き見ることができました。 ところで、視聴者が複数のチャンネルを見ているという点では、どのタイミングでチャンネルを変えてし
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新視聴率調査から1年、広がる浸透、進む活用 BS視聴調査拡充 より詳細な視聴実態把握へ【第1回】
記事の中でご紹介しているサービスはこちら 【全国BS視聴率】 拡く、深く、遍く視聴データへ 2020年4月に開始をした「新視聴率調査」から1年経過しました。これまでお伝えしてきたように「新視聴率調査」は下記を目的として導入し、現在は更なる安定的なデータ提供のため改善に努めています。 「新視聴率調査」では、全国27地区それぞれの調査設計と提供指標の共
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BS視聴調査拡充 より詳細な視聴実態把握へ【第2回】
「拡く、深く、遍く視聴データを捉え、テレビの価値を正しく示す」を掲げて2020年4月、全国27地区において52週調査化、PM化、タイムシフト化を実現しました。それと同時に、山梨、福井、徳島、佐賀、宮崎の5地区も統一調査仕様、小規模サンプルでの調査を開始し、全国32地区の視聴状況、つまりBSの視聴状況が把握できるようになりました。 今回の第2回は、BS放送の価値を示す「指標」への考え方を示しながら、