「好き」や「得意」を活かして成長
挑戦を通じて新たな価値を届けたい
ITマネジメントグループ
Y.Tさん|2021年 新卒入社

自分の「好き」を原動力に
――ビデオリサーチへの入社を希望した理由を教えてください。
大学では理学部数学科で純粋数学を学んでいました。中学時代から数学が好きで、公式がなぜ成り立つのかといった原理に興味を持っていました。大学での学びを仕事に結びつける意識は特になく、就職活動の際には他の業界も検討しましたが、もともとテレビが好きだったことからメディア業界に興味を持つようになりました。
メディア業界全体を俯瞰し、客観的な立場から業界の発展に寄与したいと考え、ビデオリサーチを選びました。数学などのロジカルな分野に興味があり、プログラミングも少し学んだ経験があったため、IT部門を希望しました。

『作る楽しさ』が生む持続的価値
――現在の業務内容を教えてください。
入社二年目から現在の「運用自動化」を担当することになりました。運用標準化を進める取り組みの中で、増えてしまうタスクの自動化に取り組んでいます。例えば、メールやフォームへの回答をトリガーにして情報を成形し、プロジェクト管理ツールのチケットを自動起票したり、サーバーの最初のアラートメールから5分以内に復旧メールが来ない場合、担当者に連絡が入る自動化のシステムの導入に取り組んでいます。これらのノウハウは運用標準化の際だけでなく、さまざまな場面で活用できるため、社内から相談を受け、自動化の導入支援も行っています。
また、IT部門の人材育成業務では自身のタスクにも自動化を積極的に取り入れていて、資格取得状況確認のアンケートフォームからの回答をトリガーに管理台帳を自動更新、回答を促すリマインドメールを自動送信しました。リマインドメールは設定したフローに従って休みの日でも送信されるため、「ずっと働いているの?」と驚かれることもありますが、実際はすべて自動化のおかげです。とはいえ、休みの日にはメールが送られないように見直したほうがよいかもしれませんね(笑)。
ロジックを考えるのが好きなので、自動化のフローを作ること自体が楽しいです。どうすれば楽ができるか、効率化できるかを考えるのは、理系出身者ならではの発想かもしれません。たとえ自動化ツールを構築する時間が手作業と同じくらいかかるとしても、他の業務にも活用できる可能性もありますし、人的なミスも減り、生産性が上がると考えています。

キャリアの羅針盤となった資格取得
――入社後、何かチャレンジしたことはありますか?
中小企業診断士の資格を取得しました。今後のキャリアについて悩んでいた際、先輩に相談したことがきっかけです。「中小企業診断士の勉強をすると、幅広い知識とさまざまな人とのコミュニティを持てるので、自分が本当にやりたいことが見えてくるかもしれないよ」とアドバイスを受けました。経営コンサルタントを目指したわけではありませんでしたが、その言葉に背中を押され、勉強してみようと思いチャレンジしました。
――資格取得で学んだことは、今後の業務にどのように活かせそうですか?
経営戦略や財務、マーケティングなど、幅広い知識を体系的に学ぶことができました。また、フレームワークに沿って論理的に考えをまとめるスキルを向上させることができました。今後は、課題を見つけて改善策を提案、フレームワークに沿って論理的に考え説得力のあるプレゼンテーションをするなど、得た知識をアウトプットできるようになりたいです。
例えば、運用自動化の業務においても、単なる技術的な効率化にとどまらずコスト削減や業務プロセスの最適化といった視点を取り入れることで、より効果的な仕組みを構築できると考えています。また、プロジェクト管理や社内調整の場面でも論理的なアプローチが求められるため、学んだ知識を活かしていきたいです。
中小企業や地方創生に対して関心を持つようになり、特に地方を盛り上げる中小企業に興味を持っています。また、旅行に行くことが好きで、その経験から地域の活性化に貢献したいとも考えるようになりました。ビデオリサーチのデータを活用したコンサルティングや新規事業の立ち上げにも積極的に関わっていきたいと思っています。

「好き」や「得意」を活かして成長
――会社の魅力を教えてください。
福利厚生面では、「カフェテリアポイント」という制度があり、複数の福利厚生メニューの中から自分に合ったサービスを選択できます。私はこの制度を利用してテニススクールに通っており、会社以外の社会人同士のコミュニティが広がり、業務外の時間も楽しく過ごしています。
それから、成果を評価する制度や社員の頑張りを表彰する制度、ジョブローテーション制度などがあり、人事制度がしっかり整っていると感じます。さらに、マネジメント層との距離が近く、自分の意見を直接伝えられる風通しの良い環境も魅力だと思います。
私にとってビデオリサーチは、自分の「好き」や「得意」を活かしながら成長できる場であり、挑戦を通じて新たな価値を生み出せる環境です。これからも、その価値をより多くの人々に届けられるよう努力を続けていきます。
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